
---ハザマ/騎士団駐屯地
本格的な遠征を前に近辺探索を実行。
そして、見つけましたよイバラの民ッ
それも以前騎士団と接敵した記録のある敵のようですね、ほう.....
"ヒーロー"。
我が名こそ正義と豪語するならば我々、私個人とも対立は避けられまいね。
イバラでの時を刻んでいる際には私とて大局を見失っていますが、対応は同じです。
私は買い続けるッ 地政学に定められた命運、そして貨幣からは何人たりとも逃げられはしません。
私がいくら街を買い上げたか、それが即ちいくら買い上げられるべきだったのかという答え。
力や正義もまた、同じでしょう?
さて、名に違わず
相手はみな格闘のプロ、それぞれ得意な姿に変わり自身を強化するようですね。
体術のみならず必殺技も多彩。
特筆すべきは『ムーンサルトプレス』『ミラージュ』にカテゴライズされ我々のリソース諸共破壊してくるこれらの攻撃、広域攻撃『グランドクラッシャー』も恐らく使用されるでしょう、厄介だものです。
だがね、そのように目立つ花形へ気を取られていてはいけません、真の脅威とはそれらを撃ち終えた後にあるのです。
インターバルの存在しない『光輝燦然』『電光石火』の間断なき猛追は相手のリソース情況如何に左右されず行われ、
更には3人の攻撃手全てが備える『イレイザ―』『ラプチャ―』といった"詰め"に使われる技、これに唐突に押し切られる事をこそ憂うべきだ。
尤も、それらを狙って妨害する有効な手立てはあまりなく、せいぜいが陣形による対策といったところ。
ならば相手のリズムが整う前に打って出るのが我々の取るべき選択、そう変身前を狙うのです。
先手必勝に尊ぶのであり、変身行為自体を止めにかかる訳ではありませんよ。当然それが無粋とは言いませんがねぇ。
確かに各種フォームチェンジ、『エファヴェセント』『マーチ』といった大技を繰り出す前準備はどこかで交えるかもしれない、ですが何分うまくタイミングをずらす事に長けた相手なのです。
それよりはもっと確実な点を穿ちましょう、例えば回復手段には付け入る隙があるはずです。
されど詭道を往くもの詭道を恐れよ、仮に奇策同士がかちあってしまったとしましょう。
敵が絶対防御の構え、初手『アルクス』などを構えたならばこちらの備えは水泡に帰すことも危ぶまれるのです。
軍略とは三竦み、それと知り一度決めた手は貫くのもまた軍略。
然るにそう、前回の模擬戦では
富岳のように高められた体力と暴虐なまでの治癒能力に震え上がらされたものだがッ...!! がッ、ギギィ...いざしかし、お陰で相手との戦力差を知るにはまだまだ情報が足りないのだと思い知ることが出来ましたよ、かくして此度の策が成る否や之もまた実り豊かな実験の内なのです。
細工は流々、我々異邦人の集いならではの
混沌のカルテット、ご覧にいれましょう。

[842 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[382 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[420 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[127 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[233 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
[43 / 500] ―― 《商店街》より安定な戦型
[27 / 500] ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
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白南海 「・・・・・おや、どうしました?まだ恐怖心が拭えねぇんすか?」 |
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エディアン 「・・・何を澄ました顔で。窓に勧誘したの、貴方ですよね。」 |
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白南海 「・・・・・・・・・」 |
落ち着きなくウロウロと歩き回っている白南海。
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白南海 「・・・・・・・・・あああぁぁワカァァ!! 俺これ嫌っすよぉぉ!!最初は世界を救うカッケー役割とか思ってたっすけどッ!!」 |
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エディアン 「わかわかわかわか・・・・・何を今更なっさけない。 そんなにワカが恋しいんです?そんなに頼もしいんです?」 |
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白南海 「・・・・・・・・・」 |
ゆらりと顔を上げ、微笑を浮かべる。
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白南海 「それはもう!若はとんでもねぇ器の持ち主でねぇッ!!」 |
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エディアン 「突然元気になった・・・・・」 |
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白南海 「俺が頼んだラーメンに若は、若のチャーシューメンのチャーシューを1枚分けてくれたんすよッ!!」 |
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エディアン 「・・・・・。・・・・他には?」 |
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白南海 「俺が501円のを1000円で買おうとしたとき、そっと1円足してくれたんすよ!!そっとッ!!」 |
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エディアン 「・・・・・あとは?」 |
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白南海 「俺が車道側歩いてたら、そっと車道側と代わってくれたんすよ!!そっとッ!!」 |
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エディアン 「・・・うーん。他の、あります?」 |
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白南海 「俺がアイスをシングルかダブルかで悩ん――」 |
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エディアン 「――あー、もういいです。いいでーす。」 |
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白南海 「・・・お分かりいただけましたか?若の素晴らしさ。」 |
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エディアン 「えぇぇーとってもーーー。」 |
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白南海 「いやー若の話をすると気分が良くなりますァ!」 |
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白南海 「・・・・・・・・・」 |
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白南海 「・・・・・・・・・あああぁぁワカァァ!!!!!!」 |
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エディアン 「・・・あーうるさい。帰りますよ?帰りますからねー。」 |
チャットが閉じられる――