［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

「――我は悠久の時を生きるもの――」
そっと指を動かし、
小さな魔法陣を描きながら呟いたその言葉は、
力を持った言葉――呪文。
それに呼応するかのように宙に描かれた魔法陣もまた力を持つかのように、
闇より青白き炎のように揺らぎ姿を現す。
「――我こいねがうは、深淵より来たりし炎――」
そして続く呪文の言葉に魔法陣は呼応し、
輝きを増してくるくると回転を始める。
そして――
「我が前に立ち塞がる愚か者すべてを焼き焦がせ……！
　――必殺！アビスフレイムブラスター！」
呪文を唱えきり、
呪文を発動させるキーとなる言葉と共に、
魔法陣に拳をたたきつけるや否や、
眩いばかりもの青白き炎が魔法陣より解き放たれ、
正面にあるものすべてを焼き尽くし――

「そんな感じの必殺技を身に着けたい。」
どや顔でいう映美莉に対して、
呆れた顔で眼鏡越しにジト目になりながら映美莉を見る少女が一人。
年のころは映美莉と同じか少し下くらいに見えるが、
映美莉の一つ年上である。
「却下、没、どこの中二病や……
　もっとこういい感じの演出とかあるやろ……」
そして、映美莉の言葉に対し、
真向から否定の言葉をたたきつけた。
「ええ……そうか？
　かっこよくない？」
「かっこええか悪いかはともかく、
　少なくとも過剰すぎる演出に、
　過剰すぎる呪文は今はかっこよく思えても、
　後で絶対後悔する奴やで……
　まぁ、創作ネタとしてはありやけど、
　実際に本気で自分でやるんやったら、
　考え直した方がええ……
　まぁ、ネタの提供としてはありがたくもらっとくけど、
　今回の件に関しては完全に没や。
　なんで恋愛系の普通の話に、
　中二病ださなあかんねん。
　いや、そういうキャラだからってのはありやけど、
　本当にできたら中二病やあらへんやん。」
そして、眼鏡の彼女が返してきたのはごもっともな言葉である。
だが――
「しかし、そういう異能がいる可能性がゼロとは言い切れない。
　つまり……何も問題ないのではないだろうか。」
映美莉はドヤ顔で反論する。
「せやから、そういう異能がいるいないは問題やあらへんねん。
　物語の質がかわってまうような異能の持ち主出すわけにはいかへんいうてんねん。
　別の話で出す分には……まぁ、ええんやろけどな。
　……ところで、まぁ、分かり切ってて聞くんやけど……
　うちが止めへんかったら絶対にやっとったやろ。
　自分で。」
「当然――
　やらずにどうするというのか。」
「……アホやアホやと思うとったけど、
　真正やったか。
　――まぁ、うちに初手ナンパとかしかける時点で分かっとったけど。
　しかもどこの王子様やみたいな登場からの落差もひどかったし。
　……ええか。　
　かっこつけるんはええというか、
　どうせ止めても無駄やと思うからええねんけど、
　あんま中二病が過ぎる行為はなるべく避けた方がええで。
　うん。」
間髪いれずに断言した映美莉に対し、
女は呆れたようにそういった。
いったところでどうせやるんだろうなとは女も思っていたが、
いわないよりはマシ……という奴である。
「さっちゃんは手厳しいな。
　しかし、やはりかっこよくあらねば、
　女性を口説くことは難しいし、
　多少やりすぎなくらいの方が印象にも残り、
　いい印象を残せると思うのだが、どうか？」
そんな女に対し、
やれやれと肩をすくめてもうちょっと手心を加えてくれるといいな、
なんて目論見も込めて上目遣いに訴えかける映美莉。
「あざと！？
　あざといで！？
　そういうんは卑怯とちゃうか！？
　せやけど、そんなことしても誤魔化されへんからな！？
　後、さっちゃんいうな。
　うちの名前は佐々紗々那(ささささな)で、
　さの字いっぱい使っとるけど、
　ちゃうな。
　いっぱいつこうとるからこそ、さっちゃんって言われるのは嫌なんや。
　普通に紗々那って呼んでくれへん？
　まぁ、うちは映美莉の事えみりんって呼ぶけどな。
　映美莉って呼ばれけたかったら、
　その……ものをよく忘れる癖なおし？」
それを見てあまりにも見え透いた手におののきながら、
さらりと返す眼鏡の女性――紗々那。
「くっ、
　さっちゃん呼びはダメだというのか……
　いいアイデアだと思ったのに……
　しょうがない。
　レディのいう事はきちんと聞かないといけないからね。
　しかし……むぅ。
　忘れ物癖の事は言わないでほしい。
　これでも気を付けてはいるんだ。
