［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

――最大の戦いは終わった。
しかし、
それはその時の最大であって、
またやってくる戦いでもある。
次の栄光を勝ち取るために戦え映美莉！
ただし、それは１年後などではなく、
割とすぐに訪れる。
時はきっかりと一か月。
前回の戦いが二月だった事。
そして、普段であれば、高いものを買って終わらせるそれは――
映美莉の突然の思い付きによって全く違うものへと変わった。
最大を超える恐るべき戦い、
その名はホワイトデー。
チョコレートを贈られたものがお返しをする日である。
もっとも、その始まりは、お菓子を売るための方便というか、
宣伝のようなものから始まったわけだが。
お返しのプレゼントはさまざまである。
その時送られたものに気持ちを返す。
三倍返し――というのが通例というかなんというか、
定番みたいな形になってしまった時期もあるが、
あれは当時が経済的に酷く豊かだったころ、
財力をもって女性へのアピールをしていた時代の話なので、
現実的には、気持ちこそが大切というものだろう。
無論、高価なものであれば気持ちがこもっている事にはなるだろうが、
まぁ、気持ちが重すぎても軽すぎてもいけない。
まぁ、以前にもいったように、幸いにも映美莉にとっては、
そういう事は気にしなくてもいいのだが……
つまるところ、何が言いたいかというと、
ちょっとオシャレで安いものを用意して渡せば済む話なのだ。
映美莉も当初の予定ではそのつもりだったし、
それでも十分に気持ちは伝わり、
お返しとしてきっちり成立するだろう。
そもそも、バレンタインでは送る側でもあったのだ。
寧ろ気にしないでもいいとすらいえる。
といっても、
女の子にもてたい映美莉にとって、
贈らないという選択肢は取る事ができない、
そんな選択肢は最初からないも同じなのだが。
さておき……
どうしてバレンタイン以上の戦いになってしまったのか。
それは……
映美莉が自作しようと思ったからである。
まぁ、自作する事については特に問題はない。
定番ともいえる、
飴にしろ、マシュマロにしろ、ホワイトチョコレートにしろ、
そんなに凝ったものでもない限り特に問題はない。
ちょっとオシャレな程度の小物であっても同じだろう。
多少手間取るが問題ないわけではない。
しかし、この映美莉、
事もあろうか選んだのは飴細工である。
材料はシンプルだ。
作る事自体は難しくない。
形成に関しても、簡易的なものであれば……
少なくともそう複雑なものでもなければ素人でもなんとか形になるだろう。
ある程度なれていれば、それなりのものも作れるはずだ。
だが、こともあろうに映美莉が選んだのは……
「……そういえば、ガラスのように透明な花とかどうだろうか。
　綺麗だし、贈った時に見栄えがして、
　食べれない人でも見て楽しんでもらえる……
　プラスチックケースにでもいれて壊れる要素を削れば、
　持ち運ぶのにもそこまで神経質にならなくてもいい……
　……材料には手もそこまで高くはならない、はず、
　きっと、多分、いや恐らく……
　……完璧ではないか？」
すこぶる難易度の高いコースである。
無論、妥協をすればそこまででもないだろう。
しかし、この映美莉という女は妥協するつもりが全くない。
見て綺麗だといえる自分の頭の中の花を再現するつもり満々である。
時間は当然のごとく一か月にみたない。
というより、３月に入ってまもない。
そう。つまり残された時間は１０日ほど。
これがまだ購入するなら話はかわっただろう。
しかし作るとなると……
普通の人間であれば、妥協したものになるだろう。
いくら手先が器用でも、数を作る必要があるからだ。
大量の飴細工の花。
質も含めてしまうと、
それに費やすための時間も労力も膨大で、
そもそもその技量に達するかは怪しい。
幸い、というか、細工系のものは作ってきた土台はある。
ゆえに、基本さえ押さえてしまえばどうにかなるといえばなるだろうが、
それも時間あってこその事だろう。
足りないものが多すぎる。
しかし、映美莉には一つだけその時間をどうにかする方法がある。
それは、己の吸血鬼の力をもってすれば、
寝ずに行動できるということだ。
さらに言えば単位はたりているし、
今は大学にいかなくてもいい時節である。
そう。
時間は作り出すものだ。
不可能ではない。
それに気づいた映美莉の戦いが始まった。
寝ても覚めても飴飴飴づくり。
作っては理想と違うと作り直し、
作り直してはこの方がいいのではないかと遅々として進まない作業。
それでも時間はまってくれない。
ああでもこうでもない、そうやってどんどんと時は過ぎていき……

