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[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 






001.「Infection」――あるいは、どこかで筋違えた脚本について



例えばの話。俺が、蜘蛛の糸を垂らされたときに見ない振りをできるような人間だったなら、
きっとこうはなってなかったんだろうと思う。少しも疑うことなく。
事実として、俺は正しくその蜘蛛の糸に縋ってしまったし、
その結果として「持っていない」俺が「持っている」誰かの持っているものを頂戴するために
こんな場所にまでやってきた。やり直しを願って。……もしくは、取り返しを願って。

その結果がどうであるかというのはまだ決まっていなくて、
きっと誰の目から見ても白紙でしかない。だから、ここから先をどうするかっていうのは、
この真っ白なキャンバスが何色に塗りつぶされるかってのは、俺個人の話ってわけじゃなくて、
ここにいる俺も含めた全員が決める話で。決めなければいけない話で。

それはそれでいいんだ。人生なんて、大体そんなものだから。
先なんてちっとも見えないし、全部を知ったような顔して退屈できるほど俺の頭はよくない。
それは、どこにいても誰であっても平等なはずだ。別にこんなのは難しい話じゃない。

――俺みたいに、自分で一番最初に全部を投げ捨てたヤツにだって、
こうやって平等にチャンスはやってくるんだから。俺がここにいることでそれは証明されてる。

地獄に落ちたはずなのに、誰かが掬ってくれると言うのなら。
俺は、一条燈大は、そのチャンスを手放すわけにはいかない。だって、俺はまだ、



小野木 瞬
校則に引っかからない程度に茶髪に染めて、
制服の下にいつもパーカーを着込んでいる。
少々年季の入った一眼カメラを首にかけている。

「トータ、演劇部入んねーの?」
「いい」

 春。今から八ヶ月前。イバラシティに、二人して引っ越してきた。
辺境の田舎に住んでいた自分たちが、ぶっちゃけ驚く以外にできることがないくらい、
賑やかで、人も多く、学校の選択肢も多い高校生活を選ぶのは自然な流れではあった。

 だから、人が多いって理由ひとつだけで相良伊橋高校を選んだのは自明で。
だからこそ、人が多ければ演劇部の一つや二つあるわけで。一つしかなかったけど。
あの部員が二人しかいなかった上に舞台照明と舞台美術にしか興味のないような
「幕すら上がらなかった」辺境の演劇部なんかとは違って、廃部寸前とはいえ、人はいる。

「あんなに『演劇やりてー』『都会羨ましー』とか言ってたトータはどこ行ったんだよ」
「死んだ」
「トータなあ。あったらあったでそうやって不貞腐れるの、オレっちどうかと思うぜ~?」
「……こんな色々選択肢ある中で演劇なんてやってんの、絶対陰キャだろ」
「それで、この入部届ってか。トータさん。トータさんよお」

 俺の入部届には、演劇部の文字は書かれていない。美術部。
夏は暑ければ冬は寒い、そんな田舎で二人して中学時代に熱中したもの。演劇。
 舞台上で様々な人間が様々な役割を演じて、その舞台の上にある世界に魅入られて。
これ以上なく羨んだ。その世界をつくる役割を自分たちが担えるのなら、と、二人して。
けどまあ結果は知っての通り。田舎にそんなものに興味がある生徒なんていない。
役者になれるような華のあるやつは、こんな田舎で部活動に勤しめるほど暇じゃない。

 だから、俺達の演劇部は一度も幕を上げることすらなく、幕も下ろされなかった。
これだから現実は面白くないし退屈だしどうしようもないしやりがいがない、と。
中学生当時の俺は色んなものに当たり散らしたし、希望なんてするだけ無駄だと憂いだ。

 何もないからできないと環境のせいにして。部員集めなんてできやしないと他人のせいにして。
自分よりも上手にこなせるやつがいたら嫌だからと、仲間を増やすなんてことも考えず。
ただただ、狭い世界で、自分を自分として守ってやれる小さな世界で停滞していようと思った。
言い訳だらけの、情けない、思春期こじらせまくりの退屈な現実で。



だからこそ、瞬がイバラシティに進学するというのを聞いた俺は。   
幼馴染で、小さい頃からずっと一緒で、知らないことなんてないはずの小野木瞬という男に対して。   
――決定的な、隔絶を感じた。それは、無責任にも当時の俺の目には裏切りにしか映らなかった。   




というのがことのあらましだ。あの日、俺の残した唯一つの後悔。
田舎の学生もそういない中学の、部員がたった二人しかいなかったはずの演劇部。
そこに、置き去りにしたはずの照らす相手もいない舞台照明が小野木瞬。

