ピピピピ ピピピピ ピピピピ ピピピピ
スマホから目覚ましの音が響く。
煉はベッドの中で身じろぎし、枕の横に置いてあるスマホを、つい、とスワイプした。
目覚ましが止まり、2秒後に左肩からゆっくり上体を起こす。
起きた勢いで、首がかくん、と傾いた。
寝起きはあまり得意ではない。
ぼんやりした頭のまま、自分の手を見る。
よく知っている、自分の、人間の手。
(また、あの時の夢だ)
夢の内容を思い出す。
自分が怪人になり、父を傷付けた記憶。
煉は科学者である父によって怪人へ改造された、改造人間だ。
怪人態になると人間としての自我が薄まり、怪人としての意識が目覚める。
望んだ改造ではなかった。
醜い姿に、破壊を好む人格。到底受け入れられるものでは無い。
忘れてしまいたいのに、いつまでもしつこく夢に出てくる。
ため息を吐き、ベッドから下りた。
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煉の部屋は閑散としている。
特にこだわりのないシンプルなベッドに、特にこだわりのない布団と毛布。
机は役所の事務机のように飾り気が無く、所々塗装が剥げている。
教科書やノートの他に、何冊かの参考書。
机の上には、タブレットPCと、ノートPCが一台ずつ。
分厚い壁には窓が無く、ポスターの一枚も貼っていない。
唯一の採光場所として、天井の角にある、強化ガラス製の天窓から朝日が差し込んでいる。
ドアには大型の電子ロック。
煉はドアの前に立ち、壁に設置された端末に手を当てる。
端末は生体認証を行うと共に、心拍数、血圧などを測定する。
通常値の結果が表示され、ロックが解除された。
この地下室は、檻だ。
「人間の平坂煉」でなければ外に出られない。
もっとも「怪人の平坂煉」なら、壁くらい破壊できるのかもしれない。
それでも、檻を作らない訳にはいかない。
檻に入らない訳にはいかない。
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部屋から出ると、階段が上階へ繋がっている。
階段を登った先にも同様の扉。
生体認証を行い、解錠。
扉を開くと、なんということはない普通の住宅の廊下に出る。
洗面所に行こうとすると、ばたばたと騒がしい足音。
足音の主は、煉の従姉妹のめぐるだ。
そういえば、今日は朝から遊園地に行くと行っていた。
集合時間は早かったはずだ。もう家を出なければいけない時間。
身支度をしてリビングに行くと、叔父一家が揃っていた。
「やぁ、煉くんおはよう。
せっかくの日曜日なのに、めぐるがうるさくて起きてしまったよ」
「煉くん、おはよう。
ねぇ、めぐるのポシェット知らない?紫の方の」
「ピンクっぽいパープルのサコッシュ!!
ねー煉にいちゃーん!前使った時煉にいちゃんが片付けてなかった?
どこに仕舞ったか分かんない?
今日皆で遊園地行くから、ぜったいあのサコッシュがいいの!」
全員が口々に煉に声をかける。騒がしい一家だ。
叔父夫妻に挨拶を返しつつ、従姉妹を適当にあしらう。
「そこのポールハンガーに無いなら知らん」
「無いんだってばー!」
煉の部屋の設備は、叔父夫妻と煉の間で納得した上、設置している。
親と一緒に暮らせなくなった煉を、叔父夫妻は引き取りたいと申し出た。
親戚なんだから、頼って欲しい、我々を冷たい人間にしないで欲しい、と。
それと同時に、研究者の叔父は煉の危険性も理解していた。
だからこそ檻を用意した。
めぐるを傷付けないために、煉に人を傷付けさせないために。
めぐるだけは何も知らない。
余った部屋に、煉が居候しているだけだと信じている。
知る必要は無いだろう。誰にもメリットが無い。
煉はポールハンガーにかけられたコートやバッグをかきわけて、パープルのサコッシュを引きずり出した。
叔母もめぐるも、探し物の爪が甘い。
めぐるにサコッシュを手渡すと、満面の笑みで「ありがとう!」と返ってきた。
自分が怪人だと知ったらこんな顔は見せないだろうな、と一瞬思う。
「もう小学生じゃないんだから、少しくらいしっかりしろ」
小言だけ返して、何も思わなかったふりをした。

駄木(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
駄石(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
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武術LV を
20 UP!(LV0⇒
20、-20CP)
武器LV を
20 UP!(LV0⇒
20、-20CP)
七坂(7) により
ItemNo.5 不思議な石 から装飾『
レンゴクドライバー』を作製してもらいました!
⇒ レンゴクドライバー/装飾:強さ30/[効果1]幸運10 [効果2]- [効果3]-/
特殊アイテム
 |
七坂 「あっこれなんか朝番組っぽい!」 |
りりぃ(85) の持つ
ItemNo.4 不思議な牙 から射程1の武器『
浮遊する鋭牙』を作製しました!
七坂(7) の持つ
ItemNo.4 不思議な牙 から射程2の武器『
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ItemNo.4 不思議な牙 から射程1の武器『
刀巑剣竪・煉獄刀』を作製しました!
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りりぃ(85) により
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特殊アイテム
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りりぃ 「あの…持っていた牙、譲ってくださってありがとうございます。これくらいしかお礼が出来ないですけれど…良かったら…」 |
アンジェ(630) とカードを交換しました!
おひさまのにおい
(ヒール)
イレイザー を研究しました!(深度0⇒
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