［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

産まれてすぐの頃。
いつだったか、母さんとアルバムを開いて見た。
抱きかかえられた小さな赤子を指して、それが自分だと教えられた。

5歳の頃の夏。
初めて海で泳いだ。
はしゃぎすぎて海水が口に入ってしょっぱかった。
貝殻とシーグラスをいくつか拾って持って帰った。陽に透けるそれはとても綺麗だった。

7歳の頃の冬。
いっぱいに雪が積もった。
休みの日だったけれど学校に遊びに出て、校庭に降り積もった雪で、友達みんなと雪だるまを作って大きさを競った。
残念ながら負けたけれど、そのあと作った雪うさぎは一番うまく作れたと思う。

10歳の頃の秋。
りんご狩りに連れて行ってもらった。
どこの農園だとかは忘れてしまったけれど、来る途中の道で鮮やかに燃えていた紅葉と、同じくらい真っ赤なりんごの色はよく思い出せる。
もぎたてのりんごはいつもスーパーで買うりんごよりずっと瑞々しくて、甘かった。

12歳の頃の春。
卒業式の日、いつもよりかっちりした服を着た。
普段学校に行くときは私服だったから、制服みたいでちょっと窮屈だった。
進学先はほとんどの友達が同じところへ行くので、寂しかったりはしなかったけれど、飼育小屋のにわとりやうさぎを毎日見れなくなるのは残念だと思った。



一つ、一つ。
辿れば思い出せる記憶がある。
過ごした日々が確かにそこに存在していると、実感できる。
幼い頃のことほどどこかおぼろげで、真新しいことはまだ明確に。
どこまでもよく出来て、どこまでも正確で、どこまでも当たり前のように。

だというのに、ハザマに降り立てば否応なく理解する。
それは全て作り物で、イバラの街でヒトのように過ごすために与えられたものだと。
懐かしく感じる気持ちも、誰かに語った思い出も。
本当は一つもそんなものはなかったのだと。




(全部終わったら、無かったことになるのかな)

最初から何もないといえばそうで、その通りになるだけなのだけど。
多分、今ひとときがイレギュラーに過ぎないだけで。







「それでも、もし」

「ひとかけでも、本当の思い出が残せるなら、」

ぽつりとこぼれた言葉は、いやなくらい赤い空に溶けて消えた。

自然LV を 5 UP！（LV0⇒5、-5CP）
合成LV を 5 UP！（LV5⇒10、-5CP）

ItemNo.9 毛 から防具『ウールコート』を作製しました！
　⇒ ウールコート／防具：強さ30／［効果1］－ ［効果2］－ ［効果3］－


たっきー(6) とカードを交換しました！

ブレイクスラッシュ （ハードブレイク）


ウィルスゾーン を研究しました！（深度0⇒1）
イレイザー を研究しました！（深度0⇒1）
パラライズ を研究しました！（深度0⇒1）

ストーンブラスト を習得！
アイアンナックル を習得！
リフレッシュ を習得！
ノーマライズ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ジニア(1351) は 大軽石 を入手！
さな(1389) は 黄鉄鉱 を入手！
あめ(1426) は 大軽石 を入手！

チナミ区 O-6（沼地）に移動！（体調20⇒19）
チナミ区 O-7（山岳）に移動！（体調19⇒18）
チナミ区 O-8（山岳）に移動！（体調18⇒17）
チナミ区 O-9（山岳）に移動！（体調17⇒16）
チナミ区 P-9（山岳）に移動！（体調16⇒15）

―― ハザマ時間が紡がれる。

　





　






ため息をつく。

　








　




Cross+Roseにロスト７名の容姿と簡単なプロフィールが映し出される。

　









　










　






　

　





　

大きな打撃音と泣き声と共に、チャットが閉じられる――