『無能力者』、それはこの異能が一般的な存在としてある世界で、異質に映るもの。
異能があるのが『普通』なのだ、つまりは『普通ではない』ことになる。
他者とは違う、そう、子供的にいうと『へんなこ』だ。
ただその少女は運がよかったのか、それとも持ち前の明るさのおかげか、そうは見られなかった。
そうして特に問題もなく、生きてきたのだ。
異能なんて無くても問題は無い、だって困ることはないから。
でも、少しは憧れた……のかもしれない。
空を飛んだり、物を浮かせたり、早くなったり……。
それでも普通に生きていくなら、異能が無くても生きていける。
だから『無能力者』でも大丈夫。
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そう考えてた時期があたしにもありました。
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優兎佳 「うぎゃぁーーーーーーー!!!!!!」 |
全力疾走タイム!逃げるが勝ち!
いやまってまってっまってなにあれ!?キッモ!スライム?!キモイ!!!
違うじゃんスライムってちょっともう普通こういうのってかわたん♡なの出てくるじゃん?
出てくるでしょ?出てこい!でてこいこらぁ!!
なのに赤黒いし、なんか鳴いてるし!というかさっきの説明なに!?
ハザマ?アンジニティ??ワールドスワップ???おーまいがーなぜにほわい。
あっそうそう、ハザマだと異能が強くなるんだってさー。
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優兎佳 「いやあーし異能持ってないしぃーーーーーーー!!!!!!」 |
この少女、そんなものは持っていない。ただの無能力者だ。
人選ミスでは?あのおじさん覚えとけよアンチクショウ。
とりまどうにかしないとやばばすぎる、どうにかってそれ無理無理無理の無理茶漬け。
はは、ウケる、いやウケてる場合じゃないんだけどさー……
あっやば、しんどい、めっちゃしんどい、自慢じゃないけど体力はないから。
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優兎佳 「これがっ噂の、異世界転生ってやつかぁーっぬははー……特典は?」 |
現実逃避。
異世界転移?どっちでもいいわ。
トラック轢かれたわけじゃないんだから違うだろって?そんなー。
もぅマヂ無理。マジ卍無理。
あの変なスライムもどきに殺されちゃうんだぁー……?
…………?
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優兎佳 「あり、居ない……振り切った?」 |
辺りを見渡すが姿が見えない、安心して適当な場所に座り込む。
なりふり構わず逃げてきたので場所はわからないが、ここは遮蔽物も多い、とりあえずは隠れられるだろう。
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んー、とりま聞いたこと整理しよ、あのおじさんが言うには───
『ワールドスワップ』とかいうのが起こってるらしい、めっちゃやばたん。
そんで街に
『アンジニティ』ってのがいるらしい、判別不可っぽい。
ここは
『ハザマ』って場所で、一時間で戻される、こっちのことは街戻ったら忘れる。
『ロスト』って人達がいるらしい、仲良くなってズッ友になったら良いことありそう。
なるほどねー大体理解した感じじゃん?
いややばばでしょ、こんなん知ってもどーしよもないじゃん、あたしただの無能力者なんだけど。
世界の命運はきみたちに託されたってやつ?ありえんてぃー……
とゆうかゆうか10日毎にここに呼ばれるって……つらたんぴえん。
落ち着いてきた、呼吸も整ってきた。
でもどうしよう……どうしようもない、どこか隠れられる場所を探すしかないか。
そうして『これ』が終わるのをじっと待つしか無い。
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優兎佳 「……あーしも異能あったらなーっ」 |
ま、無いものねだってもしゃーなし。
立ち上がり、隠れ家にできる場所を探しに行こうと───
「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ・・・・・」
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優兎佳 「え」 |
あ、やばい、逃げらんない、だめだこれ。
気付くのが遅かった、すぐ近くに居た。
もーだめだ、あー、短い人生だったなぁー。
食べられるのかな、溶かされるとかかな、どっちも一緒か。
夢じゃないのかなぁ、やだなぁ、死にたくないな。
……あたしにも、力があったら。
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──────! |
光。
まぶしい、けどやさしい。
何か、見える。
……あれ、もう死んだ?天国?ここはどこあたしはだぁれ。
じゃ、ない、生きてる、さっきと同じ場所。あの変なスライムもいる。
そんで、目の前は光りながらふわふわ浮いてるなんか。
……いやなんこれ。
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──────…… |
えーと、妖精?メルヘンなの?なんで急に不思議の国なのさ。
一応あたしを守ってくれてるのか……ん、違う?
違うけど違わない?ん、んーと?
あ、なんかわかる、声?こいつ……直接脳内に!?今ふざけるとこじゃないね、ごめんね。
ん……わたし、は、あなた、の、ちから……?ああ、そっか、
『繋がってる』ね。
そっかぁ、キミのお陰だったのかな、運がよかったのって。
ありがとね。
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──────♪ |
……よーしっ!そんじゃぁー……
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優兎佳 「散々追いかけてくれやがったあんちくしょーをやったりますか!」 |
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──────!! |
ルネ(378) に 20 PS 送付しようとしましたが、そんな量のPSなんて持ってなくてがっかりしました。
エナジー棒(30 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
エナジー棒(30 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
魔術LV を
20 UP!(LV0⇒
20、-20CP)
料理LV を
20 UP!(LV0⇒
20、-20CP)
ルネ(378) により
ItemNo.2 不思議な防具 に
ItemNo.3 不思議な装飾 を合成してもらい、
駄物 に変化させました!
⇒ 駄物/素材:強さ10/[武器]攻撃10(LV50)[防具]活力10(LV50)[装飾]体力10(LV50)/
特殊アイテム
メリーナ(646) により
ItemNo.5 不思議な石 から装飾『
ハートヘアピン』を作製してもらいました!
⇒ ハートヘアピン/装飾:強さ30/[効果1]幸運10 [効果2]- [効果3]-/
特殊アイテム
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メリーナ 「依頼の品を持ってきたよ。どうかな……?」 |
クオウ(1148) により
ItemNo.4 不思議な牙 から防具『
お気にのカーディガン』を作製してもらいました!
⇒ お気にのカーディガン/防具:強さ30/[効果1]活力10 [効果2]- [効果3]-/
特殊アイテム
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クオウ 「取引たすかった。品物はこちらでいいか確かめてくれ。頑丈さより動く力、とのことでやってみたが……ま、お互い生き残りたいもんだな。」 |
レイシー(409) の持つ
ItemNo.6 不思議な食材 から料理『
カリふわクリームコロッケ』をつくりました!
ItemNo.6 不思議な食材 から料理『
ノリと勢いの肉じゃが』をつくりました!
⇒ ノリと勢いの肉じゃが/料理:強さ30/[効果1]器用10 [効果2]敏捷10 [効果3]耐疫10/
特殊アイテム
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優兎佳 「なんとかなるもんだねえ」 |
ルネ(378) の持つ
ItemNo.6 不思議な食材 から料理『
良い感じにできた炒飯』をつくりました!
セラエ(1043) とカードを交換しました!
針の上で天使は何人踊れるか
(ピンポイント)
ハードブレイク を研究しました!(深度0⇒
1)
ハードブレイク を研究しました!(深度1⇒
2)
ハードブレイク を研究しました!(深度2⇒
3)
ティンダー を習得!
ファイアボルト を習得!
☆火の祝福 を習得!
☆イグニス を習得!
☆初習得ボーナス:各FPが4増加した!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!