［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

「良かったわねぇ……ファッションショー。」


店のカウンターでコーヒーを口にしながら思わずため息が漏れちゃったわ。


「あんなの見たらこっちまで創作意欲が漲っちゃう。新作はどんな感じにしようかしら？」

カウンターの向かいにいる夜菜は相変わらずの素気無さでカフェモカを口に運んだわ。
ほんと…愛想の無い猫みたいな子なんだから。


「………。うん。」

「………？」


いつもだったら『着てる子が可愛いからだ』とか意地を張りそうなものなのに。
ちょっと予想と違う反応で思わずカップを持つ手が止まっちゃった。

ファッションショーが終わった後に会った同じくらいの年頃の女の子と話をしたから？
それともおしゃれに前向きになるような何かがあったのかしら？

何にせよ後ろ向きじゃないことはい～いことよ。うん。大変にグッドだとアタシ思うわけよ。
可愛くなりたい女の子はみんなラブリーなんだから。


「ねぇ……マリ、たんぽぽコーヒーとかひまわりコーヒーって知ってる？」

「えっ？！随分突然ね？知ってるわよ。」

「飲んでみたいんだけれど……。」

「そうなの………？」


唐突すぎて首を傾げちゃったわ。
カフェインの摂りすぎでも気にしてるのかしら？
よっぽど大量に飲まない限りは大丈夫なんだけど…
まあ、気を付けるに越したことはないわよね。何だって過ぎれば良くないわ。

アタシは職業柄こうやって話をしながら結構飲んじゃうんだけど。
そうねぇ……あってもいいのかもしれないわねぇ………。


「じゃ、今度少し入れてみるわ。
あれなら妊婦さんでも安心して飲めるしねぇ。」


客層は主婦メインだし、需要があるかもしれないものね。
ついでにアタシも少し控えようかしら、カフェイン。


───あ、違うわ。
カフェインの摂りすぎを気にしてるんじゃないわ。

髪を弄ってそわそわしちゃって……ちょっと嬉しそう。
アタシもそこまで鈍くはないから。夜菜がわかりやすいっていうのもあるんだろうけど。

でも、どうして代用コーヒー？これがわからないわ………。




「じゃ、新作を作るにあたって採寸やっていくわよ～～～。
3年生になってから身体測定あったんでしょ？伸びたの？？」


「………！！」


あぁ…伸びてなかったのね、その顔。
だからかしら…？何も言わなかったの。
ううん、きっと変わっててもこの子何も言わなかったわね。


「………ちゃんと、成長してるもの…。」

「うん？なに？体重でも増えてたの？」


身長が伸びなかったのは顔見りゃわかるわよ。耳も尻尾もまぁしょんぼりしちゃって。


「違う…！体重は、減ってた…。」

「じゃあどこが増えたっていうのよ。」

「………。」


ちょっと言いにくそうにもごもごしているところを見ると───バストか！！
あるいはヒップか？！


「ちょっと、下着のサイズは大丈夫なんでしょうね？！」

「だ、大丈夫だよ。ほんのちょっとだし………」

「甘く見るんじゃないわよ！体形の崩れは下着選びの甘さからよ！！
今度お店行って測ってらっしゃい！！！」


もう少し夜菜が自分自身に関心を持ってくれたら、言われなくてもやるのかしらね…。
とはいえ少し変化があったみたいだから今後進んで自分磨きでもしてくれればいいんだけど。


「ほらもっと気合入れて！背中から寄せて！！上げる！！！

脂肪に楽をさせるんじゃないの！！！！」


「痛い痛いいたたた！！背中つまむのやめてよ！！！」

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そんな感じで採寸をしたのがついこの間のことのように思えるわ………。

実際ついこの間のことだったんだけど。


アタシは物を解析する異能とやらが発現した。
お陰で好きなものを好きなように作れるし便利でとってもいいんだけれど
侵略戦争なんてものに巻き込まれるなんて思わないじゃない？

