［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

地に倒れた身体に差し伸べられる手。
―――……ああ、以前は逆の立場であったというに。

――――――――

「さあ、もう十分休んだでしょう？立ってください」

そういってリコは白い手を差し出す。
細くて、綺麗な手。

「……あの時の……お前の手は小さく傷だらけだったのにな」

その手を取って身体を起こすと、得物である大鎌を拾い上げようと手を伸ばし、掴む。
……重くて持ち上がらない。

「っだぁ！！重てぇ！！」

「それは……そうでしょうね。貴女が倒れ、回復するまでの間に"引き戻し"を行いましたから。
ですから、貴女は今、ヘンリエッタではなく、辺見悠吏なんです」

そういう事を聞きたいんじゃない。

「ねぇ、なんなの……マジで。フツーさ、ちゃんと全て終わってから戻さんか？」

「それは……後になるとうちも忘れそうやから？」

すっとぼけた様にリコはそんな事を言ってぷすっと笑う。

「さて、悠吏が敵にやられて地面とハグしている間に事は終わりました。ので、今日はこれにて解散です！ハイ！解散！！」

パンパン！と手を叩いては笑う。
けれども俺は、立ち上がろうともしなかった。
リコを見ていた顔は下を向き、視線を地面へと向ける。

「……リコ、俺、怖」

「なんや。"らしくない"。今回こてんぱんに伸されて自信なくなったん？」

かもしれない。
かもしれないけれど、「やられる」と思った瞬間、身体が動かなくなった。

「そう、これ、は、"あの時"と、おな、じ」

無意識に顔を覆う。鼓動が跳ねる。
遠い遠い昔、幾多もの兵に囲まれた、あの日と

「悠吏！！！」

突如大声を出すものだから、咄嗟に顔を上げてリコを見る。
前髪に隠れた両目。表情を窺い知る事はできない。

「さ、帰るで。帰ってダッツ食べるで。年前にお歳暮でもろたやつ、冷凍庫に大事にしまっといてん。……悠吏と一緒に食べよ思ててな」

リコは再度手を差し伸べてくる。
吐き出しそうな気持ちと弱音を俺は飲み込んで

その手を取った。


――――――――


　　　―悠吏は餃子を拾って水槽で飼うとか馬鹿な事を言い出した時の記憶を失った―


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ENo.546 不幸喰らい とのやりとり

特に何もしませんでした。

自然LV を 5 UP！（LV15⇒20、-5CP）
防具LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）

グランドクラッシャー を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

悠吏(526) は 吸い殻 を入手！
悠吏(526) は 毛 を入手！

チナミ区 I-15（沼地）に移動！（体調17⇒16）
チナミ区 I-16（道路）に移動！（体調16⇒15）
チナミ区 H-16（チェックポイント）に移動！（体調15⇒14）

MISSION!!
チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》 が発生！
　　 - 悠吏(526) が経由した チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》

―― ハザマ時間が紡がれる。

　

　

　





　




チャット画面にふたりの姿が映る。

　







　




チャットに響く声。

　



画面に現れる３人目。

　






　





上目遣いでふたりに迫る。





　








ノイズで一部が聞き取れない。

　









突然現れるドライバーさん。

　









　







　

賑やかな雰囲気のまま、チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！




（初発生のイベント戦：異能FP+5！生産FP+5！）