［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

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【データが破損しています】

【サルベージを実行】


【記録5～20　サルベージ失敗　破損率99.9％　解読不可能】


【記録21　サルベージ完了　破損率0.5%】


【データをロードします】

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【夜明けと黄昏の記録　其の二十一】

――懸念していた事態がついに訪れた。
回りくどい言い方をする必要はないだろう、このイバラシティで最も親しくなった者との戦闘だ。
決闘システムを避けることが不可能になった今、いつそれが起きてもおかしくはない。
覚悟はできていた。……ただし、それは"僕に限っての話"だ。

「月夜さん」
「……」

壁にもたれている親友に声をかける。
今回戦う――最悪、殺し合いをすることになる相手こそ、彼の恋人であるかの人であった。
1時間前にそれが告げられた時の互いの表情が絶望に染まっていたのが、今も脳裏に焼き付いている。

逃げる術はない。戦うしかない――互いの命をかけて。
でなければ互いが互いの陣営に疑惑をかけられ、より最悪の事態も考えられるからだ。
何とか共にあれる方法を互いに探すと言っていた……だけど、それ以前の問題になってしまうのは避けなければならない。

「……月夜さん」
「……何？」
「――本当に戦えますか？彼と」
「っ……」

俯く彼の顔は見えないけど、唇を噛み締めて殺した声は聞き取れた。
彼は自分の大切な人を傷つける相手に対しては一切の容赦をしないスタンスを取ることは容易だが、その大切な人を相手にする場合の覚悟を持つことが非常に困難な人格だ。

「……答えないので、僕からはっきり言わせてもらいますが――無理ですね。貴方はそういう人ですから」
「……けど、戦うしか、無いんだろ……」
「ええ、そうです。戦うしかありません、ですがここは戦場です。
　イバラシティとアンジニティによる戦争の舞台です。その迷いは間違いなく命取りになる」
「……わかってるよ」
「いいやわかってない。わかっているならいつまで経ってもふさぎ込んでないでしょう、貴方なら」
「わかってるよッ！！」

久しぶりだ、彼のこんな声を聞くのは。
戦いを避けられないことの悔しさと、大切な人と形であっても殺し合わなければならないことの悲しさと、何よりもその事態を避けられず互いの理想の答えを見つけ出せていなかった自己嫌悪――含んでいる感情はそれぐらいだろうか。
彼はこの事態に嘆くんじゃなくて、この事態を作ってしまった自分の無力さを嘆く人。
今こうして僕の胸倉を掴んだけど、すぐに離してごめんと一言謝りを入れるぐらいなんだから。

「……ごめん。八つ当たりみたいになった」
「気にしていませんよ。月夜さんは元からそうでしたし？任務の結果だってこんな事態があるとないとで著しく違ったことが何度ありましたかね？」
「……ごめん」
「怒ってないですってば。もう……貴方は兵士としては優しすぎるんですよ」

その優しさが僕は好きなのだけれど。

「優しいって言ってもらえるのは、嬉しいけどさ。結局何もできてねえじゃん。向き合うしかないのに、向き合えないまんまでさ。それじゃダメだって――わかってるのに」
「ええ、貴方らしいです。……僕から一つ言わせてもらうなら、そうですね。貴方が無理してこれに向き合う必要はない」
「……日明？」
「――こういう"汚れ役"は、僕のような冷血人間がやることですから」

彼の目が見開いた。
再びその大きな手が僕の胸倉を掴み上げる。

「まあ、そうきますよね」
「ふざけんな。お前にだって俺はそういうことさせたくねえってのわかってんだろ、お前だけに背負わせるぐらいなら――」
「その台詞そっくりそのままお返しします。僕だって貴方にさせたくない――いいや、貴方がすべきじゃない。
　仮に本当にやってみたら貴方自己嫌悪で潰れるの目に見えてますもの」
「日明だって本当はこんなことしたくないんだろうが！！いつもいつもそうやって自分が汚れ役すればいいって顔しやがって！！」
「月夜さんこそ何かと何でも自分のせいにすればいいって顔してるでしょうが。今更都合のいいこと言ってんじゃないですよ」
「っ……この――ッ！！」

彼が拳を振り上げようとして――下ろした。
僕は思わず笑みが溢れる。
いっそのこと殴られて殴り返して、喧嘩になってもいいと思っているのに――絶対にそうしようとはしないんだから、貴方は。


「……なあ、他に何かあるハズだろ？」
「その手がかりは見つかりましたか？」
「まだ時間は」
「もう殆ど残されていませんよ。――もうすぐ戦わなければならなくなる。貴方がそれをすれば絶対に潰れてしまう。だから僕がやる」
「ダメだ。日明にだけはさせらんねえ、それなら俺も」
「絶対に貴方にはさせない。
　……ええ、これは僕のエゴです。僕が進んでやったとしても、貴方は力不足だったからと自分を責めるでしょう……それをわかっていて、やるんです」
「何で……――っ!?」

