禍根 「現在状況把握、作戦開始します。」 |
決意は固めた。 俺の行く道は、これしかない。 |
アンジニティの願いを踏みにじりたいわけじゃない。 でも、彼らのために皆を差し出すわけにはいかないから。 |
──堕ちるのは、俺一人だけで充分だ。 そうだろ? |
竜の胸の結晶が赤みを帯びる。 |
歩行軍手 「ぐぐぅ!」 |
歩行軍手 「ぐぐぅ!」 |
歩行軍手 「ぐぐぅ!」 |
禍根 「状況による補正をかけます。」 |
禍根 「いつでも仕掛けられます、マスター。」 |
禍根 「運など結果の感想を言ってるだけに過ぎません。」 |
禍根 「被弾予想箇所に保護を適用。」 |
嘗て彼はシメイを賜り、 |
彼はシメイの為に生き、 |
彼はそれを成せなかった。故に、彼はここに在る。 |
禍根 「……」 |
かの世界の神は、彼に死ぬことすらも許さなかった。 |
禍根 「まずは足を止めます。釣瓶打ちにしましょう。」 |
かの世界の神は、彼に謂った。■■に成れ、と。 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅーッ!!!!」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
硝子の竜は攻撃をものともしていない。 |
禍根 「……」 |
禍根 「牽制します。」 |
「——畏れは戦いに必要なものだ。 ——同時に、過度な畏れは其の足を止める。 ——ならば、過度な分だけ、このオレが『喰らおう』」 |
歩行軍手 「ぐっぐぅー!!」 |
歩行軍手 「ぐっぐぅー!!」 |
歩行軍手 「ぐっぐぅー!!」 |
禍根 「……」 |
かの世界の神は、彼に謂った。■■に成れ、と。 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
硝子の竜は攻撃をものともしていない。 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅーッ!!!!」 |
硝子の竜は攻撃をものともしていない。 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
歩行軍手 「ぐ?」 |
歩行軍手 「ぐ?」 |
歩行軍手 「ぐ?」 |
禍根 「見えました。強めに矢を放ちます。」 |
硝子の竜が牙を剥く。 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
禍根 「予測完了。」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
硝子の竜は攻撃をものともしていない。 |
禍根 「(腰に据え付けてあった仕込み剣で攻撃する)」 |
「——その攻撃の矛先を、オレが『喰らおう』」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
禍根 「……」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅーッ!!!!」 |
禍根 「予測完了。」 |
「——その攻撃の矛先を、オレが『喰らおう』」 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅ!!」 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅ!!」 |
禍根 「回避行動終了、戦闘継続します。」 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅ!!」 |
硝子の竜の翼が翻る。 |
「——許せ」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
歩行軍手 「ぐ・・・ぐぅ・・・・・」 |
歩行軍手 「ぐ?」 |
歩行軍手 「ぐ?」 |
禍根 「(腰に据え付けてあった仕込み剣で攻撃する)」 |
硝子の竜の罅が薄れ、消えていく。 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
歩行軍手 「ぐぅーッ!!」 |
硝子の竜の罅が薄れ、消えていく。 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅ!!」 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅ!!」 |
禍根 「(腰に据え付けてあった仕込み剣で攻撃する)」 |
硝子の竜はその腕を振るう。 |
「——その攻撃の矛先を、オレが『喰らおう』」 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅーッ!!!!」 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅーッ!!!!」 |
禍根 「回避行動終了、戦闘継続します。」 |
歩行軍手 「ぐ・・・ぐぅ・・・・・」 |
歩行軍手 「ぐ?」 |
「——その攻撃の矛先を、オレが『喰らおう』」 |
歩行軍手 「ぐっぐぐぅ!!」 |
歩行軍手 「ぐ・・・ぐぅ・・・・・」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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禍根 「マスター、次の指示を。」 |
いつか、彼らの元に辿り着くまで。 俺は決して歩みを止めはしない。 |
「——皆、無事か?」 |