［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

ハザマでの行軍。
ハザマの生き物を倒して、見かけるアンジニティを倒したり、引き分けたりして。
次元タクシーでベースキャンプに戻る。
一時の休息。

ハザマでは、イバラシティでは基本的に姿を現すことができないこかげも一緒に動いてる。
といっても、外で戦えるほどではなくて、わたしが戦うのを手伝う程度。
それでも、イバラシティにいるときとは比較にならないぐらい、力を発揮できているのを感じる。
それもそのはず。
わたしの持っているちからというのは、もともとこかげの持っていた力だからだ。
霊力だとか妖力だとかを扱うのがうまくないわたしの代わりにコントロールしてくれれば、
足の速さや純粋な力だけでも、イバラシティで動いているときをあっさりと上回れる。

逆にいうと、イバラシティでのわたしでは、持っている力をぜんぜん発揮できていないということで。
イノカクでは怒気先生や空那さんに負け、シェリルさんとの組手でもいいとこなし、タヌキ忍者にも実質負けたようなものだし……。
というか天弖さんとシェリルさんと冒険にいったときも……。さらにいえば、植物園で怪人がでたときも……。
小春神社で空那さんと戦ったときは……、勝ちで……いいのかな……。

イバラシティで、なにかしら戦った記憶を思い返すと、あまりいい記憶がない。
わたしだって別に、普通の人と比べて弱いわけではなく、大人だって簡単に伸してしまえる程度には強い。
単に、イバラシティにいる人々の中には、自分より強い人がいっぱいいる、というだけだ。


それも初めてのイノカクでお試し的なやつだったし、葛子さんが全力でやればきっと、空那さんみたいなレベルの幻術だって使えるのだろう。
もう１回やったら逆にこてんぱんにされてしまうかもしれない。
（いまはなにか起きているようで、とても心配だけれど）

「強い人と戦うのって、難しいなあー……」

ぼやいていると、声が響く。

「……休むときは休め。あまり考えすぎるな」

若干低めの男性の声。
隣には誰もいない。
それは、わたしの中にいる。
イバラシティではこうやって、自発的に話してくることはない。できない。
唯一機会があるとすれば、メゾン・ド・最悪の大家、焙茶坂さんの異能で、実体化してもらったときぐらい。
イバラシティでも、なんとかこうやって話ができるようにもっていこうと努力はしてみているものの、なかなか実を結ばない。
実体化してもらったときにも、自分からなにか教えてくれるわけでもない。
自分から助かる気はないように。

それで、狐と縁ある２人ーー狐のあやかしそのものの葛子さんのところへ、九尾の狐の空那さんのところへ行って、口々に聞かれる。

『なにゆえ、そこまで弱まってしもうたのじゃ？』

『 …なんで助かりたくないのかは、聞いている？』

２人とも、わたしの秘密の１つ、わたしの中に霊狐がいることは、知っている。
けれど、もう１つの秘密、忍の家系で、それらしいことができるというのは伝えていない。
わたしが、忍として育って、隠密理に動いたりすることがあるのを知っている……知られている可能性があるのは、いまのところ、きっと１人だけ。

こかげがイバラシティで弱っている理由は、霊狐としての力を、ずっと前に渡しているからだ。
もともと、尾の数で言えば４本、そのうち、１本分は既に使い切っていて、残り２本をわたしに渡して。
より正確に言えば、わたしの知らない間に押し付けて。
でも、わたしには霊狐の力をうまく使う能力がなくて、
唯一、お伽噺のように知っていた、"無理矢理な方法"で、こかげの命、というより存在を引き伸ばしている。

なんで助かりたくないのか、という質問に、まだ聞いていない、とその時は空那さんに答えた。
本当は、なんとなく、思い当たる理由はある。
それを聞かれたときに言えなかったのは、２つめの秘密に関わるからだ。

このままイバラシティが無事アンジニティを倒して、わたしも自分の世界に帰ったとしても、
わたしはこのままだと、ずっとなにかに追われて、戦う羽目になるんだろう。

葛子さんに、なんで、そこまで弱ったのか、と聞かれたのに対して、わたしを助けるために、尾を渡してもらったから、と答えた。
さらにそこから問い詰めなかったのは、葛子さんが、わたしが触れたくなさそうだと察したからなのかは、分からないけれど。

わたしがこかげに助けてもらったのは、
こかげを狙ってきた忍者に、わたしが殺されかかったから。


狐笛を提げる紐と一緒に、うなじを触る。
痛みもなく、傷痕もない。たしか、刺された場所。
もう、……５年前？もっと？
時間の感覚も、現世の裏側、怪異の世界にしばらく隠されていたおかげで、
自分が本当は今何歳なのかも分かっていない。
鯖を読むことになっても数年レベルだから、数字の上では大したことはなくても、
10代の１年間というのはとてつもなく大きい。
誕生日が１ヶ月違いだから、少なくともりりぃちゃんよりも、ほんとは年上になってしまう計算だ。

