［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

日記　一回目

南天然の父は和敏という。シモヨメの駅で働いている。最も、駅員であるので異動になっても駅である。
母は佳子(よしこ)といって、旧姓は山入端である。天然が小学生の時からパートに出ている。

天然には年の離れた妹がいて、双子である。
陽幸(ひさち)は内弁慶で、実家ではかしましいのだが外に出ると店員さんに話しかけるのも躊躇する性質である。
咲良(さくら)の方は、これが本当に無口で、陽幸の陰に隠れている。
けれどもあれで案外に体を動かすのが好きなのだ。学校のマット運動で大変良い成績を収めていたりする。

天然の父方の祖父母は健在で和生と喜名、母方は祖父が亡くなっていて空知と春日という。
父方は農家で、初孫の天然をたいへんにかわいがってくれた。
和生は庭に南天の木を植えて(南の若夫婦は最初父方の祖父の家で暮らしていた)、これがおまえと年の同じ木だよ、と教えてくれた。妹達にそれぞれ柘植と桜の木を植えたのも和生だ。

母方の祖父の空知は生前、大変本が好きな人で、母方の実家に行くと日に焼けた百科事典があり、幼い頃の天然はそれを読むのが好きだった。祖父に何か質問すれば何でも答えてくれたし、祖父のわからないことは一緒に事典を引いてくれたのだ。

天然には本当は兄がいる。
といっても、天然が1歳の時に不幸な事故で亡くなってしまった。
彼の名前は和也といって――……

こんなにも鮮明な記憶が思い出せるのにそれが全部作られたものなのだとエディアンはいう。



アンジニティの陣営はまだ静かだった。
例外無く誰も彼も、この一月イバラシティで得た記憶が流れ込むのに耐えていたのだろう。
あの薄暗い世界からきて、イバラシティの青空は眩しすぎた。
『僕』もくらくらしながら自分の体を見下ろす。

それだけでわかる。
ここにいるのは絲車学園の三年生、南天然ではなく
世界を滅ぼしかけた咎でアンジニティに堕とされた『悪竜』ナンディナだ。
イバラシティは素晴らしいところだった。
そしてアンジニティに堕とされた有象無象がイバラシティを、ひいてはそのほかの世界への脱出を図るのはひどく魅力的な提案だ。

それは私にもわかる。

けれど私にはやることがあった。
アンジニティで5万人殺せば元の世界に戻れるのだと、そういう刑罰を受けている最中なのだ。
下手にアンジニティから脱出してしまえば、あのか細い約束が反故にされてしまうかもしれないのだ。
そんなことは耐えられなかった。

アンジニティの陣営の島から、海に身を翻す。
世を儚んだわけではない。悪竜たるこの身は海の向こうに熱源を見出していた。
あちらがイバラシティの陣営だろう。

イバラシティは美しい世界だった。
天然があの青い空を見てなんの感慨も抱かないことに苛立ちすら覚える。
あの世界を守りたかった。

自分一人離反して、何ができるかのあてなどなかったが
——イバラシティを侵略するのは、嫌だった。

　◆　◆　◆

イバラシティ陣営の様子はアンジニティ陣営のそれとは少し趣が違っていた。
シティの防衛に気炎を上げる者がそこかしこにいたのだ。
当たり前の話ではある。私は岩陰で姿を整えた。
鏡はなかったが記憶の中の「南天然」の姿を作りだす。
無用な誤解は避けたかった。




岩陰から出れば絹を裂くような悲鳴が聞こえてくる。

「蒜手さん！？」

既知の女性がいてひどく狼狽する。
彼女は自分のことで手一杯で、こんな事態には巻き込まれていいように思えなかったからだ。
彼女は何か赤黒い、ドロドロとしたものに追いかけられている。
こちらに気がつくと「先輩！？」とひどく驚いた様子で叫んでいた。

「異能を使って戦います。
　蒜手さんは、さがって！」

そうして蒜手と赤黒いドロドロの間に割り込む。
イバラシティに居たときと比べて、風のように体が軽かった。

『南天然』の姿をしていても、体はナンディナなのだ。
イバラシティの人々が持つ異能に感謝した。
——今から何をしても、蒜手に一つしか嘘をつかなくていい。

ENo.17 サクマ とのやりとり

特に何もしませんでした。

駄木（50 PS）を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
駄石（50 PS）を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
エナジー棒（30 PS）を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。

変化LV を 20 UP！（LV0⇒20、-20CP）
付加LV を 20 UP！（LV0⇒20、-20CP）

モモノメ(1137) により ItemNo.5 不思議な石 から装飾『金の学生章』を作製してもらいました！
　⇒ 金の学生章／装飾：強さ30／［効果1］幸運10 ［効果2］－ ［効果3］－／特殊アイテム

ベアトリス(47) により ItemNo.6 不思議な食材 から料理『りんごのわたあめ』をつくってもらいました！
　⇒ りんごのわたあめ／料理：強さ30／［効果1］器用10 ［効果2］敏捷10 ［効果3］耐疫10／特殊アイテム

ルナ(1051) とカードを交換しました！

LOTA`S COLLECT01 （ヒール）


イレイザー を研究しました！（深度0⇒1）
デアデビル を研究しました！（深度0⇒1）
ヒールポーション を研究しました！（深度0⇒1）

ガードフォーム を習得！
ディベスト を習得！
上書き付加 を習得！
☆アブソーブ を習得！
☆ブレイドフォーム を習得！
☆初習得ボーナス：各FPが4増加した！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

南(44) は 不思議な食材 を入手！

次元タクシーに乗り チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》 に転送されました！


チナミ区 F-5（道路）に移動！（体調30⇒29）
チナミ区 F-6（道路）に移動！（体調29⇒28）
チナミ区 F-7（草原）に移動！（体調28⇒27）
チナミ区 F-8（草原）に移動！（体調27⇒26）
チナミ区 F-9（沼地）に移動！（体調26⇒25）

暁人(95) からパーティに勧誘されました！

採集はできませんでした。
　　 - 南(44) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - ベアトリス(47) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - ミロ(79) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - 暁人(95) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》（ベースキャンプ外のため無効）

―― ハザマ時間が紡がれる。

　





チャットで時間が伝えられる。




グチャッとなったどこかのナレハテの映像をまじまじと見つめる白南海。

　

その背後から、突然タクシーが現れる！！

白南海のすぐ横を走り抜け、止まる。




タクシーの窓が開く。






帽子を少し頭から離し、ほんのちょっと頭を下げる。






窓が閉められ、タクシーが走り去っていく。





白南海からのチャットが閉じられる――