俺は、推定「死後の世界」に齎されたチャンスを掴んだだけだと思ってる。

だから、愚かな(誰が聞いたってくだんなって一笑するだけだ)ことに、
せっかく――頼んではいないとはいえ、そこそこに恵まれた人生もなにも投げ出して。
自分で言ってしまえば意味がなくなるから言わないが、まあ、ダサい。
誰もが踏みしめる劣等感にも誰もが感じる疎外感にも耐えかねて、一足先にリタイアした。

そんなやつが辿り着くには当然の地獄で与えられたやり直しのチャンスの横に、
どうして。――どうして、小野木瞬という個人がいるのか。俺には、わからなかった。

俺が全てを投げ出したあとの時間に何があったかなんて、
生者しか知ることはできないのだ。俺のこの後悔は、人生において二つ目だった。
……人生も身も投げたあとに、後悔することが増えるなんて思ってもいなかったけど。




一条 燈大
一度目の人生を自殺という形で終えている少年。
そのはずだが、まるでそれがなかったかのように
あるはずのないあの日の「続き」を今も享受している。
一条 燈大    
SIDE:ANSINITY    

彼は、アンジニティのことを「死後の世界」と認識している。   
が、実際のところはそうではない。彼は、死にながらにして死を拒んだ。   
それ故に、彼は死を迎えることなくアンジニティへと追放された。   
彼はそれに気付くことはない。   

自らの死を「芸術」として、一人のアーティストとしての自殺を選び、   
美しく、神秘的で、なおかつ「人の記憶に残るような」死を「創った」。   
故に、彼は「作品」として生き続けなくてはならない。   
終わることはない物語の象徴。死を冒涜するもの。   

彼の罪は、「終わりを拒んだこと」である。   

無自覚な罪人が赦されることはない。   










以下の相手に送信しました

ENo.720






燈大
「……」
燈大
「取り戻さないと。やり直さないと」
燈大
「やり直して、最初から、うまく。
 ――今度は、ミスらないように、しないと」

ItemNo.6 不思議な食材 を美味しくいただきました!
 体調が 0 回復!(30⇒30
 今回の全戦闘において 器用10 が発揮されます。















イグジスタンス
ENo.128
燈大
ハザマに生きるもの
ナレハテ







駄木(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。

制約LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
解析LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
防具LV20 UP!(LV0⇒20、-20CP)

刺繍(651) の持つ ItemNo.4 不思議な牙 から防具『うっかりエプロン』を作製しました!
ItemNo.6 から防具『机上論』を作製―― できるかーい!素材じゃないゾ☆

トオイ(573) により ItemNo.5 不思議な石 から装飾『油壺』を作製してもらいました!
 ⇒ 油壺/装飾:強さ30/[効果1]幸運10 [効果2]- [効果3]-/特殊アイテム
トオイ
「アー、こんなんでいいスか? たぬもみリラクゼーションではツボはツボでも別のツボ……押すやつね、も取り扱ってるんでよろしくーっス。」

瞬(720) により ItemNo.4 不思議な牙 から射程1の武器『新品の鉛筆』を作製してもらいました!
 ⇒ 新品の鉛筆/武器:強さ30/[効果1]攻撃10 [効果2]- [効果3]-【射程1】/特殊アイテム

「ほれ。大事に使えよ」

こがね(1264) とカードを交換しました!

雨の癒し (ヒール)


アサルト を習得!
プリディクション を習得!
キャプチャートラップ を習得!
ペナルティ を習得!
ブロック を習得!
ジャックポット を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






燈大(128)不思議な食材 を入手!






次元タクシーに乗り チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》 に転送されました!
ドライバーさん
「・・・はい到着ぅ。気をつけて行きな。」


チナミ区 F-5(道路)に移動!(体調30⇒29
チナミ区 G-5(道路)に移動!(体調29⇒28
チナミ区 H-5(山岳)に移動!(体調28⇒27
チナミ区 I-5(山岳)に移動!(体調27⇒26
チナミ区 J-5(道路)に移動!(体調26⇒25

瞬(720) をパーティに勧誘しました!
採集はできませんでした。
   - 燈大(128) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)
   - 瞬(720) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 


