【メイン/イバラシティの住人:畔土 兵真】
(立ち絵、アイコン1・アイコン11)
「おお、わしと仲良くしたいのか? お前さんも変わり者だのぅ! カッカッカッ!」
名前の読みは「くろつち・ひょうま」。
まるで時代劇の侍かのように頭に髷を結い、常に浴衣や和服姿で暮らす変わり者の男性。外見上の年齢は30代半ばといったところ。
カスミ湖の南側に小さな農園を営んでおり、時折り作物を路上販売するなどして生計を立てている。
腰にはこれ見よがしに打刀っぽい得物を佩いているが、これは鞘と拵えだけで抜き身にすることはおろか刀身さえ無いダミー品。
(当人は「非常時用の杖だ」と言い張っているが、侍風の格好を利用した悪ふざけなのは明らか)
《多生ノ縁魂》(スプリット・スピリット)なる異能を備えていることを自ら広言している。
最も便利な使い方としては、精神の欠片を他者に接触して埋め込むことで、言語によらない意思の疎通が(あくまで一方向、異能使用者を受信側としてのみだが)可能となる。
なお有効範囲は種族や生態系を問わず、また言語を介しないため、対象に知能(意思)さえあれば動物でも植物でも機械でも、一種の通訳めいたことができる。
もっぱらその使い道は、農作物の効率的な栽培や近所のペット関連トラブル解決などが主であるらしい。
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【メイン/アンジニティの罪人:“憑魔”】
(アイコン2)
『ひひっ、この千載一遇のチャンスを逃してなるものかよ……』
アンジニティ住人としての本来の姿は、泥まみれのボロ布めいた包帯で全身を覆い隠した、身長3メートル弱の異形。
腕は肩から垂らせば地面に着きそうなほど長く、6本に分かれた指先からはそれぞれ鋭利な針のごとき爪が伸びる。
通常の人体に比べて肩幅は広く胴体は短い。胴と腰の接点はまるで三角形同士が接したかのように細い。
腰から足にかけてはこれも異様に太く、脚部の長さだけで1.5メートルは下らない。
頭部はまるでざんばら髪の素浪人のように黒い毛髪が鬱蒼と伸びており、その顔面には目や口はおろか皺さえもない、完全なのっぺらぼう。
異形たる見た目に違わず相応の身体能力を持つが、その真価は異能《他傷ノ怨魂》(コゼッション・ポゼッション)。
イバラシティ体での異能と同様に精神体の分割・憑依というプロセスで他者の精神へ干渉する能力だがその強制性は段違いで、能力深度が閥値を超えると対象を完全に「支配」し得る。
アンジニティの限定終焉空間から解き放たれたことで、この異能が際限なく強力化してしまう危険性は、極めて高い……
とある世界における上位魔族の一体であり、力を失う以前のかつての魔号は「“憑魔”アーゼッド」。
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【サブ/「外」から来た女子高生:浅間 ミナギ】
(アイコン21~26)
「……ここに、きっと、いるはずですの……!」
イバラシティの「外」からやってきた少女。身長は150cmにも満たないちびっ子だがれっきとした高校生。
明るい栗色の髪を両サイドでツインテールに括っている。
「~ですの」「~ますの」といった、少々ずれ気味の丁寧語を多用する口癖が特徴的。
外部の人間であるため、今回の《ワールドスワップ》には一切関わりはない。
どうやら、イバラシティに“誰か”を探しにやってきたようだが……?
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【Thanks:アイコン素材作成元サイト】
CHARAT(https://charat.me/)
・立ち絵、アイコン1と11:CHARAT本家
・アイコン21~26:CHARAT Rouge