［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　特に何もしませんでした。
　周囲に満ちていた他の参戦者の声は今やはるか遠く、ハザマの不気味な静けさが空間を満たすばかり。
　それに怯えるでもなく、身構えるでもなく、森はしばしその進行を止めていました。
　ただこの場の景色を、己のどこにあるかもわからぬ眼に収めるために。

　中空に自在に浮かべ、消すことのできる幻――森がそう見るもの、Cross+Roseと人の呼ぶもの。
　それが示す地図によれば、この場に見覚えがあってもよいはずでした。
　あの街の『そこにある森』はひとところから動くことがなかった代わりに、その光景を見続けてきたのですから。

　最も低い北側から徐々に海抜を増していくあの区の地形。
　山地を擁する南西に比べて森の位置する南東側の傾斜はゆるやかで、面するという海を目にしたことはなく。
　ただそこと繋げられヒノデ区へと伸びていく運河をかすかに望み、北風にかすかに乗った潮を緑が受け止める感覚だけを森は知っていました。
　その地面の起伏と走る水路だけを見れば、このハザマのマガサ区はある程度とはいえ『そこにある森』の知るそれを再現できているように見えました。
　けれど、それだけです。


　北に位置する駅舎から、区の南側のちょうど中央に通されていた線路。
　西の方角、夕刻になれば森までも影を落としていた大きな鉄塔。
　すぐ近く、絶えず車と人が行き交っていた大通り。


　通り過ぎてきた道に、そしていま見回すハザマに見慣れたはずのそれらは跡形もなく。
　平地に残るはひび割れた道路の残骸、それをも覆い尽くす強靭な草、その間から生える木々。
　まるで人が築いたはずのすべてを、巨大ななにかが薙ぎ払ったような、

　否定世界で、そしてイバラシティで過ぎた膨大な時のむこうに、よく似た光景を見ていたように森は思いました。
　己のつくりあげた廃墟。人の築いたものより森の力の方が勝るという事実の象徴として。
　けれどこの場のどうしようもない違和感は、いまここにある光景にかけらも森は関わっていないということ。

　常ならばきっと、そのことに森は心奮わせたでしょう。
　かつての己と同等に強大なるものがこの地にあったことに、それと戦う機会のあるかもしれないことに。
　けれど今は、それは去来する思いの一部にすぎず。

　それを押し込めて、森は再び動き出しました。
　足取りは再び東へと、より見慣れているはずの場所へ向けて。

特に何もしませんでした。

武術LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）
具現LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）
百薬LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）

制約LV を 10 UP！（LV15⇒25、-10CP）
領域LV を 10 UP！（LV15⇒25、-10CP）
装飾LV を 5 UP！（LV82⇒87、-5CP）

リヨ(999) の持つ ItemNo.6 轟石 から装飾『淡く光る茎』を作製しました！

リヨ(999) により ItemNo.3 鋼様貫枝 に ItemNo.4 何か柔らかい物体 を付加してもらいました！
　⇒ 鋼様貫枝／呪器：強さ354／［効果1］攻撃25 ［効果2］治癒10 ［効果3］自滅15【射程1】

セオドロ(1065) とカードを交換しました！

フライハイトアクセル （アジャイルフォーム）


パワフルヒール を研究しました！（深度1⇒2）
パワフルヒール を研究しました！（深度2⇒3）
ボンバルディエ を研究しました！（深度0⇒1）

高速配置 を習得！
インヴァージョン を習得！
不屈 を習得！
グランドレイジ を習得！
腐敗堕落 を習得！
マイントラップ を習得！
一望千里 を習得！
ゴッズディサイド を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

森(1047) は 車前草 を入手！
森(1047) は 翠小石 を入手！

現在のパーティから離脱しました！

マガサ区 O-15（森林）に移動！（体調8⇒7）
マガサ区 P-15（森林）に移動！（体調7⇒6）
マガサ区 Q-15（道路）に移動！（体調6⇒5）
マガサ区 R-15（森林）に移動！（体調5⇒4）
チナミ区 B-4（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

リヨ(999) からパーティに勧誘されました！

『ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 藤井(932) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》
　　 - ナヴァル(969) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》
　　 - 森(1047) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》

MISSION!!
マガサ区 S-16：ヨシバラ が発生！
　　 - リヨ(999) が経由した マガサ区 S-16：ヨシバラ
　　 - 森(1047) が経由した マガサ区 S-16：ヨシバラ

［844 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［412 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［464 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［156 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［340 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［237 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［160 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［97 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［41 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［17 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破



　

　

　

　　　ぽつ･･･

　

　

　

　　　　　　　　　ぽつ･･･

　

　

　



　




　

　

　

　　　　　　サァ･･･――

　

　

　

雨が降る。

　

　

　

　

　

　




よく見ると雨は赤黒く、やや重い。

　




降ってくる雨を手で受け止める。

　

　

雨は手に当たると同時に赤い煙となり消えてしまう。

地面にも雨は溜まらず、赤い薄煙がゆらゆらと舞っている。

　

　




　

　

　

チャットが閉じられる――

ネオン輝く歓楽街、ヨシバラ。

　

何故だかネオンの代わりに

たくさんの提灯が街を照らしている。

　

どんちゃん、どんちゃん･･･

どこからか、太鼓や三味線の音色も聴こえる。

　

　

　

そんな街を多くの男女が歩いている。

みな黒い着物に身を包み、顔には黒い狐面――

　

　




　

　



瓦屋根の上、声の主と思われるひょっとこがこちらを見ている。

　

　




　

その声に反応するかのように、道行く狐面が襲い掛かる！




（初発生のイベント戦：異能FP+5！生産FP+5！）