［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　
前回から、イバラの方ではどれだけ時間がたったんだろう。

こちらに呼ばれるたび、時間の感覚がおかしくなる。

相変わらず、あちらの俺は、眠る母さんの身体を
ヒトの形に戻す方法を見つけられていない。

望みを叶えるための道がない。

言葉を交わせなくなって、随分経ってしまった。
だから、確認さえできない。


母さん自身の、戻りたい気持ちが、まだ、




　***




いっぺんに思い出すような形で送られてくるあちらの映像の中に
時間経過以外の変化があって、少しだけ驚いた。


ひげ面のおっさんと喋った記憶だ。

もっとも異能で姿を変えているだけで、中身は同級生だけど。


隼田院フリージア。

俺にとっては、袖擦り合う程度の縁の他人。
友人を主張してくる顔見知り。


あいつと通っていた中華料理店で出くわしたときの記憶は
なんというか、すごく……思い返すのにも気力を使う体験だった。

語る言葉から伺える思考は整然と整理されていて、
まるで本のページを開いていくようだったし
内容に興味を引かれたのも、間違いはないけれど。


作家が提供してくれた作品から意味を読み取ることができても
なぜその作品を書こうと考えるに至ったのかはわからない。

俺のあいつとの会話への感想は、概ねそんな感じだ。


ただ、出される話は、俺にとっては確かに面白かった。


それで、話の内容から、その話を書く人間に、
興味ってやつが、流入した。


つまり、俺があいつに向けているものは、
軽薄で無責任な作家への好奇心だ。


それがほんの原稿用紙二、三枚程度とはいえ
──満たされたように錯覚できたから。

俺は、あの日、気分が良かった。

興味をそそられる作家の自伝を読んで、
勝手に、相手を知った気分を増長させてるときみたいに。



うん。俺は、やっぱり、釣り合いがとれていないと思うよ、"先生"。

あちこちに手を差し伸べてまわってるみたいに見えるお前が
そんな英雄めいた行いをして日々を歩くヤツが、
他人に思考を配り歩くような有益なサービスを振舞う人間が
どうか、イバラシティの所属じゃあありませんように。

そんな非の打ちどころがないヤツと並んで仲良く戦うだなんて、
絶対に、絶対に、願い下げだ。


生身の人間をモノ扱いしています。なんてことわざわざ告白したくないから、
こんな話、あいつに伝えることは決してないだろうけれど。

ENo.736 めーて とのやりとり

特に何もしませんでした。

魔術LV を 5 UP！（LV20⇒25、-5CP）

ItemNo.12 松 から射程2の武器『紙飛行機』を作製しました！
　⇒ 紙飛行機／武器：強さ45／［効果1］器用10 ［効果2］－ ［効果3］－【射程2】


オオエド(1339) とカードを交換しました！

石川流風水空手 （ハードブレイク）


ディライト を研究しました！（深度0⇒1）
ディライト を研究しました！（深度1⇒2）
プロテクション を研究しました！（深度0⇒1）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

次元タクシーに乗り チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》 に転送されました！


チナミ区 R-8（森林）に移動！（体調30⇒29）
チナミ区 R-9（森林）に移動！（体調29⇒28）
チナミ区 R-10（沼地）に移動！（体調28⇒27）
チナミ区 R-11（沼地）に移動！（体調27⇒26）
チナミ区 R-12（沼地）に移動！（体調26⇒25）

採集はできませんでした。
　　 - 影史(1315) の選択は チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - 影史(1315) の選択は チナミ区 O-16：梅楽園（ベースキャンプ外のため無効）

［707 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［297 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。

　








　





　

ふたりの背後から突然現れる長身。





　




ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。

　





　




ふたりの反応を気にすることなく、




前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。




　

そう言って、さっさと姿を消してしまう。

　

　

　






うーん、と悩むふたり。

　




白南海の姿が消える。

　





チャットが閉じられる――