
イバラシティ破壊計画
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for Wings
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ドドドドドドドド |
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くるい 「グオゴゴゴッ!!!!」 |

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ひやこ 「こんなに早く再戦するなんて、これも水の女神ラヴナオリティス様のお導きかしら……」 |
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天地を覆う赤黒い幹。化物の呻き声。 女の上半身が、声にならない叫びをあげて、 紫の葉の間から覗く無数の眼球が、ぎょろりと、一斉にあなたを捉えた。 |
| サイタマ 「やあ、元気に焼いてる? 焼いてない? 焼いてなくない? それはよくないな。放火の現行犯で火刑にするぞ!!」 |
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魔王 「ハーッハッハッハァー! 我こそは! 魔王である!!」 |

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鳴 「来るというなら…手加減は出来ないよ」 |
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神の力 「行きましょう─── セカイ 貴方たちの日常を、奪わせはしません!」 |

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『――幻想の月は少女を照らす』 |

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鳴 「……争い事は嫌いだけど・・・。 私にだって守りたいモノがあるんだ。」 |
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マオ 「ハーッハッハッハァー! 我はここじゃ、阿呆共!」 |
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くるい 「ガアアアアッ!!!」 |



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鳴 「行くよ…!」 『翼手転身!』 |
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だん、だん、と尾を叩き付け、地を慣らす。 |
| ヒトミ 「わたしを見て!!」 |
| ヒトミのカード発動! |
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月は夜に光るもの。 |
| ヒトミ 「まだまだ、終わらないんだから……!」 |
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神の力 -悲しまないで 貴方の全ての痛みを受けます- 『Faf slo ffna Lige nast ffr la───』 響く祝福の歌が、彼女と共に立つものを癒し、加護を授ける… |

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魔王 「ふん。必要はないが、断る義理も無い」 |
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鳴 「・・・ありがとうございます。」 |

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鳴 「さて、と…」 |
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くるい 「ゴバァッ!!」 |
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くるい 「ゴアッ!」 |
| ヒトミ 「わたしを見て!!」 |
| ヒトミ 「わたしから目を離さないで!」 |
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神の力 -神よ お許し下さい- 『Antti remn igffo tnah liffen───』 |
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響く歌声が、満天の星空を描いていく─── 浮かぶのは、星々で作られる魔法陣……! |
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神の力 「"神の力"の一端を此処に…… 我が神名は───シャダル・エル・カイ!」 天から降り注ぐ神の火が、相対するもの達へ降り注ぐ───!!! |

| ヒトミのカード発動! |
| みみ姉 「んふふ~、こういうのはどーかなー??」 |
| ヒトミ 「まだまだ、終わらないんだから……!」 |


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ひやこ 「もう倒れちゃうの? 私が受けてきた痛みに比べたら全然足りないよ……」 |
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鳴 「まずは…蹴散らす!」 ガンヘイル 『雹弾!』 |
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マオ 「ほれ逃げてみせろ!」 |

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ひやこ 「そこの肉……もうないから痛みはないよ……」 |
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魔王 「ほう、面白い動きをする」 |
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ひやこ 「そこの肉……もうないから痛みはないよ……」 |
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マオ 「くはは、そうじゃそうじゃ! もっと避けるが良い! でなければ死ぬぞ!」 |
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素早く複数の拳を打ち出す。 |
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くるい 「グググ……」 |
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神の力 -私は水の天使"ガブリエル"、民に安息を- 『I vasn tll faf "Gabriel" Fftna───』 ───響く癒しの歌声が、彼女と共に立つものの傷を塞いでいく…… |
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鳴 「…ッ!」 |

| サイタマ 「さあ今夜もゲームが始まりました。 アンジニティイナバウアーズとイバラシティウスターソースの対戦です。 アンジニティの先発投手はサイタマ選手です。 対するイバラシティのバッターは! ああーっと! バッター構える前にピッチャー第一球投げました! ストラーイク! バッター死亡! バッター死亡しました! これには主審も苦笑い。 ゲームセット!ゲームセットです! 本日のデスカウントは1-0でイバラシティモッサアアアアアーズの勝利です! 以上、暗黒テニスイバラリーグの中継でした!」 |
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鳴 「ふぅ…」 |
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鳴 「ふぅ…」 |
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鳴 「さて、と…」 |
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魔王 「少し遊んでやる」 |
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ひやこ 「そこの肉……もうないから痛みはないよ……」 |
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マオ 「くはは、そうじゃそうじゃ! もっと避けるが良い! でなければ死ぬぞ!」 |
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拳を構え、強く振り抜いた。 |
| 鳴のカード発動! |
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――『あなたの望む味』 |
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鳴 「この程度なら問題ないかな…」 |
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神の力 -私は水の天使"ガブリエル"、民に安息を- 『I vasn tll faf "Gabriel" Fftna───』 ───響く癒しの歌声が、彼女と共に立つものの傷を塞いでいく…… |
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鳴 「・・・ありがとうございます。」 |