　レディに失態をあまりみせたくないしね。
　しかし、今日も財布を忘れてしまったように、
　なぜか忘れるのだ。
　きちんと懐に入れたはずなのに。」
ぐぬぬとうめく映美莉。
しかも、どうやらまた忘れ物をしたらしい。
懲りないというか、
もはや運命的な何かなのだろう。
もっとも、懐に入れたというのに、落とした訳でも、
盗まれたわけではなく、
家にあるのは分かっている。
なぜなら、落としたとか、盗られただとか、
よほどの異能でないかぎり、映美莉が察知できないわけがないからだ。
なんだかんだで、無駄にスペックだけは高いのである。
この映美莉という女は。
「きちんと懐に入ってたはずなのにないって事は、
　入れ忘れとるやないかい。
　いい加減にしい？
　ま、ええわ。
　困るんはうちやないし。
　そんなことよりも、そういうバトル要素はええねん。
　うちが欲しいんは王子様と女の子の出会い的な何かやねん。
　カッコいいシーンもあれば嬉しいとはいったけど、
　バトル的な要素は多少はええけど、
　過剰すぎるんや。
　どうして、こう、カッコいいシチュエーションとかあらへんの？
　そんなけ女性口説いて、あと一歩まではいつもいけるんや、
　いいシチュエーションとか知っとるやろ。
　青春系恋愛物書こうと思ってるからネタとして教えてぇな？
　って、口説くシーンのいいシチュエーション教えてくれると思うやん？
　そりゃ、確かに口説く過程に、悪漢から人を助けたとかあるにしても、
　いきなりそんな中二臭いシーンから始まるなんて誰が予想するんや……！
　もっとふつーでええねんふつーで。
　過剰な演出いらへんから！
　そういうのは書き手であるうちの仕事やから！」
しかし、このまま映美莉のペースに飲まれていては話が進まないため、
紗々那はそれをよく知っている。
そして、話をうやむやにされて終わらされるのだ。
実際、それで何回か終わった後で、結局伝えたいことが伝わってないのに気付いた上、
それがまた心地よくて楽しくて、
思わずデートの約束を取り付けられてしまったことがある。
デートといっても、昼食を一緒するとか本当に些細なものだが。
いわゆめお友達ではよくあるレベルの話だ。
映美莉がぽんこつでなければ思わずほだされそうなシーンに何度か出くわす事になるが。
「といわれてもだな。
　そういうのがダメってなる普通の話しかないぞ。
　基本的に綺麗なレディに声をかけるのは義務というか、
　カッコいいは意識してはいるものの、
　当然のふるまいをしているだけだからな。
　落とし物を拾ってレディ落としましたよと声をかけたり、
　泣いている女性をみつけたら、泣いている姿は君には似合わない、
　よかったら話を聞こうか？と声をかけたりだな。
　襲われている女性がいたら間に入って助けたり、
　襲っている連中に奇襲をかけて救ったり、
　後は……
　ううむ、もっと詳しく話す方がいいのではないか、
　華麗に脚色も加えて話したいのだが――」
女性に声をかけた経験を思い返しながら、
軽く思い当たった事を話しつつ、
やはり、地味すぎるのでは、などと後になって後悔しつつ、
こうしたらもっとよかったのでは？
などと余計な事を考えている。
無論、余計な事をしなかったからこそよかったのだが、
創作物は劇的にというイメージから勝手に思いをはせて逆効果になっているだけである。
「ええねん、そういうのでええねん！
　脚色したらさっきの二の舞やろが！
　脚色せずに詳しく話してくれるなら望むところやけど、
　絶対話してるうちに脚色する未来しかみえへんから、
　ええわ！
　大体こっちの脳内で保管できるし。
　それにしても、やっぱりネタとしては色々もってるしおいしいんやけど……
　なんでそんなに脚色したがるかなぁ。。。」
はぁ、と映美莉をみてため息を一つ吐き出し、
ジト目で見つめる。
映美莉はちょっと困った顔をして……
「だって、少しでもいい所を見せたいじゃないか。
　レディに相対する上で必要な要素だと思うが……
　それが形になるならなおさらという奴だ。」
「別にえみりんが主人公になるわけやないけどな。
　まぁ、そういう事がさらっといえて、出来るんがいい所やし、
　それがきっかけでこうして色々ネタ提供につきおうてもろとるし、
　楽しいねんけど……まぁ、ええわ。
　ちょっと作業に集中するから、そうやな。３時間後にまた来て。
　晩御飯くらい奢ったるわ。」
どうしたものかと嘆く映美莉に対し、
やれやれと暖かい目でみる紗々那なのであった。

