［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

俺の前に奇妙な男が現れてから、周りの状況はガラリと姿を変えた。
妙な羊を出せる事以外は普通の学生として暮らしていたのに。
今や侵略者を打倒せよ、なんて言われる立場になっている。


それに男の話では、侵略者側の者は上手く俺達の側に溶け込み生活までしているという。
自分の親は仕事で家に余り居ないが大丈夫だろうか。
……そも、その両親があちら側という事はあり得るのだろうか。
俺自身、自分の事をゆっくりと記憶を辿れば違和感無く今に至る記憶を持っているのでイバラシティの者だろう。


いや、そうであって欲しい。


いきなり自分の存在が根底から覆るなど俺には耐えられもしないだろうから。
流石にそんな上手い話は早々転がって無いだろうし、自分相手にそんな事をしても利点は無いだろうと考え至った。
俺にそんな事しても精々、安眠を提供するくらいしか出来ないのだ。
使い方によっては使えるがそれも制限が大きいので殆ど意味を成さない。


それに何より気掛かりなのは、俺は自分の知った者がアンジニティ側だったら
どう対応するのが正解なのだろうか。あの男の云う様に打ち倒すんだろうか。
自分の見知った相手にそんな事が出来るのだろうか…。



そんな事を考えていると人の少ない場所へと移動していた。
男の話が本当ならば人が多い所も安全とは限らない気がしたからだ。
答えの出ない考えに重い溜息を吐きながら歩を進める中、
自分へと飛んできた連絡の通知に気付き目を走らせた。




『悟、聞こえるか？』


幼馴染の佐藤からだった。
幼い頃に親しくなって、離れたが高校になってまた連絡を取り始めた友人だ。
幼馴染ならば名を呼べと思うだろうが彼の場合は佐藤が最善の呼称だ。
下の名を呼ばれた時の彼の虚無顔は幼心に呼んではいけないと思わせるに充分だったからだ。
そして、俺が親でも決してそういう子供を悲しませる名は付けまいと心に決めた瞬間でもあった。


どうやら、佐藤の方も困惑しているようだった。
イバラシティ側ならば合流しようとの旨で、一人で行動するのを悩んでいた俺には丁度良かった。
連絡を返しつつ、俺も合流地点へと移動しようとその場所へと向かうが
何の気なしに巡らしていた考えに、足が止まった


『もし相手の記憶を恐ろしく弄り回す事が上手なあちら側の者が居たら？』


先程、考えても仕方ないと流していた考えがまた戻ってきていた。
いやいや、流石に無いさ。



佐藤がそういう相手だったらどうしようなんて流石に杞憂が過ぎる。
きっと、こういう事に慣れてないからそう考えてしまうんだ。


バシバシと大きな音を立てて自分の頬を叩いた。
変に悩むなら実際に会ってみれば良い話だ。


「先ずは合流して話をしないとな」

一息入れ、冴えた頭の自分にそう声を掛けると
佐藤との合流する場所へと急いだ。





奇妙な事の始まったその日、俺はそんな調子で過ごしていたのだった。

佐藤(179) は 韮 を入手！
叶原(738) は 美味しい草 を入手！
叶原(738) は ねばねば を入手！
佐藤(179) は 美味しい果実 を入手！

命術LV を 3 UP！（LV10⇒13、-3CP）
料理LV を 3 UP！（LV20⇒23、-3CP）

ヘイゼル(1355) により ItemNo.4 不思議な牙 から防具『牙のお守り』を作製してもらいました！
　⇒ 牙のお守り／防具：強さ33／［効果1］防御10 ［効果2］－ ［効果3］－／特殊アイテム

ItemNo.6 不思議な食材 から料理『菜っ葉のお浸し』をつくりました！
　⇒ 菜っ葉のお浸し／料理：強さ33／［効果1］治癒10 ［効果2］活力10 ［効果3］鎮痛10／特殊アイテム

ItemNo.7 不思議な食材 から料理『菜っ葉のお浸し2』をつくりました！
　⇒ 菜っ葉のお浸し2／料理：強さ33／［効果1］治癒10 ［効果2］活力10 ［効果3］鎮痛10


カオル(217) とカードを交換しました！

波の音 （ヒーリングソング）


ストライキング を研究しました！（深度0⇒1）
ストライキング を研究しました！（深度1⇒2）
ストライキング を研究しました！（深度2⇒3）

チナミ区 H-8（沼地）に移動！（体調25⇒24）
チナミ区 H-9（沼地）に移動！（体調24⇒23）
チナミ区 H-10（道路）に移動！（体調23⇒22）
チナミ区 H-11（道路）に移動！（体調22⇒21）

―― ハザマ時間が紡がれる。









チャット空間に突如として現れたカンガルー姿の少女。












元気よく両手両足を伸ばし空間を飛びまわる！






シュシュシュ！っと、シャドーボクシング。












チャットが閉じられる――