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鳴 「ふぅ…」 |
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鳴 「・・・これでッ!」 |
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ひやこ 「そこの肉……もうないから痛みはないよ……」 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
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マオ 「ど~れ、こっちか? それともこっちか?」 |

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激しく尾で叩き、振り払う。 |
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神の力 -穢れを癒し給え- 『Reffa snt ylia lastinn───』 ───響く癒しの歌声が、彼女と共に立つものの傷を塞いでいく…… |
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鳴 「・・・ありがとうございます。」 |

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鳴 「ふぅ…」 |
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鳴 「まずは落ち着こう…。」 |
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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
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マオ 「ど~れ、こっちか? それともこっちか?」 |

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激しく尾で叩き、振り払う。 |
| 神の力のカード発動! |
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鳴 「・・・ありがとうございます。」 |
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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |


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鳴 「ふぅ…」 |
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ひやこ 「もう倒れちゃうの? 私が受けてきた痛みに比べたら全然足りないよ……」 |
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鳴 「まずは落ち着こう…。」 |
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無数の眼球が射すくめた。 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
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鳴 「まずは落ち着こう…。」 |
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距離感を誤った攻撃は届かなかった。 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
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マオ 「ほれ逃げてみせろ!」 |

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無数の眼球が射すくめた。 |
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魔王 「ほう、面白い動きをする」 |
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激しく尾で叩き、振り払う。 |
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くるい 「ゴアッ!」 |
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鳴 「ふぅ…」 |
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勢いあまって大地が砕けた。 |
| ルムルフのカード発動! |
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手紙を携え鳥は往く 戦いなど気にもとめず |

| 鳴のカード発動! |
| 神の力のカード発動! |
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鳴 「・・・ありがとうございます。」 |
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鳴 「そん、な…! ・・・ごめん…ごめんね…。」 |
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『やれやれ…無理するねぇ…』 |

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魔王 「少し遊んでやる」 |
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マオ 「ほれ逃げてみせろ!」 |

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激しく尾で叩き、振り払う。 |
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魔王 「もっとよく狙え」 |
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くるい 「グググ……」 |
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巨大な肉の塊が降る。 |

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女の胸に深々と突き刺さった杭から黒い液体があふれ出した。 |
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マオ 「ほれ逃げてみせろ!」 |

| 魔王のカード発動! |
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巨大な肉の塊が降る。 |

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どくどくと樹皮が脈打つ。 |
| ひやこのカード発動! |
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クルティ 「わんっ!」 |
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魔王 「もっとよく狙え」 |
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魔王 「少し遊んでやる」 |
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魔王 「ほう、面白い動きをする」 |
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女の胸に深々と突き刺さった杭から黒い液体があふれ出した。 |
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呻き声は一段と大きくなった。 |
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女の胸に深々と突き刺さった杭から黒い液体があふれ出した。 |
| 魔王のカード発動! |
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劉星蘭 「フ・・・」 |

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魔王 「もっとよく狙え」 |
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その場から動かない |
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ひやこ 「もう倒れちゃうの? 私が受けてきた痛みに比べたら全然足りないよ……」 |
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魔王 「少し遊んでやる」 |
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激しく尾で叩き、振り払う。 |
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魔王 「ハーッハッハッハァー! よかろう、貴様らの努力に免じ、此度は引いてやる! 貴様らが否定の世界に帰るのは変わらぬ。せいぜい足掻くがいい!」 |
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4 0 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
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くるい 「ゴガァッ!」 |
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ひやこ 「また私達の勝ちだね……」 |
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女の白い喉が、何かを嚥下するように動いた。 |
| サイタマ 「焼けた焼けた。焼けてなくても焼けた。焼いてなかったかもしれない。焼けた焼けた。君たちはスピード違反だ。法を犯した。平和を乱した。イバラシティを見てみなよ。幸せがボロボロと垢のように剥がれていく。しかたないね。しかたないよね。罪を数えなよ。」 |