「今日にいたるという訳だ。
　……いかん、さすがに意識が遠のきそうだ……」
やがてやってくる当日、
結果的にいうと間に合った。
間に合ったし、みんなに渡せて満足してもらった。
そう。
映美莉は勝利したのだ。
映美莉の戦いに。
ただし、その代償は大きかったというか、
さすがに連日連夜ずっと作業をしていればいかに吸血鬼であろうと体力は切れる。
そう。完全に限界いっぱいというやつだ。
そのおかげで、きちんと綺麗な透明な飴の花を全員に渡せたわけだが。
なお、相手の方もきちんと色々してくれたのでもらえはした。
が、一緒にお茶とかいう話になるとまた後日といわれてしまって、
結局一人で帰る事になったのだが。
どうして断られたかというと、
あからさまに映美莉の体調が悪いのがみてとれたからである。
いわゆるやさしさというか……
こういう時に誘いに乗ってしまうと、
映美莉は逆に無茶をするのはしっているからこその対応だろう。
映美莉的には残念で、
無念な事ではあるが、当たり前といえば当たり前の話である。

女の子全員に誘いを断られた映美莉は渡されたお返しの紙袋をもって、
一人寂しく帰路へとつく。
今日は見回りはしないというより、
見回りはできない。
そもそも起きているだけでもぎりぎりいっぱいだし、
集中力は完全に死んでいる。
こんな状態で見回りしても、
何かあっても絶対に見落とす。
見落としがあれば相手の戦力とかも図る事は当然できないし、
不慮の事態にも対応できない。
さらにいえば、いつもなら勝てる相手でも勝てるとは限らないし、
よしんばうまくいったとしても、女の子をさそう余裕は全くない。
ないない尽くしでいいことはない。
こういう時は休むに限る。
というより、休むしかできない。
だからこその直帰である。
後髪引かれる思いがないかといわれると、
思いっきり引かれる思いがあるわけだが、
気持ちだけでどうにかなるレベルを超えていた。
はっきりいって頑張り過ぎである。
自分のペースを考えずに、
無茶をしながら見回りもきちんとしていたからこうなる。
完全な自業自得というものである。
そして、つかれに疲れ切った映美莉はベッドにダイブして、
即座に眠る。
すぐに訪れる眠りは、
泥のようにまとわりついた疲れによってもたらされ……
深い深い眠りに落ちていく。
眠る直前に思ったのは、今日の出来事。
渡せたことへの達成感。
女の子の喜ぶ姿を思い出し、
思わず顔が綻んで――

結局のところ、
映美莉は勝者であり敗者だ。
最後の最後に女の子が誰もいないのは映美莉の敗北で終わったのかもしれない。
疲れに見合ったリターンが無かったことは……
いわぬが花ではあるものの、
どうしようもない事実として残ったのだ。
頑張れ映美莉。
きっといつか報われる日が……
来るんじゃないなぁ。多分。きっと。おそらく。
しかし、月に照らされた安らかにやり遂げた微笑んだ笑顔の映美莉の寝顔と、
ベッドに横にあるたくさんの紙袋。
そこから覗くプレゼントと、
添えられた手紙の数々。
そこにかかれた親愛なるえみりんへの文字は……
今、誰かが傍に寄り添う以上に、
映美莉が愛され、幸せである証なのかもしれない。
映美莉の目論見としては敗北なのかもしれないが……
それ以上に価値があるものが沢山あるのは、
それ以上に素晴らしい勝利である。
そう信じてもいい――
少なくとも幸せなホワイトデー。
皆にわずかばかりの幸せがあると願うかのように、
空の星々が煌めき見ていた。

