［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

――神聖ブランディッシュ帝国　暁の疾駆隊寄宿舎

選帝侯が治めるマクリール公国領は首都オスターラント。
夕食から帰ってきた1人の叫びにより、
騎士達が詰める部屋はにわかに騒がしくなった。

「頼むアズライト！　彼女と過ごすためにお前の寝床を空けてくれ！！」

隻眼の騎士に両手を合わせている短髪の青年は、クルト・テプファー。
異民族の名残りが見える、浅黒い肌の白騎士（ヴァイスリッター）である。
彼は物流を仕切る豪商、テプファー商会の3男にあたる。

「ああ、舞台女優とは名ばかりの、
　オッサンに酒を注いでどうにか日銭を稼いでいるゲルタちゃんのことか」

同じく白騎士の恰好をした目つきの鋭い青年が、クルトを一瞥した。
彼の名はヴァルター・ティティウス。
魔法研究で名を馳せるティティウス家の、かつて嫡子だった男である。

「クルト、寄宿舎は女人禁制だ。忘れたわけではあるまい」

アズライトとヴァルターの後ろで剣の素振りをしていた青年が静かに答えた。
マクリール公国に住まう貴族の特徴である、
色の薄い金髪とエメラルドの瞳を持つこの青年は、ルートヴィッヒ・シュトラール。
由緒ある辺境伯の嫡男で、修行のために師匠にあたる騎士の元で働いていた。

名指しされた当のアズライトは、意気込むルームメイトの様子に思案していた。
男子率100％の寄宿舎に、なぜ女を連れ込めると思ったのか。
まともな色恋話に掠ったこともない草食系の青年は、問い質したい衝動をなんとか抑えた。

「僕はなんて答えたらいいんだろう？
　規則違反を指摘するべきか、他人のベッドを使うなと言うべきか 」

「断る選択肢しかなくない！？　アズライトならOKしてくれると思ったのにっ！！」

「アズライトはお前のママじゃねぇ。
　寧ろママに女と洒落こむ手伝いさせるとか最低だろう。
　大人しく宿を借りてこい、お前のパパならコネくらいあんだろ」

読んでいた本を閉じて渋い顔をするヴァルターを見て、面倒そうにクルトは首を回した。

「それがさ、彼女が言うわけよ。
　『リヒト・シュタイフェ・ブリーゼの皆様を近くで見たいな～♥♥』って」
「騙されてないかお前」

『リヒト・シュタイフェ・ブリーゼ』、正式名を『暁の疾駆隊』という騎士隊は
騎士団の中でも心技体、全てに秀でたエリート部隊である。
学力や実技だけではなく見栄えも含めて入隊時に選抜されるため、
『暁の疾駆隊』に所属している白騎士は平民達にたいそう人気があった。

「つかさ、ヴァルターこそ口の悪さを何とかしろって。
　許嫁の子に逃げられたの、お前が魔法の素養ゼロで廃嫡されたからじゃねーだろ？」
「……あぁ？ 」
「そのキッツイ言い回しだと、女の子だって逃げるよな？？」

2人の醸し出す不穏な空気を察し、アズライトとルートヴィッヒは即座に動いた。
睨み合う男達の間にルートヴィッヒが抜き身の剣を入れ、
柄に手をかけようとしていたヴァルターの手をアズライトがワイヤーで引き留めた。
　
「クルト、ヴァルターが魔法の素養について気にしていることは知っているだろう？
　それに私だって、相手家の滅亡によって許嫁を失っている。
　このご時世、どこにだって人に触れられたくない話はあるさ」
「いやルーイ……それより人の鼻先に刃物を突き付けるのは……」
「逢瀬を楽しむのは勝手にしろ。
　私達はいつ死ぬかも分からないのだから、環境が許すのならば好きにするといい。
　ただし規律を乱すのはやめてくれ」

重い内容を淡々と語るルートヴィッヒに、若干及び腰の2人。
場の雰囲気に耐えられなくなったアズライトは何かを話そうと口を開いた。

「確かにクルトは自由過ぎるけど、2人はもう少し遊んでもいいんじゃない？
　休暇といってもルーイはいつも剣の鍛錬だし、
　ヴァルターは買い物に行く以外は本を読んでいるばっかり……」
「都会で彼女作っても実家で縁談用意されたらすげぇ面倒だから嫌だ」

ヴァルターのはっきりした言葉に、ルートヴィッヒが無言で頷いた。
この世界では自由恋愛自体が珍しいことなのだとアズライトが再確認していた頃、
睨み合いに飽きたクルトが死角から腕を伸ばしてアズライトの肩を寄せた。

「そういやアズライト、前々から気になっていたんだけどさ。
　『閣下』とデキてるって本当？」
「……！？」
「だってアズライト、『閣下』によく呼び出されるもんな。
　そもそも異邦人のお前に身元保証人がついたのも『閣下』の手配だろ。
　身元も金もない奴が騎士になれるわけがない」

『閣下』という言葉を耳にしたヴァルターとルートヴィッヒの表情に緊張が走った。
マクリール公国領を統べる女傑にして選帝侯、
皇帝の座に一番近いとも揶揄される主人の名を聞いて、アズライトは唾を飲む。

