わるいアンジのお姉さん
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熾す魂火
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鴉乃宮さん 「敵は殲滅する」 |
兎乃 「私と…イケない遊び、しよっか♪」 |
ラビィ 「おおっと♡ 『怪人さん』はっけーん☆」 |
「そうだ!こいつらだ!アンジニティ、それこそのみがイバラシティの敵だ!」 |
「話が通じるなんて思うなよ。その程度の覚悟ならここで食い潰されて全部終わる」 |
「……なあ、そうだろう?飢えた負け犬仲間さん達よ」 吸血鬼の牢獄生活は永い。故にどちらの存在かくらいは初対面でもある程度の察しはついていた。しかし敢えて『負け犬』と括る。己も含めたアンジニティも、安穏とした世界に馴染めず反旗を翻した裏切り者もすべて。 |
巳羽 「……この人達が、アンジニティの……。(ナレハテとは違う。人とそれ程変わらない姿に、戸惑うように呟きを漏らし。)手加減とか、躊躇いとか、考えている暇は無いんだよね……。寧ろ、無事でいられるか。ううん、何とか、無事に終わらせなくちゃ。(利き手で鞄を、もう片方の手で石を握り締めると、対峙する相手を、しっかりと見据え。)」 |
バツ 「――は。そーかい、あのコたちが『アンジニティ』、ね……」 |
アンジニティに堕とされていたこの怪人は、知っている。 嗚呼、そうだ。可能性を考えなかった訳ではない。 アンジニティを裏切る者がいるならば、イバラシティを裏切る者もいる。 運命の悪戯にしては、随分と皮肉が利いたものだ。 |
バツ 「ね、おねーさんたち。見逃してくれたりしない? ……なんて、言ってみただけさ。やるならとっとと始めようぜ」 |
『結城伐都』の熾す魂火が、胸の奥底で燃え上がる。 義憤でなければ、悲憤でもない。 この熱はただ、自分が自分である為に、陽炎を灯し続ける炎―― |
バツ 「踊る阿呆に見る阿呆――同じ阿呆なら、踊らにゃ損々……ってね」 |
いちこ 「(ほんの一瞬。瞳を閉じて。大きく息を吐いて、その皺の寄った目を見開く) ええ。ええ。ちゃあんと聞こえたわ。敵、つまり戦うってことも。 (ぐ、と錆びついたバス停の標識を片手で握り、アンジニティたちを見つめた)」 |
鴉乃宮さん 「まぁいいか、どうせ、消えて無くなるものだ」 |
鴉乃宮さん 「……システムをセーフモードから戦闘モードへ」 |
兎乃 「こんな格好はお好きかしら?」 |
兎乃 「……逃がさないわよ。」 |
兎乃 「これでもカラダは鍛えてるんだから♪」 |
兎乃 「集中……。」 |
鴉乃宮さん 「牽制する」 |
鴉乃宮さん 「当たらない?いや、まさか見切ったのか」 |
巳羽 「落ち着いて、落ち着けば、大丈夫。」 |
鴉乃宮さん 「当たらない?いや、まさか見切ったのか」 |
鴉乃宮さん 「当たらない?いや、まさか見切ったのか」 |
バツ 「(倒すことは目的じゃあない……突破口さえ、開ければいい)」 |
いちこ 「さて、老体でも頑張るところを見せないとだねえ!」 |
巳羽 「──当たって……!」 |
オニキス 「一点突破だ。続けお前ら」 |
兎乃 「みんなまとめてやっちゃうから♪」 |
兎乃 「別に逃げなくてもいいじゃない?」 |
兎乃 「別に逃げなくてもいいじゃない?」 |
バツ 「――これなら、避けられる……!」 |
兎乃 「別に逃げなくてもいいじゃない?」 |
ラビィ 「正義の味方は何度でもよみがえーっる!」 |
鴉乃宮さん 「牽制する」 |
鴉乃宮さん 「当たらない?いや、まさか見切ったのか」 |
バツ 「伸るか反るかだ――『踊る阿呆に見る阿呆(バッド・トリップ・ダイブ)』ッ!!」 |
バツ 「駄目だ、もっとよく狙わなきゃ……!」 |
いちこ 「よい、せっ」 |
巳羽 「(ためらいは許されない。力を。鞄を振りかぶるその瞬間、石に祈りを込める。)」 |
オニキス 「当たらなくてもいい。意図を見せ付けて注意を逸らすんだ」 |
兎乃 「みんなまとめてやっちゃうから♪」 |
ラビィ 「さーって、こっから気合いれていっくよーっ!!」 |
鴉乃宮さん 「影よ、来い!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
バツ 「ダメ押しの一撃だぜ」 |
バツ 「駄目だ、もっとよく狙わなきゃ……!」 |
バツ 「駄目だ、もっとよく狙わなきゃ……!」 |
いちこ 「これで、どうかねえ」 |
