［基本］OK.　［戦闘］OK.　［スキル］OK.　

　空を仰ぐ。
　全くつまらない、美しくもない、ただただ気が塞ぐばかりの色をした空を。

　今度の敵——どろどろとした何かとは違う、奇妙な動く石——は勝手に四散することもなく、わたしはそれを倒すこともできなかった。
　あの人が私を助けてくれることも当然になかった。
　結果、わたしは命を奪われることも特になく、こうして倒れ臥して空を仰いでいる。

　無力だ、と思う。

　どうしようもなく無力だった。
　あの人はわたしに、復讐の権利がある、と言った。納得しないでもなかった。わたしは殺されたのだから。
　それでも誰に復讐するかの具体的なイメージすら湧かないのに、やる気を出すのは難しかった。
　そもそもがやる気を出したところでどうにかなるとも思えない。わたしはわたしの異能とやらを知らない。勝手に発動されるものでもないか、或いは発動していても大した効果を発揮するものでもないのか、よく分からないままにわたしは襲い来る敵にただのひとつも決定打を与えられない。

　きっと、何も成し遂げられはしないのだろう。
　敵と打ち合うたびに、そればかりを実感する。

　あの人はいない。
　あの人はわたしに寄り添うことはない。先に行ってしまう。
　もしかしたら二度と会うことはないのかもしれない、とも思う。
　なんの不思議もない。わたしはあの人に庇護を求めていない。泣いて乞うて、助けを求めれば、そうなるだろうか。そうとも思えない。
　だってあの人の中には攻撃性がある。

　あの人は自分を人殺しだと言った。
　わたしはそれを疑わない。きっとそうなのだろう、と腑に落ちる。あの人がわたしを殺せばこのハザマだとかいう空間での生も終わるのだろうか。
　それも悪くないかもしれない、と思う気持ちと、恐ろしいな、と思う気持ちが両方ある。

　どうせ残りは三十時間かそこら。今すぐ終わっても大差はない。そう思うやけっぱちの心と。
　それでも残った時間を、何も成し遂げられなくとも生きていきたいと思う、往生際の悪い生存欲と。

　どちらもわたしにとっては好ましくなかった。
　どちらにせよ美しくなくて、わたしはただただ、気を塞がせるばかりだった。

　この空の色と同じように。
　わたしの心も、わたしを塞がせるばかりのものだった。

ENo.421 エインモーネ とのやりとり

特に何もしませんでした。

領域LV を 5 UP！（LV25⇒30、-5CP）
武器LV を 5 UP！（LV25⇒30、-5CP）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

少女(1001) は 白樺 を入手！

チナミ区 M-6（山岳）に移動！（体調22⇒21）
チナミ区 N-6（山岳）に移動！（体調21⇒20）
チナミ区 N-7（山岳）に移動！（体調20⇒19）
チナミ区 O-7（山岳）に移動！（体調19⇒18）
チナミ区 P-7（水地）には移動できません。

―― ハザマ時間が紡がれる。

　





　




Cross+Roseの音量を調整する。

　








　




Cross+Roseにロスト７名の容姿と簡単なプロフィールが映し出される。

　









　













　

　





　

チャットが閉じられる――