シエル 「ああ、戦うの。じゃあ…」 |
ちわわ 「っしゃあ、ちわわ様のお通りだ!! 全員、生きて帰れるって思うんじゃねぇぞ!!」 |
りりこ 「さぁて、いっちょやりますか!」 |
ブン太 「気を抜くなよォ、凜々子!」 |
眞梨奈 「私に出来る事、やれる事を、手に負える範囲で……いきます!」 |
豆ゾンビ 「ぁ・・・怪しい者じゃないんす・・・・・その、仲間に・・・なりやせんか?」 |
歩行石壁 「俺を越えてみろぉぉッ!!」 |
「―― 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな ――」 |
ちわわ 「あたしは絶対に忘れない。 焦がせよ焔、この我が身共々、紡いで喰らうために!」 |
「―― 難波潟 短き蘆の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや ――」 |
ちわわ 「過去の過ちが許されることはない。失った者は黄泉返らない ならばあたしが、その生を謳歌し贖罪を成す!!」 |
「―― 君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ ――」 |
ちわわ 「我が身に積もる雪の白よ。 明けの緑と共に、厄を祓い未来を照らし輝け!!」 |
眞梨奈 「あ、ちょっとタンマ!ごめんなさい!」 |
眞梨奈 「…………。[眼鏡を拭いている]」 |
眞梨奈 「……すみません、お待たせしました!もう大丈夫です!!」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山 ――」 |
ちわわ 「白妙の舞いは、夏の、熱の訪れを告げる凶兆。 その身に刻み込め、地獄に堕ちた太陽の焔を!!」 |
シエル 「この力は…血の力…?」 |
豆ゾンビ 「もっと粘ると楽しいですよ・・・?」 |
歩行石壁 「越えられるか?この俺をよ・・・」 |
眞梨奈 「出来る事が何もなーいー!!」 |
眞梨奈 「この状況、喜ぶべきなのでしょうか……?」 |
眞梨奈 「あれ?」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山 ――」 |
ちわわ 「白妙の舞いは、夏の、熱の訪れを告げる凶兆。 その身に刻み込め、地獄に堕ちた太陽の焔を!!」 |
シエル 「へ、下手くそか私…」 |
シエル 「へ、下手くそか私…」 |
豆ゾンビ 「もっと粘ると楽しいですよ・・・?」 |
歩行石壁 「越えられるか?この俺をよ・・・」 |
眞梨奈 「出来る事が何もなーいー!!」 |
眞梨奈 「この状況、喜ぶべきなのでしょうか……?」 |
りりこ 「……」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
ちわわ 「まだまだ、あたしゃ戦えるっ!」 |
シエル 「駆ける…どこまでも!」 |
豆ゾンビ 「もっと粘ると楽しいですよ・・・?」 |
歩行石壁 「越えられるか?この俺をよ・・・」 |
眞梨奈 「こ、これでいいかな……それっ!」 |
眞梨奈 「あれ?」 |
眞梨奈 「あれ?」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守 ――」 |
ちわわ 「さあ、その旋律を焦がせ。さあ、今こそ叛逆の狼煙を上げよ。 幾千の声よ、目覚めの時が来た!!」 |
シエル 「霞が如く。ただ、斬り進む。」 |
豆ゾンビ 「どっすか?ねぇ、どっすか??」 |
歩行石壁 「フンヌッ!!」 |
りりこ 「……」 |
眞梨奈 「痛いの飛んでけー!」 |
りりこ 「さんきゅ!」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
ちわわ 「まだまだ、あたしゃ戦えるっ!」 |
ちわわ 「次だ次!何度でもやってやらぁ!」 |
シエル 「よっ…」 |
りりこ 「……」 |
豆ゾンビ 「もっと粘ると楽しいですよ・・・?」 |
歩行石壁 「崩れやしねぇぜ。」 |
眞梨奈 「痛いの飛んでけー!」 |
りりこ 「ありがと!」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守 ――」 |
ちわわ 「さあ、その旋律を焦がせ。さあ、今こそ叛逆の狼煙を上げよ。 幾千の声よ、目覚めの時が来た!!」 |
豆ゾンビ 「どっすか?ねぇ、どっすか??」 |
歩行石壁 「フンヌッ!!」 |
ちわわ 「ハイハイハァアアアアアアアイ!!」 |
眞梨奈 「痛いの飛んでけー!」 |
りりこ 「さんきゅ!」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
ちわわ 「まだまだ、あたしゃ戦えるっ!」 |
シエル 「せいっ!」 |
シエル 「ふふり。」 |
シエル 「よっ…」 |
ちわわ 「ハイハイハァアアアアアアアイ!!」 |
りりこ 「……」 |
豆ゾンビ 「もっと粘ると楽しいですよ・・・?」 |
歩行石壁 「崩れやしねぇぜ。」 |
眞梨奈 「スロースターターだなんて言わないでくださいね! 考えた末のこのタイミングなんですから!」 |
歩行石壁 「越えろって言ったのにィィッ!!!!」 |
豆ゾンビ 「・・・粘りが足りなくねぇっすか?」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
ちわわ 「まだまだ、あたしゃ戦えるっ!」 |
シエル 「集中すれば…これくらい。」 |
豆ゾンビ 「どうしてダメなんですかッ!!」 |
りりこのカード発動! |
眞梨奈 「私の異能は、きっとこういうときにだって使えます!」 |
眞梨奈 「というか他の人にも使えてくれなきゃ困るんです! 役に立て私の異能!」 |
りりこ 「さっすがぁ~!」 |
シエル 「集中すれば…これくらい。」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守 ――」 |
ちわわ 「さあ、その旋律を焦がせ。さあ、今こそ叛逆の狼煙を上げよ。 幾千の声よ、目覚めの時が来た!!」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
ちわわ 「まだまだ、あたしゃ戦えるっ!」 |
りりこ 「……」 |
豆ゾンビ 「どうしてダメなんですかッ!!」 |
眞梨奈 「出来る事が何もなーいー!!」 |
眞梨奈 「この状況、喜ぶべきなのでしょうか……?」 |
眞梨奈 「……えっ、嘘、私やっちゃった!?」 |
