――それはいつか、いつの日か。































――生きると言うことは、何なのでしょうか。




















――私の場合は『目的地に向かって走ること』だと思います。






――時には疲れてしまうかもしれません。

――立ち止まってしまうこともあるかもしれません。

――走るのが嫌になってしまうことだって、きっとあるでしょう。















――でも。

――顔を上げましょう。泣いているだけでは何も変わりませんから。




――毎朝通った通学路を走り。






――向かいましょう。




――走りましょう。














――いつも一人で歩いた校門を抜け。













――毎日歩いた廊下を走り抜け







――例えどんなに時間がかかっても


――それがどんなに困難なことでも


――前に進めば、きっといつかは辿り着くのですから





――足があるなら、生きていれば



――走りましょう、光に向かって。




――向かいましょう、優しい人たちの待つ、私だけの目的地へ！


























































――ああ、ああ。


――ようやく――






































































――そして私はようやく――



――はしって、はしって、はしって――




――ようやく、走り終えるができたのです――





























































――新しく始めましょう――

――例え枯れても、再び芽を出し花を咲かせる――

――野に咲く、一輪の花のように――





―これにて、了。

▲	ヒビキ 「こほん。あー、えっと、リョウちゃん。 　改めて、芥川響です。 　ちょっとびっくりしちゃって、 　お別れの言葉を言う事が出来なかったから。 　届くかはわからないけど、 　今ここで言おうと思うんだ」

	ヒビキ （聞こえてるのかな。 　……いや、きっと届くさ）

	ヒビキ 「"貴方のお陰で私は人間になれた" 　と、言ったね。さっきも言ったけど、 　僕にとっては君は最初から人間の女の子で、 　だから僕は君と話したいなと思って、 　友達になりたいと思って……」

	ヒビキ 「――――、ああ、もう。 　なんかうまく言葉に出来ないな」

	ヒビキ 「とにかく、さ。 　ありがとう、ってお礼を言うのは、僕の方なんだ。 　君は僕らの前にその姿を現してくれた。 　僕らと、友達になってくれた。 　僕はそれが、とっても、とっても楽しくて、嬉しくて……」

	ヒビキ 「だからさ、リョウちゃん。 　ありがとな。 　君と友達になれて、僕は楽しかった。 　とっても、嬉しかった。 　だから、だから……」

	ヒビキ 「君の事、君の旅、応援する。 　背中を押して、ずっと後ろからフレーフレーって 　応援し続けてあげたい。 　だって、僕たちは君の事が、大好きだったから。 　ずーっと、ずーっとさ。 　だけど、……。」

	ヒビキ 「――――いつか、また会おうね。 　絶対に、またみんなでご飯を食べよう。 　今度は、君の事をみんなに見てもらえる時にさ」

	ヒビキ 「――――。それじゃ、"またな！"」

▲	「―――――……マイクテスト。」 誰かの声が聞こえる。 幼い感じの、少女の声。 「突然でごめんなさい。 この声は……もしかしたらもう、届いてないかもしれない。」 「この世界で、貴方には一度もあった事もない。」 「全く繋がりは無かったことのない、『縁』です。」 「でも、全く関係のないけれど、あるきっかけで貴方の存在を。」 「……うぅん、貴方の『物語』を知る機会ができたの。」 「……貴方は残された時間の中を、許される限りまで大切に生きた。」 「だから、どうしても。声を贈りたいと、今回思ったの。」 「……貴方の『生きる道』に多くの誰かの気持ちが募ったと思う。」 「貴方を知ることが……触れる事が出来て、本当に良かった。感動を、有難う。」 「貴方の繋いだ誰かと続く、幸せの縁が。此れから往く先にも、どうか在ります様に。」

カゲアソビ ENo.322 百華 ENo.582 . ENo.890 星を背負う影 ENo.951 アリスリアラ

ハザマに生きるもの ネギさんA 炎使い ネギさんB ネギさんC

蓮の葉は、瑠璃色に ENo.144 霞 ENo.360 瑞稀 ENo.847 四葉 ENo.983 ヤエコ

カゲアソビ ENo.322 百華 ENo.582 . ENo.890 星を背負う影 ENo.951 アリスリアラ

カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》

カゲアソビ ENo.322 百華 ENo.582 . ENo.890 星を背負う影 ENo.951 アリスリアラ

立ちはだかるもの 守護者《SNAKE》A 守護者《SNAKE》B 守護者《SNAKE》C 守護者《SNAKE》D

カミセイ区 H-4：チェックポイント《森の学舎》

17人の声が響いています。

カゲアソビ ENo.322 百華 ENo.582 . ENo.890 星を背負う影 ENo.951 アリスリアラ

ハザマに生きるもの 骨ウルフ 骨ウルフ ホブゴブリン ホブゴブリン

144

213

よろしくおねがいし隊 ENo.159 春原とマル ENo.221 甲斐中 ENo.1667 サクト ENo.1674 氷織

カゲアソビ ENo.322 百華 ENo.582 . ENo.890 星を背負う影 ENo.951 アリスリアラ

223

535

カミセイ区 F-11

チェックポイント《商店街》

カゲアソビ ENo.322 百華 ENo.582 . ENo.890 星を背負う影 ENo.951 アリスリアラ

立ちはだかるもの 守護者《OSTRICH》 守護者《OSTRICH》 守護者《OSTRICH》 守護者《OSTRICH》

644

422