２人からの問いかけの答えは、正しいかはともかくとして、実は持っている。
わたしが知りたいと思うのは、もう少し別のところだ。

「ねえ、こかげは――、」

わたしがあそこで殺されたところで、なにかが大きく変わることなんてきっとないだろう。
それに、わたしに霊狐を扱う才能がないことぐらい、霊狐からしたら一目瞭然だ。
思い返して、思い知る。
大妖魔と戦ったときも。
タヌキ忍者と戦ったときも。
このハザマで戦うときも。
わたしが戦うよりもこかげが自分で動けたほうがどんなに強いだろう。
力を多少なりとも使っていて、だんだん理解してきて、分かる。
わたしが脚を早くできたり、力が強くできたりすることさえ、もらった力のほんの一部分でしかない。
多かれ少なかれ、そういうことになるのは、予想できなくもなかっただろうに。

ENo.55 ゆい とのやりとり


ENo.134 雫 とのやりとり


ENo.336 エネ＆ギイ とのやりとり


ENo.363 エミュレッタ とのやりとり


ENo.753 ミツル とのやりとり

使役LV を 5 DOWN。（LV10⇒5、+5CP、-5FP）
防具LV を 5 DOWN。（LV65⇒60、+5CP、-5FP）

武術LV を 5 UP！（LV15⇒20、-5CP）
制約LV を 5 UP！（LV15⇒20、-5CP）
合成LV を 10 UP！（LV0⇒10、-10CP）

ゆい(55) の持つ ItemNo.3 蒲公英印の巫女服 に ItemNo.6 焔刀『狐火』 を合成し、何か柔らかい物体 に変化させました！
こぐさ(40) の持つ ItemNo.2 閂枝 に ItemNo.4 ティアーズオブエンジェライト を合成し、何か柔らかい物体 に変化させました！
ItemNo.2 弓用の指貫(草製)[1] に ItemNo.11 アルクス を合成し、何か柔らかい物体 に変化させました！
　⇒ 何か柔らかい物体／素材：強さ10／［武器］治癒10(LV20)［防具］命脈10(LV25)［装飾］防御10(LV20)


泡仙花(1210) とカードを交換しました！

海開き （クイックレメディ）


コールドイミッター を研究しました！（深度0⇒1）
コールドイミッター を研究しました！（深度1⇒2）
インファイト を研究しました！（深度0⇒1）

高速配置 を習得！
デスペラート を習得！
腐敗堕落 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

アーテル(126) は 白詰草 を入手！
エネ＆ギイ(336) は 鈴蘭 を入手！
エミュレッタ(363) は 鈴蘭 を入手！
無名(789) は 鈴蘭 を入手！
アーテル(126) は 腐肉 を入手！
無名(789) は 腐肉 を入手！
エミュレッタ(363) は 韮 を入手！
アーテル(126) は 腐肉 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
無名(789) のもとに 韮マン が微笑を浮かべて近づいてきます。

ウシ区 K-3（沼地）に移動！（体調15⇒14）
ウシ区 K-4（沼地）に移動！（体調14⇒13）
ウシ区 L-4（沼地）に移動！（体調13⇒12）
ウシ区 M-4（沼地）に移動！（体調12⇒11）
ウシ区 N-4（沼地）に移動！（体調11⇒10）

MISSION!!
ウシ区 N-5：イバラ守護像 が発生！
　　 - アーテル(126) が経由した ウシ区 N-5：イバラ守護像
　　 - エネ＆ギイ(336) が経由した ウシ区 N-5：イバラ守護像
　　 - エミュレッタ(363) が経由した ウシ区 N-5：イバラ守護像
　　 - 無名(789) が経由した ウシ区 N-5：イバラ守護像

［842 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［382 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［420 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［127 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［233 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［43 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［27 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　




　






　

　

　

落ち着きなくウロウロと歩き回っている白南海。





　




　

ゆらりと顔を上げ、微笑を浮かべる。

　













　

　

　






　




　

　




　




　

　

　

チャットが閉じられる――

　

　

　

･･･ドン。

　

　

　

･････････？？

･･･何か、音がする。

　

　

　

ドゴンッ

　

　

　

ドゴンッ！

　

　

　

ドゴンッ！！

　

　

　

ドゴンッ！！！

　

　

　

ドゴンッッ！！！！

　

　

　



　

　

　




　

　

　

･････ドゴンッ

　

　

　

迫り来る、守護像――