豆ゾンビ 「あぁ!!つままないでっ!!」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
ちわわ 「まだまだ、あたしゃ戦えるっ!」 |
りりこ 「……チッ」 |
シエル 「まだ諦めたりは…!」 |
シエル 「踏み込み足りない……」 |
眞梨奈 「私の異能は、きっとこういうときにだって使えます!」 |
眞梨奈 「というか他の人にも使えてくれなきゃ困るんです! 役に立て私の異能!」 |
りりこ 「さっすがぁ~!」 |
眞梨奈 「痛いの飛んでけー!」 |
りりこ 「ありがと!」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
ちわわ 「まだまだ、あたしゃ戦えるっ!」 |
シエル 「…浅くとも、ただ、斬るのみ。」 |
眞梨奈 「出来る事が何もなーいー!!」 |
眞梨奈 「この状況、喜ぶべきなのでしょうか……?」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守 ――」 |
ちわわ 「さあ、その旋律を焦がせ。さあ、今こそ叛逆の狼煙を上げよ。 幾千の声よ、目覚めの時が来た!!」 |
シエル 「まだ諦めたりは…!」 |
眞梨奈 「私の異能は、きっとこういうときにだって使えます!」 |
眞梨奈 「というか他の人にも使えてくれなきゃ困るんです! 役に立て私の異能!」 |
眞梨奈 「いたた……まだ、なんとか凌がないと……」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守 ――」 |
ちわわ 「さあ、その旋律を焦がせ。さあ、今こそ叛逆の狼煙を上げよ。 幾千の声よ、目覚めの時が来た!!」 |
シエル 「その脚を穿つ。」 |
シエル 「こんなものかな。」 |
シエル 「…浅くとも、ただ、斬るのみ。」 |
シエル 「見えてるよ。」 |
眞梨奈 「出来る事が何もなーいー!!」 |
眞梨奈 「この状況、喜ぶべきなのでしょうか……?」 |
眞梨奈 「ぅひゃあ!?」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ ――」 |
ちわわ 「山の風は草木をなぎ払う。故にあらしと成す。 我が焔を前にしてそのみ焦げることなしに思うな!!」 |
ちわわ 「ちっ、外したか……」 |
りりこ 「とぅっ」 |
シエル 「せいっ!」 |
眞梨奈 「私の異能は、きっとこういうときにだって使えます!」 |
眞梨奈 「というか他の人にも使えてくれなきゃ困るんです! 役に立て私の異能!」 |
シエル 「感謝感激だね…!」 |
眞梨奈 「力を貸してください!」 |
眞梨奈のカード発動! |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 今こむと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな ――」 |
ちわわ 「長き月もやがては沈む。登らぬ太陽は在りはせぬ。 時を刻むオオカミの声よ、夜明けの知らせとしてここに在れ!!」 |
りりこ 「……チッ」 |
りりこ 「……チッ」 |
シエル 「へ、下手くそか私…」 |
眞梨奈 「出来る事が何もなーいー!!」 |
眞梨奈 「この状況、喜ぶべきなのでしょうか……?」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
ちわわ 「まだまだ、あたしゃ戦えるっ!」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 今こむと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな ――」 |
ちわわ 「長き月もやがては沈む。登らぬ太陽は在りはせぬ。 時を刻むオオカミの声よ、夜明けの知らせとしてここに在れ!!」 |
りりこ 「……チッ」 |
眞梨奈 「私の異能は、きっとこういうときにだって使えます!」 |
眞梨奈 「というか他の人にも使えてくれなきゃ困るんです! 役に立て私の異能!」 |
シエル 「ありがとねっ!」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 今こむと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな ――」 |
ちわわ 「長き月もやがては沈む。登らぬ太陽は在りはせぬ。 時を刻むオオカミの声よ、夜明けの知らせとしてここに在れ!!」 |
眞梨奈 「出来る事が何もなーいー!!」 |
眞梨奈 「この状況、喜ぶべきなのでしょうか……?」 |
眞梨奈 「もう!長引くくらいなら私だってやってやりますよコノヤロー!!」 |
眞梨奈 「……えっ、嘘、私やっちゃった!?」 |
「―― 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ――」 |
ちわわ 「例え時があの人を飲み込み、風化していこうとも。 こみ上げる熱が、再び記憶となりて迸るから!」 |
「―― 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ ――」 |
ちわわ 「山の風は草木をなぎ払う。故にあらしと成す。 我が焔を前にしてそのみ焦げることなしに思うな!!」 |
ちわわ 「っしゃおらぁ!そのままくたばれ、道を開けろ!!」 |
シエル 「えいっ!」 |
シエル 「霞が如く。ただ、斬り進む。」 |
眞梨奈 「出来る事が何もなーいー!!」 |
眞梨奈 「この状況、喜ぶべきなのでしょうか……?」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 1 2 0 4 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 1 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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シエル 「これに懲りて、もう挑まないでね。」 |
ちわわ 「ふっふーん、ちわわ様を思い知ったか! っと、皆お疲れ、怪我してるやつぁいねぇか?」 |
りりこ 「よっし!」 |
ブン太 「はっはァ! 腕を上げたな!」 |
眞梨奈 「ああ、死ぬかと思ったあ……」 |