しかも戦うには何の力も無いのよ。
作るもの作ったら、戦闘中はお祈りするくらいしかできないわ。
ヘンテコな生き物たちと戦ってる女の子たちの後ろで茶色い声援送ってるしかないってわけ。
歯痒いわよねぇ………ほんと。


銀子ちゃんは元々破天荒だからこんな場所でもあんまり違和感なかったりするんだけど。

ウォンちゃんは痛くないからという理由で前線で敵の攻撃を受け止めてるわ。
見てるアタシの心が痛いわよ。Critical Hit!!って感じ。

そして初めて見た時はびっくりしてアタシ冷や汗かいちゃったけど
兎角ちゃんもとてもラブリーでいい子だったわ。
今は縁の下の力持ちって感じで後方から支援をしてくれている。

アタシはそのさらに後ろで何もできないわけなんだけど。
みんな、自分達の日常を守るために支え合って頑張っているわ。


けど……夜菜は少しずつ調子がおかしくなっている。
随分と具合が悪そうな時もあるわ。

ここに来てからすぐに音を拾おうとして耳をしきりに動かしていたけれど
今思えばそこからおかしかったのね…。

アタシはてっきり、アタシたちに聞こえない音を夜菜が拾っているものとばかり思ってた。
でも、夜菜と同じか…あるいはそれ以上に音を聴き分けるウォンちゃんもそんな音の話は口にしないし。

夜菜自身はこの場所だから耳鳴りがすると思っているみたいだけれど、多分そうじゃないわ。


異能を持った人間が侵略戦争の兵士として呼び込まれているのなら

一体あの子の"異能"は何なんでしょうね………。

ウォン(99) から 翌檜 を手渡しされました。

ItemNo.15 エナジー棒 を食べました！
　体調が 1 回復！（25⇒26）
　今回の全戦闘において 活力10 防御10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

具現LV を 10 DOWN。（LV15⇒5、+10CP、-10FP）

命術LV を 15 UP！（LV5⇒20、-15CP）
防具LV を 5 UP！（LV70⇒75、-5CP）

ウォン(99) の持つ ItemNo.7 すごい石材 から防具『キレイな夏服』を作製しました！

銀子(455) により ItemNo.9 すごい木材 から射程3の呪器『ハティマーニ』を作製してもらいました！
　⇒ ハティマーニ／呪器：強さ423／［効果1］攻撃20 ［効果2］－ ［効果3］自滅15【射程3】

禍根(543) とカードを交換しました！

CODE:[1.51] （ライトジャベリン）


アクアブランド を研究しました！（深度0⇒1）
アクアブランド を研究しました！（深度1⇒2）
アクアブランド を研究しました！（深度2⇒3）

フローズンフォーム を習得！
水の祝福 を習得！
セイクリットファイア を習得！
グレイシア を習得！
アイシクルランス を習得！
ビッグウェイブ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ウォン(99) は 葵 を入手！
ヨナ(354) は 葵 を入手！
兎角杏子(381) は 柊 を入手！
銀子(455) は 柊 を入手！
兎角杏子(381) は 鉄くず を入手！
銀子(455) は ビーフ を入手！
兎角杏子(381) は 鉄くず を入手！
兎角杏子(381) は 鉄くず を入手！
銀子(455) は ビーフ を入手！
銀子(455) は ぬめぬめ を入手！
ウォン(99) は ビーフ を入手！

ウォン(99) に移動を委ねました。

ヒノデ区 B-9（森林）に移動！（体調26⇒25）
ヒノデ区 C-9（森林）に移動！（体調25⇒24）
ヒノデ区 D-9（森林）に移動！（体調24⇒23）
ヒノデ区 E-9（道路）に移動！（体調23⇒22）
ヒノデ区 F-9（道路）に移動！（体調22⇒21）

［843 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［396 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［440 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［138 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［272 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［125 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［125 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［24 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　






　





　





ロストのふたりがチャットに入り込んできた。

　

　

　





　





　







軽蔑の眼差しを向けるエディアン。

　








ミヨチンを制止する。





　







フレディオの胸倉をつかみ強く睨みつける！

　

　

　




　

　

　　　――ザザッ

　

　

　

　

チャットが閉じられる――