［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

吹雪く空、
身を切り裂くような寒さと静寂の夜――
映美莉は一人、
外から帰り、冷えて濡れた体をシャワーを浴びて、
ゆったりと湯につかり温めている。
「はー……生き返る。」
寒暖についても、吸血鬼の力の為か人よりもはるかに強いのだが、
寒いものは寒いし、
暑いものは暑いのである。
そして、びしょぬれになって気持ちいいものではない。
これは命の洗濯である。
ちなみに今夜の見回りの成果はないというか、
そもそも外に出るような人がほとんどいなかった。
当たり前といえば当たり前であるが、
もし誰かいたのであれば緊急事態だし、
可能性が低いとはいえ零じゃない。
故に出ないわけにはいかなかったのだが、
結果的にはくたびれ損の骨折り儲けという奴である。
――それが平和の証である以上、
文句はいえないのだが。
しかし、このように寒すぎる日だと――
「人肌が恋しい……
　というか……
　はぁ、可愛い女の子と話して心を温め、
　触れ合う事でさらなる温もりが欲しくなる……
　のは贅沢だろうか……
　贅沢なんだろうな……うん……」
映美莉の独り言のように感じ、
呟いてしまっても仕方がないだろう。
暖かい湯は体を温め、
疲れをいやしてくれる。
肉体的にも精神的にも。
それでも、なお温めきれぬ寂しさや、
寒さというものもまたあるものだ。
こうしたときにどう対処し、対応するか。
一番効果的かつ、完璧な方法は、
満たされぬものを満たしてやればいい。
映美莉の場合においては……
女の子を呼ぶことだろう。
幸いというかなんというか、
親しい女性は多い。
ただし、
その親しさが映美莉が欲しい方向性かどうかは別ではある……が、
それでも十分、映美莉の欲求を最低限満たす事くらいはできるだろう。
楽しくトークしながらのんびりするくらいの事は。
しかし、これには大きな問題がある。
今実行するとなると、
それは不可能なのだ。
なぜならば、今の時間は深夜である。
正直いって連絡を取るだけ……
なら方法はあるのだが、
連絡をとって来てくれだとか言える時間ではない。
迎えにいく……という手もあるが、
睡眠は大切だ。
出来ればゆっくり休んで眠って英気を養ってほしい時間である。
自分の都合で振り回す事はないわけではないが、
映美莉にとってこれは振り回し過ぎだと考えるがゆえに、
取れる手ではない。
「……せめて日付が変わる前ならなぁ……」
――つまり、遅すぎるのだ。
ゆえに、取れる手段といえば一つである。
それは……
代償行為。
風呂に入るのは必要があったからとはいえ、
代償行為になりうる。
しかし、それでもなおダメだった場合はどうか。
代償行為ではダメという事になるだろうか？
答えは否。
そうではない。
多少なりとも効果はあったのだ。
ならば、さらなる代償行為を行えばいい。
問題点があるとすれば、その代償行為があるか否か。
家でゆっくりする、
おいしいものを食べる、
おいしいものを飲む。
凍えるような寒さなので、
暖房をつけて暖かくし、
テレビなりなんなりを付けて鑑賞するなり、
音楽を聴くなり、本を読むなり――
何か暇つぶしさえできればゆっくりたりえるだろう。
冷蔵庫があり、
その中にきちんと飲食物があれば、
おいしいものを食べ、
おいしいものを飲むに事足りる。
それで十二分。
十二分ではあるのだが……
「……少々物足りない気もするな……」
風呂から出て、体を丹念にぬぐい、
ドライヤーで髪を乾かしながら、
それだけではなく、
何かアクセントが欲しい。
そんな気分になってしまう。
なるほど、確かに十二分かもしれないが、
それではいつも通りで終わってしまう側面がある。
いつも通り、というのは決して悪いことではない。
変な事をして変な失敗をすることもなく、
分かり切った――
けれどかけがえのない結果を残してくれるからだ。
しかし、
物足りないと感じているときにそれだけで満足できるだろうか。
もちろんやってみたらそれで満足するかもしれない。
高い確率で満足して、
まどろみの中眠り、
起きたらすっきりするなり、
朝まで色々やって朝を迎え、
よし、朝だ、
気持ちを切り替えて今日も頑張るかになるだろう。
だが、
今はどうだ。
それで満足できるのか？
満足できると考えれるのか。
映美莉の中の答えは決まっている。
否。
断じて否である。
それだけでは足りない、
いつも通りでいいのであればそもそも悩む必要も、
考える必要もない。
だからこそ、新たな一手。
それも、
この寒さを吹き飛ばすような一手が欲しい。
むろん、
こんな時間に用意できるものなど限られている。
その上、
寒い吹雪の中風呂に入った後外に出るかと言われれば……
無論、そんなことはしたくないにきまっている。
つまり、
家の中にあるものでどうにかしなければならない。