エディアン
「1時間が経過しましたね。」

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。


チャットで時間が伝えられる。


エディアン
「ナレハテとの戦闘、お疲れ様でした!
 相手を戦闘不能にすればいいようですねぇ。」

エディアン
「さてさて。皆さんにご紹介したい方がいるんです。
 ――はい、こちらです!こちらでーっす!!」


エディアンの前に1台のタクシーが止まり、窓が開く。

ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。初老くらいに見える。



ドライバーさん
「どーも、『次元タクシー』の運転役だ。よろしく。」


帽子を少し頭から離し、ほんのちょっと頭を下げる。


エディアン
「陣営に関わらず連れて行ってくれるようですのでどんどん利用しましょー!!
 ドライバーさんは中立ってことですよね?」

ドライバーさん
「中立っつーかなぁ・・・。俺もタクシーも同じのが沢山"在る"んでな。
 面倒なんで人と思わずハザマの機能の一部とでも思ってくれ。」

ドライバーさん
「ま・・・チェックポイントとかの行き来の際にゃ、へいタクシーの一声を。じゃあな。」


窓が閉められ、タクシーが走り去っていく。


エディアン
「たくさん・・・同じ顔がいっぱいいるんですかねぇ・・・。
 ここはまだ、分からないことだらけです。」

エディアン
「それでは再びの1時間、頑張りましょう!
 新情報を得たらご連絡しますね。ファイトー!!オーッ!!」


エディアンからのチャットが閉じられる――












イグジスタンス
ENo.128
燈大
ENo.720

ハザマに生きるもの
歩行石壁
大黒猫




515 116


1st
大黒猫



3rd



4th
歩行石壁

















イグジスタンス
ENo.128
燈大
ENo.720

檀花深藍
ENo.163
シェンラン
ENo.405





531 611




3rd



4th








ENo.128
吊るされた男
一条 燈大(イチジョウ-トウタ)

身長 164cm 本人は170cmを自称している
相良伊橋高校1年1組 美術部
「……るせ。いま俺集中してんの」

中性的な見た目の割に口を開けば10割男子
開けば口も態度も悪めでぶっきらぼう
愛想がないのはデフォルト 本人も結構気にしている

■ 三行
背中まで伸ばした髪を三つ編みおさげに結ぶ
美術部に在籍しており、とりわけ静物画に関心が強い
職人気質で譲れるものと譲れないものの差が激しい

■ 異能
一日に一度、正確な筆致で風景を「切り取る」ことができる
制御できている異能ではなく、必ず発動するわけではない
最初は「数撃ちゃ当たる」で発動するまで描き続けていたが、
今はあまり気にせずに絵を描き続けている

「数撃ちゃ当たる」時代の名残で、それなりに絵は上手い

■ 既知RPは歓迎です。

■ イラストは湯槽さんに描いていただきました!



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一度目の人生を自殺という形で終えている少年。
そのはずだが、まるでそれがなかったかのように、
あるはずのないあの日の「続き」を今も享受している。

一条 燈大    
SIDE:ANSINITY    

彼は、アンジニティを「死後の世界」と認識している。
が、実際のところはそういうわけではない。
彼は、死にながらにして死を拒んだ。   
故に、彼は死を迎えることなく否定の世界へと追放された。
彼はそれに気付くことはない。   

自らという一人の人間の死を「芸術」として弄び、
一人のアーティストとして「遺作」とすることを選び、
「人の記憶に残るような」劇的な死を「創った」。
故に、彼は「作品」として生き続けなくてはならない。 
終わることはない物語の象徴。死を冒涜するもの。 


彼の罪は、「『作者』が終わりを拒んだこと」である。   


無自覚な罪人が赦されることはない。   



25 / 30
5 PS
チナミ区
J-5
行動順4【特攻】AT・DX↑
4000
300







アンソロ互助会(アンジソロコミュ
10
相良伊橋高校
38





Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4新品の鉛筆武器30攻撃10【射程1】
5油壺装飾30幸運10
6不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
制約10拘束/罠/リスク
解析10精確/対策/装置
防具20防具作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5050敵:攻撃
ピンポイント5050敵:痛撃
クイック5050敵:3連撃
ブラスト5050敵全:攻撃
ヒール5050味傷:HP増
ドレイン5050敵:攻撃&味傷:HP増
ペネトレイト5050敵貫:痛撃
スイープ5050敵列:攻撃
アサルト5050敵:痛撃+自:連続減
プリディクション50120味列:AG増(3T)
キャプチャートラップ5090敵列:罠《捕縛》LV増
ペナルティ50120敵3:麻痺・混乱
ブロック5080自:DF増(2T)+味傷:護衛
ジャックポット50110敵傷:粗雑痛撃+回避された場合、3D6が11以上なら粗雑痛撃

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
猛攻550【戦闘開始時】自:AT・DX増
堅守550【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
雨の癒し
(ヒール)
050味傷:HP増





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名



PL / .