
//side:イバラシティ
「……で、これは何したんですか?」
パシャ、と血溜まりを蹴って、男が言った。
消すものが増えるなと思いながら、クウィリーノは視線を下げる。
部屋に倒れ伏したものは、苦悶よりも疑問を浮かべたような、間抜けな顔をしている。
何故こんなことに、と言いたげな目は、見開いたまま光を失っていた。
先程までは確かに生きていた、人だったもの。
今日の『掃除』の対象だ。
「殺人だねえ」
「正確に言えば、連続殺人です。主にアマチュアの男娼を狙っていたようですね。殺害後、身体の一部を持ち去るのが特徴でした」
「うげ、ジャック気取りかよ」
やだやだ、と手を振った男は、この仕事の部下だ。
死体を異空間に収納出来る異能がある為に、こちら側に引き込んで久しい。
実家は精肉店をしていたと言うから、平和的な使い方をするならば、家業では役立っただろう。
それも今は昔。
忠実な部下となった今では軽い動作で死体を収納して、どうぞ、と視線だけでクウィリーノを促した。
「今日はあんまり歯ごたえなかったね? 次はもうちょっと楽しいといいな~」
「社長」
「はいはい✩」
秘書に窘められて、異能を展開する。
ぐっと重圧が掛かるような感覚と共に、目の奥がチリ、と燃える。
血が飛び散り、対象の体液も混じった凄惨な場は、するすると影に吸い込まれるように痕跡が消えていく。
血も、足跡も、臭いまでも。
範囲が広く規模が大きいからか、視界には椿の花弁が舞うような、あるいは火の粉が舞うような赤い光がちらつく。
途端に自身を襲う副作用は、目を細めながら身体に閉じ込めた。
幼い頃は耐えきれずに地に伏した筈なのに、人間とは痛みには慣れる生き物らしかった。
いや、愚鈍になったのかも知れない。
それは同時に、人間らしさを失わせているに違いない。
クウィリーノは散りそうになる思考を振り切って、同行者に微笑んだ。
「さ、帰ろうか。お腹空いちゃった」
「俺もー」
「下に車を待たせております」
「やったー」
そうして、同行者が先導するように歩くのを、クウィリーノはゆっくりと追う。
こう言う時に最後尾を歩くのは、先行する者の痕跡をも消すためだ。
足跡も、指紋も、髪の一本たりとも残さないように。
「もっと人数が多かったら、逆総回診って感じになりそうですね」
「違いないね」
最も偉いものを頂点に据えて歩く様は、今のこの立ち位置とは確かに逆だ。
ああそれに、とクウィリーノは思う。
クウィリーノの消去と言う異能。
健全で平和的な、真っ当な使い道をするならば、医の道が適していただろうと知ったのはいつのことだったか。
(確かに、逆だ)
それに気付いて笑える自分が愉快だった。
ちわわ をエイドとして招き入れました!
使役LV を
5 UP!(LV30⇒
35、-5CP)
合成LV を
5 UP!(LV30⇒
35、-5CP)
雪里(1373) の持つ
ItemNo.6 白石 に
ItemNo.11 不思議な雫 を合成実験し、
何か柔らかい物体 に変化することが判明しました!
ItemNo.9 毛 に
ItemNo.10 不思議な雫 を合成実験し、
何か柔らかい物体 に変化することが判明しました!
⇒ 何か柔らかい物体/素材:強さ10/[武器]治癒10(LV20)[防具]命脈10(LV25)[装飾]防御10(LV20)
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クゥ 「(コンポタまんを食べながら出来上がりを見ている)」 |
チュイ(1519) により
ItemNo.6 何か柔らかい物体 から装飾『
黒手袋』を作製してもらいました!
⇒ 黒手袋/装飾:強さ40/[効果1]防御10 [効果2]- [効果3]-/
特殊アイテム
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チュイ 「(自分の手の大きさと比べて、やはり大きいな~としみじみ…)」 |
雪里(1373) により
ItemNo.11 美味しい果実 から料理『
フルーツサラダ』をつくってもらいました!
⇒ フルーツサラダ/料理:強さ67/[効果1]攻撃10 [効果2]防御10 [効果3]強靭15
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雪里 「美味しい果物の味を活かしました!だから多分…大丈夫です。味は」 |
魔人王モロバ(392) とカードを交換しました!
破廉恥はいけません
(ライトニング)
スタンピート を研究しました!(深度2⇒
3)
サステイン を研究しました!(深度2⇒
3)
ラッシュ を研究しました!(深度2⇒
3)
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!