［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　兄が、出来た。

　不思議な感覚だった。
　今まで兄としてやってきたボクに。
　今まで妹(した)を見る事しかなかったボクに。
　急に兄(うえ)がいるというのは、何とも奇妙なものを覚えてしまう。

　これまでは、頼られるばかりだった。
　お前は兄だろう、と押し付けられるばかりだった。
　義父も母も、妹ばかりを見ていた。弱い妹は、ボクに縋ってばかり。
　伸ばした手を掴んでくれる人は、寄りかかれる人は、ボクには誰一人いなかった。

　でも、今は違う。
　母はいない。義父もいない。妹もいない。けれど――スイレイがいる。
　皆亡くした中で、最後に一人現れた、兄という存在。
　伸ばした手を、握ってはくれないが取ってくれる。倒れかけたその背を、支えてくれる。
　もう、誰にも押し付けられる事はない。
　頼るべき誰かがいるというのは、なんとも凄く、落ち着――

　――いいや違う。あんな奴、兄なんかじゃない。

兄なんかじゃない。断じて違う。ボクに兄はいない。いるのはそう、同じ母から生まれたというだけの、ただの他人だ。目の色が同じ。それがなんだという。母を棄てたあの父と共にただのうのうと暮らしていた、許せざる奴だ。家の役目？血筋の宿命？世界を守る盾としての大命？知らない知らないそんなもの知ってたまるかどうでもいい。世界の為になんてかける命なんて無い。大切な誰かのためならともかく、見も知らぬもののために捧げられるものなんかボクにはない。あっていい筈がない。人でもなく家でもなく町でもなく国でさえない世界なんて単位、背負える筈がないだろう。それを高潔というのなら、そいつはどこかがイカレている。どうかしているに決まっている。そんなものは要らない。そんなもの、ボクがぶっ壊してやる。そんなものがあるから父は勝手に死んだのだ。そんなものがあるから父は母を棄てたのだ。母を悲しませた理由がそんなものなら要る筈がない。背負うべき理由なんて無い。あってなるものかふざけるな。



　見上げたハザマの空は紅い。
　赤くて、赤くて、こびり付いた血の色をしている。
　確か。そう、確かそうだ。脳裏に映像が映り込む。
　その色は、あの床の色をしていた。義父が物言わぬ骸と化したあの色と、その空は全く同じ色だった。

　ならばここはきっと。
　遍く全て、血の海に沈んだ世界なのだろう。

スイレイ(926) は パンの耳 を入手！
コルダ(938) は 美味しくない草 を入手！
スイレイ(926) は 毛 を入手！
スイレイ(926) は ねばねば を入手！

呪術LV を 2 DOWN。（LV20⇒18、+2CP、-2FP）

変化LV を 5 UP！（LV0⇒5、-5CP）
防具LV を 3 UP！（LV20⇒23、-3CP）

スイレイ(926) により ItemNo.4 不思議な牙 から射程1の武器『氷礫暗器【復讐】』を作製してもらいました！
　⇒ 氷礫暗器【復讐】／武器：強さ33／［効果1］攻撃10 ［効果2］－ ［効果3］－【射程1】／特殊アイテム

スイレイ(926) の持つ ItemNo.4 不思議な牙 から防具『心に宿せし【尊厳】』を作製しました！

イリス(1499) とカードを交換しました！

絵本【人魚姫】 （アクアヒール）


ダークネス を研究しました！（深度0⇒1）
エナジードレイン を研究しました！（深度0⇒1）
アウトレイジ を研究しました！（深度0⇒1）

ストレングス を習得！
アウトレイジ を習得！

チナミ区 E-6（道路）に移動！（体調30⇒29）
チナミ区 E-7（道路）に移動！（体調29⇒28）
チナミ区 E-8（道路）に移動！（体調28⇒27）
チナミ区 E-9（森林）に移動！（体調27⇒26）
チナミ区 E-10（森林）に移動！（体調26⇒25）

―― ハザマ時間が紡がれる。









チャット空間に突如として現れたカンガルー姿の少女。












元気よく両手両足を伸ばし空間を飛びまわる！






シュシュシュ！っと、シャドーボクシング。












チャットが閉じられる――