［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

「くっそー！チホにかけっこまけたー！」
「なんであいつ、おんななのにあんなに足はやいんだよー！」
「すごーい！チホちゃん、年長組のおとこのこにもかったー！」

…
……
え、なにこれ……









『さあ、バトンが赤組のアンカーに渡りました！……おーっと凄い！赤組アンカー、どんどん他の組を追い越していきます！』
「いいぞーっ！」
「うおーっ！いけー皆藤ーっ！」

……これ、小学2年生の運動会？
うん、そうだ。なっついなぁ。









「佐藤ー！何とかして止めろーっ！もう今日はそいつに20回も点取られてるんだぞ！」
「そんなこと言われたって…！ああ、くそっ……」
「また決めた！…あの子、ホントにバスケットボール始めてまだ2週間なんだよね…？」

……あ、ウチがバスケ始めた頃だ。小３だっけ？
この頃はパス回しとか全然しないで自分で点取りに行っちゃいがちだったなぁ。








「……」
「……え、今皆藤ダンクした……よね？」
「う、うん。あたしの見間違いじゃなければ……」
「一番背が高い高橋先輩でもできないのに。どんな脚力してんのよ……」

中1の部活だ。気合い入れ過ぎちゃったかなぁ、にひひ。











「……皆藤千穂くん。大会の結果は…惜しかったね。もう少しで全国制覇だったのに。
だが…キミのその脚は他の皆が持っているのとはモノが違う。
是非我が校で、今度こそ全国を掴んでみないか？」

……中３の最後の大会が終わった時のスカウトさんだ。
………














「……ああ。勿論だとも。勿論キミが試合で異能を使ったなんて思ってない、信じてるとも。
だが例え噂だとしても、不正を行った選手を置いておくのは我が校のブランドに関わるんだよ。
分かってくれるね？」

………
………………
………流れ的にそう来るよね、うん。
入学直前になっていきなりウチに異能が目覚めて、学校でちょっとした騒ぎになって。
そんで、なんでか知らないけどそれが推薦先の高校の女バス部に伝わって急に入学取り消しになったんだった。
……今思えば、あれは同じ部の……や、今更そんな事考えたって意味ないけどさ。














「……泣いてるの？」

「あ、ゴメン。驚かせちゃったよね。オレも考え事とかある時はよくここに来るんだ。」

「オレ？深淵見 銀子。キミは…チホちゃんか。」

「……そっか、異能で。
オレの異能は生まれつきだし、大した物じゃないからそういう経験はないけど…」

「チホちゃんならその脚があれば、例え自分の異能に縛られてたとしてもどこへだって行けると思うな。
どんな茨の道の上でも歩けるし、どんな深い地の底からでも跳べるって。
だから……」

……高校1年の春、夕方。ソラコーの非常階段。
忘れるわけがない。例え偽りだとしても、この日を。
あれ、でも……この後、なんて言われたんだっけ。
あれは……















「あっ、目が覚めた！」
「一命は取り留めたってとこだな、良かった」
「でもあの怪我じゃ……」
「バカ、俺たちじゃどうにもなんねぇだろうが。もう行くぞ……」

はっと目が覚め、身を起こす。

「……ここは、ベースキャンプか。そうだ、ウチはクオンと戦って…」
がばりと身を起こす。
そしてキョロキョロと辺りを見回すと、そこは見覚えのある風景。イバラシティ陣営のベースキャンプだと気付く。
ここにいた彼ら彼女らは自分を治療・介抱してくれていたのだろう。
今はもう、そそくさと立ち去っていなくなってしまったが。

「…あれからどうなったんだっけ。足元が急に光って、それから…」
壁に背中を寄りかからせつつ、状況を整理する皆藤。
実の所、彼女は地雷を踏んでからの事は良く覚えていなかった。
ただ一つ確かなのは…アンジニティへと寝返ったバスケ部員。天啓崎　久遠をこの手で殺した事。

「……」
苦々しげに唇を噛む。
単独行動前にメイヴィスに誓った、天啓崎に囚われた同じくバスケ部員の斧寺と樋水を助けられなかった事、そして天啓崎の説得。
そのどちらも果たせずに終わってしまったのだから。

「………　いや、こんな事してる場合じゃないわ。
とりあえず皆と合流しなきゃ。」
暫く深い後悔に沈んでいたが、そう自分に言い聞かせて行動を再開する決意を固める。
地面に手を着き、勢いをつけて立ち上がる…