「……もし仮に。僕が『閣下』と情を通じていたのなら……」

正直名前も出したくない、という雰囲気ではあったが
アズライトは覚悟を決めて、喉から声を絞り出した。

「僕は白騎士よりも、もっと出世していただろうね」

溜め込んでいたものを吐き出したからか、少し安らかな表情をするアズライト。
ルームメイト3名はその言葉を聞いて、お互い顔を見合わせたのだった。

---

――ハザマ　ベースキャンプ

時計の針が動こうとしている。
ベースキャンプで一通りの装備を作り終えたアズライトは、
時刻を確認しようとして顔を上げた。


独り言をつぶやきつつ、待ち合わせる相手を思い起こす。
1人は豊満な美女、1人は宝石を身に宿すJK、1人は情熱的な炎と羽ばたくJK。
わりと属性が近そうな少年も一緒だった気がするけれど
その時のアズライトの頭には浮かんでは来なかった。


1人の超破壊級女子高生に振り回された記憶 はあるが、それは別の話であろう。
なんせ相手はブルーハワイ飯を出してこない、普通の女子達である。


弱い奴はそもそもハザマには呼ばれない。
イバラシティでは曲がりなりにも教職ということで一線を引いているが、
ハザマ内では見かけと中身年齢が一致しないケースもあるので
精神が緩みまくっている形跡が見える。


誰も見ていないのに咳払いをし、繕うようにしてその場を後にした。
そもそも『梟の住処』には女性も普通にいるのだが、
彼女達にどのような顔で接するのか、礼を失しないことを望むばかりである。


To be continued......

ENo.55 ゆい とのやりとり

ItemNo.6 とてもスパイシーなマトンカレー を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 器用10 敏捷10 耐疫10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

ミュウ(550) に 190 PS 送付しました。

ディルクルム(889) に ItemNo.21 皮 を送付しました。

ディルクルム(889) から 平石 を受け取りました。

エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。

響鳴LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）
合成LV を 5 UP！（LV20⇒25、-5CP）

"シュウ"(190) の持つ ItemNo.5 藍鉄鉱 に ItemNo.13 羽 を合成し、何か固い物体 に変化させました！

ラプリナ(26) により ItemNo.17 お肉 から料理『ビーフハーブ』をつくってもらいました！
　⇒ 家事スキル！［ 5 3 6 = 14 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ ビーフハーブ／料理：強さ60／［効果1］攻撃14 ［効果2］防御14 ［効果3］増幅14

"シュウ"(190) の持つ ItemNo.20 銀の鏡 に ItemNo.5 何か固い物体 を付加しました！
"シュウ"(190) の持つ ItemNo.21 白水晶 に ItemNo.19 不思議な石 を付加しました！

《桜橋 海奈》(312) により ItemNo.12 E線リーベックワイヤー に ItemNo.1 駄物 を付加してもらいました！
　⇒ E線リーベックワイヤー／装飾：強さ82／［効果1］器用15 ［効果2］体力10 ［効果3］－

<呪い狐>(523) により ItemNo.14 エアフェアコット に ItemNo.5 ボロ布 を付加してもらいました！
　⇒ エアフェアコット／防具：強さ110／［効果1］活力15 ［効果2］敏捷10 ［効果3］－

ひやこ(453) とカードを交換しました！

高速弾幕 （キャノンボール）


アブソーブ を研究しました！（深度0⇒1）
チャクラグラント を研究しました！（深度0⇒1）
レッドショック を研究しました！（深度0⇒1）

ヒーリングソング を習得！
ケイオティックチェイス を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

"シュウ"(190) は 羽 を入手！
血染めの月(307) は ビーフ を入手！
ラプリナ(26) は 羽 を入手！
"シュウ"(190) は 羽 を入手！
"シュウ"(190) は ビーフ を入手！
"シュウ"(190) は 羽 を入手！
ラプリナ(26) は ビーフ を入手！
"シュウ"(190) は 良いお肉 を入手！
アズライト(23) は 良いお肉 を入手！
"シュウ"(190) は 良いお肉 を入手！
"シュウ"(190) は 良いお肉 を入手！

次元タクシーに乗り ヒノデ区 B-16：チェックポイント《白い岬》 に転送されました！


ラプリナ(26) に移動を委ねました。

ヒノデ区 C-16（道路）に移動！（体調30⇒29）
ヒノデ区 D-16（道路）に移動！（体調29⇒28）
ヒノデ区 E-16（山岳）に移動！（体調28⇒27）
ヒノデ区 F-16（山岳）に移動！（体調27⇒26）

採集はできませんでした。
　　 - アズライト(23) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - ラプリナ(26) の選択は ヒノデ区 B-16：チェックポイント《白い岬》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - 血染めの月(307) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - アズライト(23) の選択は ヒノデ区 B-16：チェックポイント《白い岬》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - ラプリナ(26) の選択は ヒノデ区 B-16：チェックポイント《白い岬》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - 血染めの月(307) の選択は ヒノデ区 B-16：チェックポイント《白い岬》（ベースキャンプ外のため無効）

［770 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［336 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［145 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［31 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





映し出される言葉を見て、腕を組む。

　








チャット画面に映し出されるふたり。

　







少し照れ臭そうにするエディアン。

　

　

　


















　

　

　







チャットが閉じられる――