ItemNo.3 スターゲイジー・パイ を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 活力24 敏捷24 強靭24 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

木霊 と別れました。

チビメデューサ をエイドとして招き入れました！

響鳴LV を 7 UP！（LV6⇒13、-7CP）

兎乃(223) により ItemNo.21 ものすごい石材 から射程2の呪器『血の聖杯(鈍器)』を作製してもらいました！
　⇒ 血の聖杯(鈍器)／呪器：強さ786／［効果1］体力40 ［効果2］－ ［効果3］自滅19【射程2】

ItemNo.14 良いお肉 から料理『肉のたたき』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 5 2 5 = 12 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 技巧料理！［ 1 1 6 = 8 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ 肉のたたき／料理：強さ148／［効果1］攻撃28 ［効果2］防御28 ［効果3］増幅28

ItemNo.17 良いお肉 から料理『かつさんど』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 6 4 3 = 13 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 技巧料理！［ 4 1 2 = 7 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ かつさんど／料理：強さ136／［効果1］攻撃28 ［効果2］防御28 ［効果3］増幅28


ItemNo.21 血の聖杯(鈍器) に ItemNo.1 毒液+1 を付加しました！
　⇒ 血の聖杯(鈍器)／呪器：強さ786／［効果1］体力40 ［効果2］腐食30 ［効果3］自滅19【射程2】


イクコ(101) とカードを交換しました！

黒曜星：アーテルバレット （バーニングカード）


スーパーパフォーマンス を研究しました！（深度0⇒1）
スーパーパフォーマンス を研究しました！（深度1⇒2）
スーパーパフォーマンス を研究しました！（深度2⇒3）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

兎乃(223) は 毒液 を入手！
えみりん(1239) は 長い髪 を入手！
えみりん(1239) は ぶにゅぶにゅ を入手！
兎乃(223) は ぶにゅぶにゅ を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
えみりん(1239) のもとに チビメデューサ がものすごい勢いで駆け寄ってきます。
えみりん(1239) のもとに バンシー がものすごい勢いで駆け寄ってきます。

次元タクシーに乗り タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》 に転送されました！


兎乃(223) に移動を委ねました。

タニモリ区 C-12（森林）に移動！（体調30⇒29）
タニモリ区 C-13（森林）に移動！（体調29⇒28）
タニモリ区 C-14（森林）に移動！（体調28⇒27）
タニモリ区 C-15（山岳）に移動！（体調27⇒26）
タニモリ区 C-16（森林）に移動！（体調26⇒25）

採集はできませんでした。
　　 - 兎乃(223) の選択は マガサ区 K-8：チェックポイント《駅舎》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - 兎乃(223) の選択は タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》（ベースキャンプ外のため無効）

［821 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［448 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［490 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［196 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［408 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［323 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［249 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［181 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［104 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［146 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［145 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［287 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［40 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［181 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［80 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［97 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［73 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［45 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［66 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［55 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［1 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［62 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［0 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［20 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

･･･夜空が見える。

　

　

　

どこからともなく無数の光の玉が空へと浮かび上がり、

真っ暗な空間を星々のように彩りはじめる。

　

　

　

少しずつ、少しずつ、

光が寄り添い集まっていくように見える。