「(そうだ。今見てた夢でもそうだったじゃん。
どんな茨の道だって歩ける。どんな高みでも飛べる。
ウチの、この脚があれば……！)」


ぺたり。



尻餅。皆藤立ち上がる事なく、その視線の高さは変わらない。

「……え？」

おかしい。
今、確かに立ち上がれた筈。
いくらハザマでの戦いが丸一日経とうとしようとしているとはいえ、こんな単純な動作も出来ないほど疲弊はしていないつもりだ。

「……」
まさか。最悪な事態が頭を過ぎる。
それはない。あり得ない。違うと言ってくれ。
そんな祈りを胸中に抱きつつ、皆藤はゆっくりと自分の脚に視線を移す。




「う、うわ、あ、あああ……！？」

「ああああああああッ！！！」





……その目に映ったのは、皆藤の微かな希望を容易く打ち砕いた。

倒れた狐面の男女が消え去ると同時に、

小さな光の玉が出て空へと飛び去る。

　




そう言って、その場を去るひょっとこ。

　

　

　

その後、再び狐面が襲ってくることはなかった。

各々が街を愉しんでおり、居酒屋で酒に酔い大騒ぎする狐面までいる。

ただただ、賑やかな街だ。

　

　

突然チャットが開く。








チャットが閉じる。

　

　

　

･････身体の奥から、少し力が湧き出る感覚。


各CP･FPが2増加した！

叶鈴(486) から 150 PS 受け取りました。

冬華那(681) に 150 PS 送付しました。
ソラ(639) に 70 PS 送付しました。

貴登子(260) から 羽+2 を受け取りました。

貴登子(260) に ItemNo.31 人形+1 を送付しました。

エリ(967) から 元宝草 を受け取りました。

武術LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
合成LV を 32 UP！（LV1⇒33、-32CP）

竜次楼(61) の持つ ItemNo.1 小さな灯火 から重鎧『大胸筋(サポート済)』を作製しました！

冬華那(681) により ItemNo.30 ものすごい木材 から射程1の呪器『機巧脚用仕込み刃・断絶』を作製してもらいました！
　⇒ 機巧脚用仕込み刃・断絶／呪器：強さ786／［効果1］攻撃40 ［効果2］－ ［効果3］自滅19【射程1】

佐熊鷲弌(1743) とカードを交換しました！

O Shenandoah （マーシャルアーツ）


ルーク を研究しました！（深度0⇒1）
ルーク を研究しました！（深度1⇒2）
ルーク を研究しました！（深度2⇒3）

滑々素材 を習得！
ソードブレイカー を習得！
バックスタブ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

あおい(1659) は 針 を入手！
あおい(1659) は 栄養ドリンク を入手！
貴登子(260) は ボルト を入手！
チホロボ(612) は 栄養ドリンク を入手！
貴登子(260) は 小判 を入手！
貴登子(260) は 小判 を入手！
チホロボ(612) は 小判 を入手！
メイヴィス(1603) は 小判+1 を入手！
メイヴィス(1603) は 小さな灯火 を入手！
メイヴィス(1603) は 小さな灯火 を入手！
チホロボ(612) は 小さな灯火 を入手！
メイヴィス(1603) は 小さな灯火 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
チホロボ(612) のもとに 蚊 が微笑を浮かべて近づいてきます。
チホロボ(612) のもとに バーテンダー がスキップしながら近づいてきます。
チホロボ(612) のもとに 機械犬 が軽快なステップで近づいてきます。

次元タクシーに乗り リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》 に転送されました！


リュウジン区 C-18（道路）に移動！（体調30⇒29）
リュウジン区 C-19（草原）に移動！（体調29⇒28）
リュウジン区 C-20（森林）に移動！（体調28⇒27）
リュウジン区 D-20（森林）に移動！（体調27⇒26）
リュウジン区 E-20（森林）に移動！（体調26⇒25）

［842 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［448 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［201 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［400 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［325 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［240 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［174 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［96 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［142 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［131 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［251 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［32 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［110 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［62 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［72 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［55 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［27 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［46 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［23 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




　




　








　






着物の裾を上げ、脚を見せる。

表面がドロドロし、変色している。

　








ふたりの全身をじーっと観察するカグハ。






ふたりの裾を戻すエディアン。

　

　

　






　

　

　

チャットが閉じられる――