
タクシードライバー――のアバターをかぶった何か――の言葉を吐き出すこともできず頭は勝手に咀嚼していく。
ハザマという場所
イバラの自分とハザマの自分
ナレハテになっていくハザマの住人
それらが電光となって脳をかけめぐった末破滅的な思考が産まれ、一瞬七坂を支配した。
主で、従で、水面に映る影、投影されたもの、あちらが真で、こちらが偽。
眠らない、少しだけ休み、36時間走り続ける幻影。
分かたれた人間は統合されるのか?連続性が失われた俺たちは"どちら"になる?
ゲームのためだけに生み出され、判定終了後に消える――その処理の方が"丸い"。
こんなゲームのために、大量の無意味な命が生み出されたとでも言うのか!
アンジニティの生活が真なら、イバラシティの偽はどこにいく?
イバラシティはどこから嘘になる?
それともここに居る俺もあちらに統合されるのか。
勝手に、他人が、俺を!
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七坂 「う、うっふふふ、ひひひ」 |
普段しない笑いにサカチャンがびっくりしたようにコッチを見る。
ああ、ごめんな、サカチャンも俺みたいにずっと周りの顔色見て生きてきたから、普段しないことをされると不安になるんだよな。俺の笑いの中の怒りを敏感に察知したんだ。
"不吉"な物事への反応力は魚紙の方が上かもしれない。
わけも分からず動こうとするサカチャンを手で制する。
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七坂 「ごめんごめん、ちょっと、このゲームが……あんまりにも、はあ、筆舌に尽くしがたい…… ふう、これを思いついたやつは、どこまで人を、ナメているんだ……」 |
しかし動けない。やることは変わらない。
これだけの情報では全部をメチャクチャにしていいという確証には至れない。
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とにかく、知らなくては話にならない。 その間俺たちはできるだけ勝ち続けなければいけない。 |
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七坂 「末路がわからないのに走り続けるのは、人生も一緒だもんな。対した差がない。」 |
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魚紙 「…………」 |
"貴方は何処に居たいですか"
これを問われているのは"俺"だとするならば
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七坂 「大丈夫。大丈夫……不安になるほどの事は、何もないよ。」 |
煉(661) に
ItemNo.18 翌檜 を送付しました。
煉(661) に
ItemNo.24 たけのこ を送付しました。
煉(661) から
桜 を受け取りました。
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煉 「ほら、桜の樹木だぞ」 |
煉(661) から
タイヤ片 を受け取りました。
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煉 「ほら、俺が丹精込めて削り取ったタイヤ片だぞ」 |
魔術LV を
5 UP!(LV10⇒
15、-5CP)
装飾LV を
5 UP!(LV60⇒
65、-5CP)
ItemNo.16 桜 から装飾『
インターネット』を作製しました!
⇒ インターネット/装飾:強さ187/[効果1]舞護15 [効果2]- [効果3]-
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蛇目 縁子 「インターネットをやろう」 |
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七坂 「??????」 |
銀貨(321) の持つ
ItemNo.3 桜 から装飾『
桜のカフス』を作製しました!
紅(348) により
ItemNo.18 タイヤ片 から射程2の呪器『
呪われた食品サンプル』を作製してもらいました!
⇒ 呪われた食品サンプル/呪器:強さ241/[効果1]増幅15 [効果2]- [効果3]自滅13【射程2】
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コウ 「これで大丈夫かな?取引ありがとねー」 |
煉(661) により
ItemNo.18 呪われた食品サンプル に
ItemNo.20 不思議な牙 を付加してもらいました!
⇒ 呪われた食品サンプル/呪器:強さ241/[効果1]増幅15 [効果2]攻撃10 [効果3]自滅13【射程2】
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煉 「付加なんて……できるわけないよな……? そんな、やったことないし……。 いやでもこれ、できてる……?」 |
ディラン(588) とカードを交換しました!
クリエイト:モンスター
(クリエイト:モンスター)
イディオータ を研究しました!(深度0⇒
1)
アイシング を研究しました!(深度0⇒
1)
オイルファイア を研究しました!(深度0⇒
1)
火の祝福 を習得!
セイクリットファイア を習得!
イラプション を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[822 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[375 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[396 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[117 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[185 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
アンドリュウ
紫の瞳、金髪ドレッドヘア。
体格の良い気さくなお兄さん。
料理好き、エプロン姿が何か似合っている。
ロジエッタ
水色の瞳、菫色の長髪。
大人しそうな小さな女の子。
黒いドレスを身につけ、男の子の人形を大事そうに抱えている。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
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アンドリュウ 「ヘーイ!皆さんオゲンキですかー!!」 |
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ロジエッタ 「チャット・・・・・できた。・・・ん、あれ・・・?」 |
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エディアン 「あらあら賑やかですねぇ!!」 |
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白南海 「・・・ンだこりゃ。既に退室してぇんだが、おい。」 |
チャット画面に映る、4人の姿。
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ロジエッタ 「ぁ・・・ぅ・・・・・初めまして。」 |
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アンドリュウ 「はーじめまして!!アンドウリュウいいまーすっ!!」 |
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エディアン 「はーじめまして!エディアンカーグいいまーすっ!!」 |
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白南海 「ロストのおふたりですか。いきなり何用です?」 |
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アンドリュウ 「用・・・用・・・・・そうですねー・・・」 |
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アンドリュウ 「・・・特にないでーす!!」 |
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ロジエッタ 「私も別に・・・・・ ・・・ ・・・暇だったから。」 |
少しの間、無音となる。
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エディアン 「えぇえぇ!暇ですよねー!!いいんですよーそれでー。」 |
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ロジエッタ 「・・・・・なんか、いい匂いする。」 |
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エディアン 「ん・・・?そういえばほんのりと甘い香りがしますねぇ。」 |
くんくんと匂いを嗅ぐふたり。
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アンドリュウ 「それはわたくしでございますなぁ! さっきまで少しCookingしていたのです!」 |
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エディアン 「・・・!!もしかして甘いものですかーっ!!?」 |
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アンドリュウ 「Yes!ほおぼねとろけるスイーツ!!」 |
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ロジエッタ 「貴方が・・・?美味しく作れるのかしら。」 |
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アンドリュウ 「自信はございまーす!お店、出したいくらいですよー?」 |
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ロジエッタ 「プロじゃないのね・・・素人の作るものなんて自己満足レベルでしょう?」 |
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アンドリュウ 「ムムム・・・・・厳しいおじょーさん。」 |
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アンドリュウ 「でしたら勝負でーすっ!! わたくしのスイーツ、食べ残せるものなら食べ残してごらんなさーい!」 |
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エディアン 「・・・・・!!」 |
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エディアン 「た、確かに疑わしい!素人ですものね!!!! それは私も審査しますよぉー!!・・・審査しないとですよッ!!」 |
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アンドリュウ 「かかってこいでーす! ・・・ともあれ材料集まんないとでーすねー!!」 |
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ロジエッタ 「大した自信ですね。私の舌を満足させるのは難しいですわよ。 何せ私の家で出されるデザートといえば――」 |
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エディアン 「皆さん急務ですよこれは!急務ですッ!! ハザマはスイーツ提供がやたらと期待できちゃいますねぇ!!」 |
3人の様子を遠目に眺める白南海。
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白南海 「まぁ甘いもんの話ばっか、飽きないっすねぇ。 ・・・そもそも毎時強制のわりに、案内することなんてそんな無ぇっつぅ・・・な。」 |
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白南海 「・・・・・物騒な情報はノーセンキューですがね。ほんと。」 |
チャットが閉じられる――
PL / elec.