名前 一条 想介
年齢 17歳
イバラシティの外にある大陸の小さな町からやってきた高校生。
想像力豊かなことを除けばいたって普通の高校生。なお中二病に陥ったことがありそれはいまだに黒歴史。
甘い物が大好物なため、チョコレートなどの甘味をいつも所持している。
常人(この場合は異能を持たない人を指す)より高い身体能力を持ち、学力は平均より少し上程度。趣味は特にない、というよりとある理由で何かに積極的になれなかった時期があり、何事も中途半端というか、やる気が無くなってしまっていた。そのため今は趣味を探している。
イバラシティで生活するようになり1か月が過ぎていたころ、昼食を取りに行く最中に異能者同士の小競り合いに巻き込まれ気絶し入院。
無事目は覚めたが、その日から段々と自分の異能が強くなっていく感覚を覚えていく。
どうしたものかと思いながらも、今の生活に満足しているためそこまで悩む必要も無いかと思いながらも日々を生活していく。
現在相良伊橋高校2年1組に在籍。
『異能:想造』
文字通り思い描いた物を、それこそ実物の物や漫画やフィクション等
無機物であれば造り出せる能力。ただし無機化合物などは無理のようだ。→異能が成長したせいか造り出すものに関係があれば無機化合物や一部有機物も造り出せるようになった。それでも生物を造り出すのは不可能。
この異能は成長し、それに伴い造り出せる物の質やサイズの大きさも広がっていく。
(メタな話するとスキルレベル上がればってこと)
造り出せる物の内部構造は、少なくとも自動で造られていく模様である。
現状理由は不明。
造れる物は様々。シャーペンなどの日常的な代物や、それこそ軍隊で使われるような小銃や、ロケットランチャーといった重火器。
それこそフィクションの中にしかないロマン武器だったりも、成長すれば使える‥‥かもしれない。
生成の仕方も割と自由。地面から壁が飛び出すように出てきたり、手に粒子が集まりそれが剣になる、黒い穴が出てきてそれに腕を突っ込んで銃を取り出す、などなど。
そして造り出した物は用が済んだらその場で消すことも可能である。
この異能、極めればすこぶる便利で戦闘にも幅が広がるが使う人間は運動能力が異能を持たない人間より高いだけで身体能力は人間の域を超えるという事は無い。
更に言うと、この異能思い描いた物を造れる代わりに連続で使うと脳への負担が掛かるのである。
それこそ、使い過ぎてキャパシティオーバーでもしてしまえば気絶、あるいは敵味方の区別がつかなくなり武器を生成、暴れまわり更に負担が掛かるという悪循環に陥る。
実際イバラシティに来る前に異能を使って実験まがいの行為をした結果、キャパシティオーバーを経て武器を造り暴れまわろうとしたが、造った武器が大人が使うような代物だったため横転し、頭を強く打ち付けた結果気絶し事なきを得た
なので常にキャパシティには気を付けなければならないのだが・・・・・・。
異能が成長するにつれて何が気づきかけているようだ。
異能と身体能力以外はいたって普通の高校生だが、イバラシティの外で生活していた頃は人間関係に苛まれることが多々あった。
自らの常人離れした身体能力の高さ故に拒絶されたのだ。
家族関係などもあってないような物だった、家族に拒絶される。そんな地獄を味わったせいか、前述にも書いたがやる気のなさというか、何もやる気が起きない無気力な状態が続くこともあった。
自身の異能も、バレたら更に状況が悪く、最悪魔女狩りよろしく殺されるかもしれない。そんな考えがよぎってからはさらに鬱屈とした生活を送った、
そんな思いを常日頃抱え鬱憤を溜める毎日で、イバラシティの存在を風の噂で知りえたのは正に奇跡だっただろう。自分と同じ存在が何人もいる場所だったら、今の人生ももっと輝くんだろうか…‥
我慢できなかった、この生活から今すぐにでも離れたい。
そう思ったことで、町から夜逃げのように姿をくらましたのはしょうがない事だと自分に言い聞かせたのもまたしょうがないことなのだろう。