［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

日常とは変わりゆくものだ。
あるいは、変化してもなお変わらず続くもの、とも表現できる。
少なくとも風凪マナカにとってはそうであった。

中学3年生の夏の日、マナカにとって世界の全てが崩れ落ちたようにさえ感じたあの日を境にしても、日常というものは終わりはしなかった。
どんなに大きく何かが変わってしまっても、いずれそれが新しい日常になるだけ。


だから、つまり。
受験の時が近づいて3年生はどんどん忙しくなって、ますます話す機会もなくなって。
それもやがては慣れて日常になっていくのだろう、ということだ。

別に付き合ってるわけでなし。

学年も違えば、進路も違う。
どうあっても春には確定している別れ。


決して口に出すことはないが、風凪マナカはそれを寂しく思っていた。

そしてそう思う権利が自身にないこともまた、よくよく理解していた。
かつてより深い関係になることを拒み、にも関わらず今も線を引いて付かず離れずを保っているのは、他ならぬ自分自身なのだから。


だから。

たまたま廊下で見かけた彼が、クラスメイトらしき女子と楽しげに話していようが。
それはマナカには一切関係ないことなのだ。


二人は後ろを歩くマナカに気づかない。マナカの異能がそれを気づかせない。
距離を保ちながら、ぼんやりと二人を見やる。

女子にしてはやや背が高いマナカよりもなお高い身長。
ふにゃりと浮かぶ気弱そうな笑み。
淡い色の長い髪の毛。それをきれいに保つ手間をマナカは知っている。

客観的に見て、かわいい人だと思った。
容姿のことではなく、人に素直に好意を表現できるその有様こそが、マナカにとっては何よりも。

そしてかわいい人の隣に立つ若宮はよくよく見知った表情をしていて、それがマナカを苛立たせた。
どうせなら、見たことがないような顔でもしていればいいものを。
向けられる笑顔に対して何か思うところはないのだろうか。


若宮線引という人は恐ろしく鈍くて、ストレートな好意の上から更に「これは好意ですよ」とラベルを貼らないと気づけないらしかった。
精確には、その好意の意味に気づけないと言うべきか。

いずれにせよ若宮線引は、傍目に見ても分かるほどの素直な好意──それが恋心を含むものであるかはともかく──をかわいい女の子から向けられていても、一向に照れたりしないのだ。
若宮がちょっと勘違いをして、それで少しでもアプローチをすれば、きっと簡単に距離が縮まるだろうに。

でもきっと、そうはならないのだろうな、と思った。
それは経験上分かることだった。
なればいいのに、ともずっと思っているのだが。


あの人が誰かと付き合ってしまえばどれほど楽になるだろうと、何度思ったかしれない。

若宮と自分の間に、絶対に近づき得ない程の距離ができてしまえばいいといつも思ってきた。
思っていたのに、自分から離れられることはできなかった。

愛想を尽かして縁を切ってくれればいいのに。
そう思って酷いイタズラをけしかけ、辛辣な言葉をかけてきたつもりなのに、それもしてもらえなかった。

そうして付かず離れずのまま、卒業という期限が迫ってきている。


曲がり角に差し掛かった所で、女子は若宮に手を振って離れていった。
どうやらたまたま道行きが一緒だっただけのようだ。

一瞬話しかけようかと思って、結局やめた。

関係のないことなのだ。全て。何もかも。
風凪マナカには干渉する権利などありはしない。
今まで口を出してきた方が間違いで、だから、その間違いはもう終わりにするべきなのだ。


はやく何もかもを諦めてしまいたい。
そうすれば、今よりきっとずっと楽だ。

特に何もしませんでした。

フレッド(1720) から 60 PS 受け取りました。
制約LV を 5 UP！（LV25⇒30、-5CP）
合成LV を 5 UP！（LV8⇒13、-5CP）

フレッド(1720) の持つ ItemNo.1 不思議な武器 に ItemNo.4 不思議な牙 を合成し、駄物 に変化させました！
フレッド(1720) の持つ ItemNo.2 不思議な防具 に ItemNo.5 不思議な石 を合成し、駄物 に変化させました！

麻生田(988) とカードを交換しました！

怒りの雷 （ジャイアントキル）


空間掌握 を研究しました！（深度0⇒1）
空間掌握 を研究しました！（深度1⇒2）
空間掌握 を研究しました！（深度2⇒3）

グリムリーパー を習得！
クリエイト：ホーミングトラップ を習得！
ギャンブリングハウス を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

マナカ(507) は とげとげ を入手！
マナカ(507) は 剛毛 を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - マナカ(507) の選択は リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》

MISSION!!
カスミ区 R-6：カスミ駅 を選択！
　　 - マナカ(507) の選択は カスミ区 R-6：カスミ駅

［861 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［443 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［192 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［393 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［295 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［214 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［150 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［72 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［131 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［121 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［151 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［12 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［46 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［3 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　

　

　




　




　



　




　

　

　




　

　

　




　

　

　




　

　

　

チャットが閉じられる――

カスミ湖沿岸にあるカスミ駅。

その姿はイバラシティでの形を維持しているが･･･

　

･･･駅の上に浮かぶ、何か。

　



こちらを静かに見下ろしているかと思うと、

スゥー･･･スゥー･･･っと･･･

周囲に次々と浮かび上がる･････