［基本］OK.　［戦闘］OK.　［スキル］OK.　

異能、と呼ばれるものがあるらしい。
色々説明はされた気がするが記憶が空っぽの頭じゃそれが超能力ということしか分からなかった。
天刀の親っさんや姐さんはその異能とやらを持っていて、さっきの黒ずくめの変態もそれで始末したらしい。
ちらりと路地の奥の方で転がっている変態を見る。
奴は間違いなく死んでた。
近づいて見に行ったわけじゃないが、なんとなくそれが分かった。
普通の人間はこの距離から死体の判別が出来るものなのだろうか？
いや、そもそも死体と確信して一切動揺してない俺が異常なんだろう。

そして、目の前にいるこの二人も。

「なるほど、記憶がねぇ。それは難儀してるでしょう」

天刀の親っさんはあごをさすって空を見上げている。その姿に緊迫感は無い。

「僕たちもね、今色々と難儀してるんだ」
「問答無用で変態に襲われてたしね。なんなのアレ？ああいいや、どうせ覚えてられない」
「頭空っぽならなんでも入りそうなもんだけどな」

姐さんに毒を吐かれて頭が痛くなった。

「さて、それじゃあこれからどうするか話し合おうか」

旦那は手を一つ叩き、俺はそっちを見る。

「君の素性は君のも分からないし、これから行く当てもない。誰かの手を借りないと明日も知れない身なわけだ。そこで取引がしたい」

「君――家政婦になってみない？」

特に何もしませんでした。

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

解析LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）
装飾LV を 5 UP！（LV40⇒45、-5CP）

リンクブレイク を習得！
応酬 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ション(74) は 毛 を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

イノヴェルチ(906) をパーティに勧誘しました！

［707 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［297 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。

　








　





　

ふたりの背後から突然現れる長身。





　




ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。

　





　




ふたりの反応を気にすることなく、




前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。




　

そう言って、さっさと姿を消してしまう。

　

　

　






うーん、と悩むふたり。

　




白南海の姿が消える。

　





チャットが閉じられる――