うらみち みる。
縁なしの眼鏡をかけ、黒い髪をスポーツ刈りにした18歳の学生。普段から学ランを着ており、持っている学生鞄には必ず文学小説を一冊入れている。
「あぁ、これは失礼しました。
初対面でしたよね? はじめまして。
自分は裏路 海松——裏路地の『うらろ』に、古語で言う貝の『みる』で、うらみち みる、です」
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本性は悪徳の者。
自身が理解できない『登場人物の行動』を己が身をもって検証し続けた感情欠落者。
親をその手にかけ、食らうことで子を知り。
少女を誘拐し自らの手で育て殺め、親を知った。
次に目指すのは、友。
友情を知りたいがために、彼はその汚れた手を動かす。
能力
『カルメン』…手を穢せ。首を寄越せ。愛し香りはともに舞う。
海松に近しい存在となった者を縛める鎖。鎖に縛られたまま海松に殺害されると、死後を縛られ海松の手先となる。
自意識はあるが、海松の理想の形へと変形される。
現在のストックは
【親】…善と悪を知り、己が子たる海松を最後まで信じ続けた。
(改変後)ただただ海松を肯定し、海松の危機を身を呈して助ける『子を護る親』。
【子】…海松に怯え、怖がっていたが、死ぬ直前までの海松の世話に心を柔らかくして、優しいお兄さんと慕い始めていた。
(改変後)海松に心酔し、海松の願いを何でも叶えようとする『親孝行な子』