巳羽 「お願い。逃げ出すか、倒れるか、して……!」 |
巳羽 「動きが、読まれちゃってる……なんとかしなきゃ。」 |
オニキス 「そうすりゃてめえらでもこの場の『勝ち/価値』は見えてくる!」 |
兎乃 「私が攻める番ねっ♪」 |
ラビィ 「傷はしっかり治してあげる! ふぁいとっ♡」 |
バツ 「――これなら、避けられる……!」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
巳羽 「お願い。逃げ出すか、倒れるか、して……!」 |
兎乃 「私についてこれるかしら?」 |
ラビィ 「効かないぞっ☆ らぶりぃ❤ひーる!」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
巳羽 「今なら……!」 |
巳羽 「──当たって……!」 |
兎乃 「私が攻める番ねっ♪」 |
ラビィ 「傷はしっかり治してあげる! ふぁいとっ♡」 |
巳羽のカード発動! |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
巳羽 「……ありがとう。少し、楽になったよ。」 |
兎乃 「ふふ、まだ足りないわ。もっと来て?」 |
巳羽 「お願い。逃げ出すか、倒れるか、して……!」 |
兎乃 「私についてこれるかしら?」 |
ラビィ 「傷はしっかり治してあげる! ふぁいとっ♡」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
バツのカード発動! |
いちこのカード発動! |
サニー 「狙いは一点!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
バツ 「――これなら、避けられる……!」 |
鴉乃宮さんのカード発動! |
巳羽 「……ありがとう。少し、楽になったよ。」 |
バツ 「こんなところで死んでられねえってんだよ!」 |
いちこ 「あああ、けがは大丈夫かしら?」 |
巳羽 「……ありがとう。少し、楽になったよ。」 |
いちこ 「あああ、けがは大丈夫かしら?」 |
バツ 「さんきゅ、助かったぜ」 |
巳羽 「──当たって……!」 |
巳羽 「お願い。逃げ出すか、倒れるか、して……!」 |
兎乃 「そーれっ♪」 |
ラビィ 「傷はしっかり治してあげる! ふぁいとっ♡」 |
鴉乃宮さん 「ありがとう」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
バツ 「――これなら、避けられる……!」 |
巳羽 「……ありがとう。少し、楽になったよ。」 |
いちこ 「よっこい、せっ!!」 |
巳羽 「お願い。逃げ出すか、倒れるか、して……!」 |
兎乃 「イかせてあ・げ・る♪」 |
巳羽 「今なら……!」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
巳羽 「落ち着いて、落ち着けば、大丈夫。」 |
バツ 「こんなところで死んでられねえってんだよ!」 |
いちこ 「あああ、けがは大丈夫かしら?」 |
バツ 「さんきゅ、助かったぜ」 |
巳羽 「──当たって……!」 |
兎乃 「先にイッてもいいからね♪」 |
兎乃 「別に逃げなくてもいいじゃない?」 |
兎乃 「先にイッてもいいからね♪」 |
ラビィ 「正義の味方は何度でもよみがえーっる!」 |
鴉乃宮さん 「ありがとう」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
バツ 「――これなら、避けられる……!」 |
バツ 「諦めてたまるかってんだよッ!!」 |
鴉乃宮さん 「踏み込みが足りないね」 |
バツ 「駄目だ、もっとよく狙わなきゃ……!」 |
いちこ 「あああ、けがは大丈夫かしら?」 |
巳羽 「お願い。逃げ出すか、倒れるか、して……!」 |
兎乃 「先にイッてもいいからね♪」 |
兎乃 「別に逃げなくてもいいじゃない?」 |
ラビィ 「効かないぞっ☆ らぶりぃ❤ひーる!」 |
鴉乃宮さん 「ありがとう」 |
ラビィ 「傷はしっかり治してあげる! ふぁいとっ♡」 |
鴉乃宮さん 「ありがとう」 |
巳羽 「今なら……!」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
バツ 「――これなら、避けられる……!」 |
いちこ 「よっこい、せっ!!」 |
巳羽 「お願い。逃げ出すか、倒れるか、して……!」 |