これは大きな制約である。
家にあるものといえば、
生活に必要なものと、
趣味のものが大多数を占める。
例外的なものはないわけではないが、
衝動買いとか、
興味を失ったものとかでもない限り、
そうそうはない。
では、その中で特別な何かはなかっただろうか。
ちょっとお高めの飲み物とか、
ちょっと豪華なお食事とか……
それを作るための材料とか。
なるほど、
特別なものをかった覚えはないが、
作ろうと思えば作れるな。
作ってみるか？
そうどや顔で髪の手入れをしながら考える映美莉。
だが、本当にそれでいいのだろうか？
特別なものを作る。
自分へのご褒美。
なるほど。
アイデアとしては素晴らしいものだろう。
作れる技術があるかないかでいえば、
技術自体は特別凄いものがあるわけではないが、
普通レベルにはあるので問題なく作れる。
貯蔵には余裕があるし材料自体はある。
ならば何が問題か。
それは単純に手間である。
簡単なものを作るくらいならいいが、
ちょっとしたものを作ろうとなると多少は手間がかかる。
無論、手間をかけずにちょっとしたものを作るレシピとか、
作れる人はいるだろう。
だが、
特別なものを作るなら手間もかけたいと考えるのが人の業ならぬ、
映美莉である。
「……正直、
　餅を焼くとか果物くらいにしたいな……」
そして、面倒だと思ってしまうと、
多少のものを作るのも面倒になってしまって、
結果、手間暇かからぬものにしたいと考えてしまう。
この時点で、
何かを作るという選択肢が消えてしまった。
一度面倒と思ってしまうと、
何事も億劫になるものだ。
満足したいときは特にそう。
その面倒という行為を避けたい気持ちになる。
無論押し殺してしてもいいが、
余計にストレスになるというか、
不満がたまってしまう。
ならばさっぱり諦めてしまう方がいいだろう。
ならばどうする。
何があるのか。
その時、映美莉に電流が走るかのような閃きが訪れた。
「……餅……果物……
　確かみかんがあったな。
　餅にみかん、あとはお茶……
　ふむ……
　となると……
　わかった！
　わかったぞ……！
　我に足りないものが……！
　なんだ、簡単じゃないか。」
それを思いついたのが嬉しいのか、
にやりと笑ってどや顔になる映美莉。
そう。
映美莉が思いついたそれは家の中にあった。
使わずにしまっておいたそれはなんとなくまだいいかなと思って、
いまだ出していなかったもの。
素晴らしいまでのぬくもりと、
素晴らしいまでの心地よさを与え、
餅とみかんにお茶の組み合わせにも完璧……
否、完璧以上にあうといっても少なくとも映美莉にとっては過言ではない。
風呂からあがり、夜着を着て、
身だしなみを整えた映美莉はさっそく、
それを取り出し組み立て始める。
組み立てるといっても、
折りたたまれた脚を４つ、
折りたたんだ状態から元に戻し、
机の形にするだけである。
そして、そこに布団カバーをつければ……
炬燵の完成である。
そう。
冬といえば炬燵。
炬燵はとても心地よく温もりを与え、
炬燵をつけたまま寝てしまわない限り、
こういう寒い日には、
それは最高の癒しを与えてくれる。
みかんとお餅があるのも素晴らしい。
炬燵は和風のものだ。
そして、
炬燵にみかんや餅というものは実に定番である。
さらに言えばお煎餅も在庫があったはずであり、
後はお茶を用意すれば完璧である。
そう。
これほどまでに整えられたお膳立てというものはない。
ならば……
炬燵を出して炬燵に入るのは運命である。
そう考えると気分が乗ってきて思わず鼻歌まじりになりながら、
お餅を焼いてお茶の用意をする映美莉。
後は読書にするか、
テレビで何か鑑賞するかなのではあるが……
せっかくなので、
新年に録画していたものを見ることにした。
そう。お笑い番組である。
焼いたお餅、みかん、お茶、そしてお煎餅を机の上におき、
炬燵のスイッチとテレビのスイッチを入れ、
炬燵に入りながらビデオを起動し、
お笑い番組を見始める。
炬燵から伝わる圧倒的なぬくもりと心地よさ。
そこにシンプルながらもおいしいものを食べ、
それに合う飲み物を飲む小さな幸せ。
そして、テレビの面白く笑わせてくれる出し物の数々は、
心に豊かさを与え暖かくはしてくれる。
「ふっ、これでこそ充実した生活というものだ。」
満足げに頷く映美莉。
その顔はかえってすぐの疲れた顔ではなく、
元気に満ちた笑顔がうかがえる。
小さな幸せでもそこには大きな満足があり、
いつか心の寒さも体の寒さも忘れるように消え、
たまった疲れもどこかへふっとんでいき、
ただただ……温もりと幸福感だけが満ちていく。
――寒かったからこそ与えられる幸福。
それに深く感謝をしながら、
映美莉の一日が過ぎてゆく。
この幸せを明日への活力にかえて、
明日への頑張りにかえるだろう。
寒い日の映美莉の一日の一幕であった。