彼の手が急に力が抜けたかのように僕から離れて――そのまま地に倒れる。
倒れた彼の後ろには、僕たちを牽引してくれている人がいて。気を失った彼を抱き上げた。

「全く、世話の焼ける。こちらまで聞こえていたぞ」
「お手数をおかけします、リカルドさん――いえ、"そう呼ぶのは適切ではない"でしょうか？」
「さあな、好きにすればいい。ひとまずどこに寝かせる？」
「できれば近くで人目につかぬ場所が良いでしょう。気を失っているところを襲われてはいけませんから……」

素知らぬ振りをして流しているけれど、"この人"はきっと、僕たちの知るリカルドさん――霧島龍矢さんではないのだろう。
彼の扱うモノとは似通わない武装を用い始めた時点で何となくそんな気はしていたけど。
何があって僕たちに力を貸してくれているのかまではわからないが……"この人"は非常に察しの良い人だ。
恐らく僕と同じ、異物混じりの一部の思考領域に生成される"回路"を持っている人なのだろう。

「俺としては、お前にさせるのも本意ではないんだがな」
「仕方ありません――どの道手を汚さねばならぬなら、それは最小限に留めるべきです。それに貴方も"共犯"になってくださるのでしょう？」
「その必要があるからな。……最終確認をしてくる。お前も抜かりないようにな」
「はい。ありがとうございます」

再び、二人きり。
気を失っている彼の頬にそっと触れると温かさが伝わる。
僕のこの、冷たくなりつつある身体にその体温を分けてもらえているような気分になる。
きっと彼がこんなに温かいのは、彼が優しい人だからなのもきっとあるのだろう。

「……ごめんなさい。でも、こうすることしか僕にはできなくて」

貴方のその優しさ故に、心を砕くことがあってはならない。
今となっては、それも難しい状況になってしまったけれど。
けど、それでも。彼が自分から手を下すよりはマシな結果が待っているだろうから。
僕は、そうすることしか未だできない、不器用な人間だから。

「恨んでくれても構わない。それでも貴方が生きていけなくなってしまうよりずっといい。
　……だから僕は戦います。貴方の大事な人と」

だから、どうか貴方の大事な人の前では、いつもの貴方であって欲しい。そう願った。

僕は、貴方のその優しいところが大好きだから。

「……いってきます」

もうすぐ時間だ。
彼の頬から手を離し、僕は武器を手に取った。

ENo.19 狭間の死神 とのやりとり


ENo.546 不幸喰らい とのやりとり

ItemNo.28 ブルーベリームースの香り を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 魔力45 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

ちわわ(180) から 柚子 を受け取りました。

百薬LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）

響鳴LV を 10 UP！（LV20⇒30、-10CP）
付加LV を 5 UP！（LV18⇒23、-5CP）

八生(271) により ItemNo.30 柚子 から射程2の呪器『トリシューラ・レプリカント』を作製してもらいました！
　⇒ トリシューラ・レプリカント／呪器：強さ786／［効果1］光纏35 ［効果2］－ ［効果3］自滅19【射程2】

冷泉といちか(533) により ItemNo.30 トリシューラ・レプリカント に ItemNo.37 柚子 を付加してもらいました！
　⇒ トリシューラ・レプリカント／呪器：強さ786／［効果1］光纏35 ［効果2］光纏35 ［効果3］自滅19【射程2】

恵(365) とカードを交換しました！

渡りの魔力 （アドバースウィンド）


クリエイト：キャノン を研究しました！（深度0⇒1）
クリエイト：キャノン を研究しました！（深度1⇒2）
コンフィデンス を研究しました！（深度0⇒1）

ノクターン を習得！
ホーリーベル を習得！
グラインドコア を習得！
石破天驚 を習得！
レクイエム を習得！
緩歌縵舞 を習得！
衣装作製 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

リカルド(28) は 楠 を入手！
八生(271) は 楠 を入手！
日明と月夜(285) は 楠 を入手！
冷泉といちか(533) は 空木 を入手！
八生(271) は 装甲 を入手！
八生(271) は 甲殻 を入手！
リカルド(28) は 装甲 を入手！
リカルド(28) は 毛皮 を入手！
リカルド(28) は 装甲 を入手！

リュウジン区 O-15（森林）に移動！（体調15⇒14）
リュウジン区 P-15（チェックポイント）に移動！（体調14⇒13）
チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

MISSION!!
リュウジン区 P-15：チェックポイント《渡し舟》 が発生！
　　 - リカルド(28) が経由した リュウジン区 P-15：チェックポイント《渡し舟》
　　 - 八生(271) が経由した リュウジン区 P-15：チェックポイント《渡し舟》
　　 - 日明と月夜(285) が経由した リュウジン区 P-15：チェックポイント《渡し舟》
　　 - 冷泉といちか(533) が経由した リュウジン区 P-15：チェックポイント《渡し舟》

［866 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［445 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［194 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［397 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［310 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［221 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［160 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［90 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［137 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［128 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［196 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［28 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［58 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［32 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［58 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［39 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［8 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

「うぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！！！」

　

　

　

「ひぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！！！」

　

　

　

　

　

　

突然の絶叫と共に、チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！