ENo.223 兎乃 とのやりとり

ItemNo.14 ビーフシチュー を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 攻撃40 防御40 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

倒れた狐面の男女が消え去ると同時に、

小さな光の玉が出て空へと飛び去る。

　




そう言って、その場を去るひょっとこ。

　

　

　

その後、再び狐面が襲ってくることはなかった。

各々が街を愉しんでおり、居酒屋で酒に酔い大騒ぎする狐面までいる。

ただただ、賑やかな街だ。

　

　

突然チャットが開く。








チャットが閉じる。

　

　

　

･････身体の奥から、少し力が湧き出る感覚。


各CP･FPが2増加した！

良いお肉（200 PS）を購入しました。
良いお肉（200 PS）を購入しました。
ものすごい石材（1500 PS）を購入しました。

響鳴LV を 29 DOWN。（LV35⇒6、+29CP、-29FP）

使役LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
百薬LV を 31 UP！（LV4⇒35、-31CP）
料理LV を 7 UP！（LV40⇒47、-7CP）

ItemNo.9 お魚 から料理『寿司』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 4 2 1 = 7 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 技巧料理！［ 5 6 2 = 13 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ 寿司／料理：強さ102／［効果1］活力12 ［効果2］敏捷12 ［効果3］強靭12

ItemNo.4 お魚 から料理『天ぷら』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 5 3 5 = 13 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 技巧料理！［ 1 4 5 = 10 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ 天ぷら／料理：強さ85／［効果1］活力14 ［効果2］敏捷14 ［効果3］強靭14

ItemNo.3 良いお魚 から料理『スターゲイジー・パイ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 5 1 1 = 7 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 技巧料理！［ 6 3 1 = 10 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ スターゲイジー・パイ／料理：強さ171／［効果1］活力24 ［効果2］敏捷24 ［効果3］強靭24


カオス を研究しました！（深度0⇒1）
カオス を研究しました！（深度1⇒2）
カオス を研究しました！（深度2⇒3）

クリエイト：ヴェノム を習得！
サモン：スライム を習得！
クリエイト：バンデージ を習得！
クリエイト：メディカルリキッド を習得！
レフリヘリオ を習得！
秘法妙薬 を習得！
カーラクータ を習得！
アスプ を習得！
サクリファイス を習得！
サモン：アルケミスト を習得！
フィンタン を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

えみりん(1239) は 毒液+1 を入手！
兎乃(223) は 甲殻 を入手！
兎乃(223) は 小さな灯火+1 を入手！
兎乃(223) は 小さな灯火 を入手！
兎乃(223) は 小判 を入手！
えみりん(1239) は 小判 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
えみりん(1239) のもとに チビメデューサ がものすごい勢いで駆け寄ってきます。
えみりん(1239) のもとに 巨大蟻 がものすごい勢いで駆け寄ってきます。

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 兎乃(223) の選択は カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》

MISSION!!
タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》 を選択！
　　 - 兎乃(223) の選択は タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》

［826 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［447 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［491 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［198 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［402 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［323 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［246 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［182 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［103 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［145 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［141 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［277 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［35 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［147 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［77 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［93 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［67 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［43 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［66 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［55 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［0 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［0 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［0 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　　　･････ヴオオォォォ･･･ッ！！

　

　

　

チャットに響く走行音。

　

　

　



　

　

　　　ヴォンヴォンヴォンヴォンッ

　

　




　

アルメシアがバイクで登場する。

　

　

　








　








　

　

　







　

　

　　　――ザザッ

　

　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！