兎乃 「そーれっ♪」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
バツ 「諦めてたまるかってんだよッ!!」 |
巳羽 「お願い。逃げ出すか、倒れるか、して……!」 |
兎乃 「私についてこれるかしら?」 |
ラビィ 「効かないぞっ☆ らぶりぃ❤ひーる!」 |
バツ 「――これなら、避けられる……!」 |
バツ 「こいつは……ちっとまずいかもな……。」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
巳羽 「(ためらいは許されない。力を。鞄を振りかぶるその瞬間、石に祈りを込める。)」 |
ザクロのカード発動! |
兎乃 「ちょ、ちょっと待って♪」 |
ラビィ 「効かないぞっ☆ らぶりぃ❤ひーる!」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
いちこ 「よっこい、せっ!!」 |
巳羽 「(ためらいは許されない。力を。鞄を振りかぶるその瞬間、石に祈りを込める。)」 |
巳羽 「──当たって……!」 |
兎乃のカード発動! |
――ケーキ一つ分ほどの面積に小さな兎たちが萌出る。 |
兎乃 「そこっ!!」 |
ラビィ 「効かないぞっ☆ らぶりぃ❤ひーる!」 |
ラビィのカード発動! |
サキ 「どいつを撃てばいいかしら?」 |
ラビィ 「おっとと?」 |
巳羽 「今なら……!」 |
鴉乃宮さん 「傷薬を!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
いちこ 「よっこい、せっ!!」 |
巳羽 「──当たって……!」 |
兎乃 「そーれっ♪」 |
ラビィ 「おっとと?」 |
巳羽 「……ごめん。もう、身体が上手く、動かせない……。」 |
鴉乃宮さん 「傷薬を!」 |
ラビィ 「ありがとっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
いちこ 「よっこい、せっ!!」 |
兎乃 「ちょ、ちょっと待って♪」 |
ラビィ 「正義の味方は何度でもよみがえーっる!」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
いちこ 「よっこい、せっ!!」 |
鴉乃宮さん 「これなら大丈夫」 |
兎乃 「ちょ、ちょっと待って♪」 |
ラビィ 「ありがとっ!」 |
兎乃 「ちょ、ちょっと待って♪」 |
ラビィ 「正義の味方は何度でもよみがえーっる!」 |
鴉乃宮さん 「その影、頂くぞ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
いちこ 「よっこい、せっ!!」 |
鴉乃宮さん 「これなら大丈夫」 |
兎乃 「ちょ、ちょっと待って♪」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
いちこ 「よっこい、せっ!!」 |
鴉乃宮さん 「踏み込みが足りないね」 |
兎乃 「そーれっ♪」 |
ラビィ 「正義の味方は何度でもよみがえーっる!」 |
兎乃 「あら、ありがと♪」 |
ラビィ 「おっとと?」 |
ラビィ 「おっとと?」 |
鴉乃宮さん 「……しっ!」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
いちこ 「よっこい、せっ!!」 |
兎乃 「そーれっ♪」 |
ラビィ 「てんばつ☆てきめん! ……だっけ?」 |
オニキス 「……今はこれでいい。俺達の顔、よく覚えておけ」 |
いちこ 「さっそく、老体は足手まとい……ごめんねえ」 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
1 0 0 0 1 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
3 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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鴉乃宮さん 「終わった……のか」 |
兎乃 「楽しかったわ、また遊びましょ♪」 |
ラビィ 「だいしょーっり☆いぇい! 正義はかーつ♪」 |
ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |