◆ハザマ~12時間目~
前回のあらすじ…………は
特にないのでカット。
前回が見たかったら画面左上の<< 10:00~11:00 をクリックしてね!)
「なぜだか!」
「よく!」
「わからないけど!」
「大きくなっちゃったわ!」
ついに念願の高校生くらいの体。どうしてかわからないけれど、ブティックで
何者かに襲われたせいで成長……
成長?こらそこスライムとか言わない。とにかく成長したのだ
世間一般的にそれは成長したというよりも謎の人物に体をいじられたとかだろうけれど、フロレンシアにとっては結果がすべてのようだ。上機嫌でブティックにたまたまあったブランブル女学院の夏服をまとい、まるで本当に学生の頃に戻ったかのようなフレッシュさを感じさせる笑顔を浮かべる。
「肌を見せすぎだってまた怒られちゃうかしら?」
「でもでも、これは制服だから仕方ないわよね!」
「ケープくらいは羽織ろうかしら……」
誰もいないブティックの中を好き勝手に散策。ハザマの世界じゃなかったら許されることではないだろう。
(ハザマの世界じゃなくてもよい子のみんなはしちゃだめだよ!)
執事たちが止める……わけもなく、お嬢様のお洋服選びが終わるまで蚊帳の外で待機である。
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「トーマちゃんびっくりするかしら!ふふっ」 |
そう、ただびっくりして、ドキドキして、可愛いって言ってもらいたかっただけなのだ。
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「…………………」 |
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「………………(汗)」 |
まさか荒れたコンクリートの上に正座させられるとは思ってなかったのだ
現在、地べたに正座させられているフロレンシアと、その目の前に明らかに怒り心頭という感じで仁王立ちしている冬馬がいる。この七瀬冬馬という男、機嫌がいいときは澄ましててわかりにくいくせに怒っている時はとてもわかりやすい。ふわふわのくせっけが悪魔の角みたいに吊り上がっているように見える。
絶賛お説教中なのである。それもそうだ、このハザマの世界でフラッとどこかに消えたと思ったら体が成長してるとか謎の人物に襲われただのブティックに行ってただの呑気すぎる、緊張感が無さすぎるともう遠巻きに眺めている仲間たちからしたら耳にタコが出来そうなくらい聞こえている単語だろう……。
フロレンシア自身も、先ほどまでのハッピーな雰囲気は完全に沈殿して消え失せていた。少し半泣きで足のしびれを我慢しながらお説教を聞く……彼女がちゃんと彼のお説教を聞いているのは、初めての事である。今まではどちらかというと説教というよりも喧嘩に近かい言い合いしかしてこなかったせいもあるが『喜ばれると思ってたのに怒られた』という結果にショックを受けているのもあった。
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「全く、どうして一人でブティックなんぞにいったんだ。ここじゃなくてもイバラシティにはうちのブティックがあるだろう」 |
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「だ、だって……着れる服あるかなっておもって…」 |
そりゃブティックだもの、服を見に行く以外に理由はない。冬馬が怒っているのは『一人で勝手に行動した』というところだろう。完全に浮かれていたから失念していた、彼は結構真面目で心配症なのだと……
今後同じことを自分がしないようにきつく言ってくれているのだ、そう、頭ではわかっている。わかっているのだけど……せめて一言褒めて欲しかったな、なんて悔しさにも似た感情が込み上げてきてしまう。
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(うう駄目よフロレンシア、今回は私が悪いの。悪いんだから泣いたりしないの!) |
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「……………」 |
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「……全く、心配したんだからな……」 |
俯ているから、冬馬の影だけが動いたのが見えた。次に靴が視界に入ってきて、ぎゅっと強く抱きしめられる。これには嬉恥ずかしだけど、今は嬉しくって抑えていたものがあふれてしまう。
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「ぅ…う………トウママちゃん~~!!」びえびえ |
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「やめろ誰がママだ」 |
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「だって心配してくれて怒ってくれる人、初めてなんだもん~~!!」 |
出生のせいで、フロレンシアには『母』という存在はいない。『父』というものも勿論いない。自分を作った人物は、あくまで『祖父と祖母』を演じている。今まで生きてきた中で冬馬のように真正面から彼女の行動を怒ったり心配したりしてくる人間はいなかった。今回の彼女の自分勝手な単独行動も、ある意味今まで甘やかされてきたせいもあるだろう。
わんわん泣きわめきながらギューギューと見た目に反して強い力でしがみついてくるフロレンシアを、やれやれ顔で嗜める。遠巻きに見ている同行者たちの視線に気づくと、少し恥ずかしそうに眼をそらした。
執事B と別れました。
ホブゴブリン をエイドとして招き入れました!
瑠璃(865) から
137 PS 受け取りました。
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「やっぱり、瑠璃には重たいみたいですので… シア、お金の管理…よろしくお願い致しますの。」 |
使役LV を
5 DOWN。(LV17⇒
12、+5CP、-5FP)
呪術LV を
10 UP!(LV5⇒
15、-10CP)
武器LV を
5 UP!(LV72⇒
77、-5CP)
ソウスケ(487) により
ItemNo.1 翌檜 から装飾『
ネイルアート』を作製してもらいました!
⇒ ネイルアート/装飾:強さ217/[効果1]幸運25 [効果2]- [効果3]-
キャロル(277) により
ItemNo.4 小悪魔ルージュ に
ItemNo.3 駄物 を付加してもらいました!
⇒ 小悪魔ルージュ/武器:強さ231/[効果1]攻撃20 [効果2]攻撃10 [効果3]-【射程1】
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(ぺたぺた) |
キャロル(277) により
ItemNo.17 愛らしい髪飾り に
ItemNo.8 不思議な牙 を付加してもらいました!
⇒ 愛らしい髪飾り/装飾:強さ162/[効果1]舞護15 [効果2]体力10 [効果3]-
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(じゃらじゃら) |
アガスティア(830) とカードを交換しました!
夜明けの偶像
(アンセム)
ワンオンキル を研究しました!(深度0⇒
1)
ワンオンキル を研究しました!(深度1⇒
2)
ワンオンキル を研究しました!(深度2⇒
3)
ダークネス を習得!
ワンオンキル を習得!
コロージョン を習得!
マリス を習得!
闇の祝福 を習得!
コロウドスパウト を習得!
ブロッサムグレイブ を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[843 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[396 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[440 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[138 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[272 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
[125 / 500] ―― 《商店街》より安定な戦型
[125 / 500] ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
[24 / 500] ―― 《古寺》戦型不利の緩和
―― Cross+Roseに映し出される。
フレディオ
碧眼、ロマンスグレーの短髪。
彫りが深く、男前な老翁。
黒のライダースジャケットを身に着けている。
ミヨチン
茶色の瞳、桜色のロング巻き髪。
ハイパーサイキックパワーJK。
着崩し制服コーデ。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
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フレディオ 「いよぉ!なるほどこう入んのか、ようやく使えそうだぜ。」 |
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ミヨチン 「にゃー!遊びに来たっすよぉ!!」 |
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エディアン 「にゃー!いらっしゃいませー!!」 |
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白南海 「毎度毎度うっせぇなぁ・・・いやこれ俺絶対この役向いてねぇわ。」 |
ロストのふたりがチャットに入り込んできた。
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ミヨチン 「・・・・・?おっさん誰?」 |
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フレディオ 「フレディオにゃー。ピッチピチ小娘も大好きにゃん!」 |
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ミヨチン 「・・・・・」 |
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エディアン 「・・・・・」 |
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フレディオ 「・・・いやジョークだろジョーク、そんな反応すんなっつーの。」 |
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ミヨチン 「大好きなのは嬉しーけど、そのナリでにゃんは痛いっすよぉ! なんすかそれ口癖っすかぁ??まじウケるんですけど。」 |
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フレディオ 「え、あぁそっち?・・・ジョークだジョーク。」 |
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エディアン 「私はそっちじゃないほうですね。顔がいいだけに残念です。」 |
軽蔑の眼差しを向けるエディアン。
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白南海 「・・・別にいいだろーよ。若い女が好きな男なんてむしろ普通だ普通。」 |
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フレディオ 「おうおうそうだそうだ!話の分かる兄ちゃんがいて助かるわッ」 |
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フレディオ 「・・・っつーわけで、みんなで初めましてのハグしようや!!!!」 |
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ミヨチン 「ハグハグー!!」 |
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エディアン 「ダメダメやめなさいミヨちゃん、確実にろくでもないおっさんですよあれ。」 |
ミヨチンを制止する。
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フレディオ 「・・・ハグしたがってる者を止める権利がお前にはあるのか?」 |
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エディアン 「真面目な顔して何言ってんですかフレディオさ・・・・・フレディオ。おい。」 |
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白南海 「お堅いねぇ。ハグぐらいしてやりゃえぇでしょうに。」 |
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フレディオ 「そうだそうだ!枯れたおっさんのちょっとした願望・・・・・」 |
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フレディオ 「・・・・・願望!?そうかその手が!!!!」 |
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エディアン 「ゼッッッッタイにやめてください。」 |
フレディオの胸倉をつかみ強く睨みつける!
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白南海 「そういえば聞きたかったんすけど、あんたらロストって一体どういう存在――」 |
――ザザッ
チャットが閉じられる――