ItemNo.17 ぱんけぇき を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 器用14 敏捷14 耐疫14 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

ゾンビを一掃すると、物陰から再び何かが現れる。

　



ロストのフレディオ･･･のようだ。

　




周囲に散乱したゾンビを眺め、




　

こちらの姿をじーっと確認する。






真剣な眼差しで訴える。

　




考え込むフレディオ。

　

　

　





フレディオは芋焼酎を欲しているようだ。

エロ本と間違えないよう注意しなければならない。

百薬LV を 10 DOWN。（LV30⇒20、+10CP、-10FP）

武術LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
使役LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
領域LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
付加LV を 5 UP！（LV84⇒89、-5CP）

ItemNo.14 すごいお肉 から料理『ビーフシチュー』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 5 1 4 = 10 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 技巧料理！［ 1 4 3 = 8 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ ビーフシチュー／料理：強さ195／［効果1］攻撃40 ［効果2］防御40 ［効果3］－

ItemNo.30 良いお肉 から料理『肉どうふ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 5 3 5 = 13 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 技巧料理！［ 5 3 5 = 13 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ 肉どうふ／料理：強さ180／［効果1］攻撃28 ［効果2］防御28 ［効果3］増幅28


兎乃(223) の持つ ItemNo.9 ラビットファイア に ItemNo.21 コベリン を付加しました！

リンカ(332) とカードを交換しました！

具現化：包帯乱舞 （ルミネセンス）


グラーシーザ を研究しました！（深度0⇒1）
グラーシーザ を研究しました！（深度1⇒2）
グラーシーザ を研究しました！（深度2⇒3）

☆ソードブレイカー を習得！
☆トリクラット を習得！
☆ワイヤースライス を習得！
☆シャークトゥース を習得！
☆ヘカトンケイル を習得！
☆ザナドゥ を習得！
☆初習得ボーナス：各FPが12増加した！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

兎乃(223) は 人形 を入手！
えみりん(1239) は 毒液+2 を入手！
えみりん(1239) は 腐肉+3 を入手！
えみりん(1239) は 腐肉+1 を入手！
えみりん(1239) は 腐肉 を入手！
兎乃(223) は 腐肉 を入手！
えみりん(1239) は 腐肉 を入手！
えみりん(1239) は 腐肉+1 を入手！
えみりん(1239) は 腐肉+1 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
えみりん(1239) のもとに ケットシー がものすごい勢いで駆け寄ってきます。
えみりん(1239) のもとに 毒蜘蛛 が口笛を吹きながらこちらをチラチラと見ています。

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『マガサ区 K-8：チェックポイント《駅舎》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 兎乃(223) の選択は マガサ区 K-8：チェックポイント《駅舎》

MISSION!!
ヒノデ区 E-4：海鳥カフェ を選択！
　　 - 兎乃(223) の選択は ヒノデ区 E-4：海鳥カフェ

［860 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［443 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［193 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［400 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［320 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［225 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［161 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［91 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［144 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［129 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［221 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［28 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［92 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［58 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［64 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［51 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［23 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［14 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




久しぶりにチャット画面に映るふたり。

　





引きつったような表情。

　







　





　





　

　

　

　




　

　

　

不自然にチャットが閉じられる――

ヒノデ区、海鳥カフェ。

眺めの良い海辺･･･とは、ハザマではあまり言えないが、

お店自体はイバラシティでの様子とあまり変わらないように見える。

　

･････ある点を除いて。

　






　

一切の鳴き声をあげず、カフェの周囲を飛んでいる。

その目は既にこちらを捉えており、巨体が静かに近づいてくる･･･