<< 1:00>> 3:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK.
「貴方いつ休んでいるの?」
植物や水、薬品の混じった独特の生々しいにおいが室内に充満する。
リビングテーブルに置く予定だという白と赤のポインセチアを選んだ40代前後の小太りな女性は、背の高い店主と思わしき黒髪の男に向かい、親しげに話しかけた。男は愛想良い笑顔を浮かべた儘、手を止めることはない。
「…毎週木曜日は定休日ですよ」
「でも先週は配達で式場にいたでしょう?私の娘がそこで働いているから見たって言うのよ。ほら、娘は人の顔を覚えるのが得意だから、私がここでリビングの花を買ってるって言ったらそういえばって。」
それから女性は身振り手振りを交えつつ、自分の娘の話を始めた。人の話を聞くことを苦に思った事が無い男は、眉を顰めるでもなく、偶に相槌を打ちながらそれを聞いた。財布から金を取り出した女性が一緒に写真を取り出す。
「それでね、その娘、あやって言うんだけど、貴方の事が気になるみたいなのよ。あやはずっと独身で、27で、もういい年齢だと思うのよね。貴方も独身でしょう?結婚っていいものよ。年齢も近いし、少し食事でも行ってみない?最近できたカフェがあってね、おすすめのメニューが」
「7円のお返しになります」
遮るように男は女性の手元に小銭を差し出した。昨日おろしたてのYシャツに薬液が付いていることに気が付いたが、どうせ仕事着なのだから、と言い聞かせる。
「ありがたいお話なんですが、宮原さんがおっしゃっていた通り、定休日もあってないようなもので、予定も立てにくいかと…」
「あらいいのよ、あやに休みを取らせるから、それじゃあ、これからいったん家に帰ってお茶会の準備をしなくちゃ、それじゃあね、お花、とっても綺麗だわ。ありがとう。今日は忙しいから、このことはまたゆっくりお話ししましょう。家庭を持つのはいいわよ。貴方はいいお父さんになりそうだもの。それじゃあね。また来るわね。」
足早に去っていく宮原、と呼ばれた女性は帰り際にもう一度こちらを見て軽く手を振った。それに男は緩やかに礼を返し、姿が見えなくなると一つ溜息をついた。家庭、という言葉に慣れていないのだ。父と母に最後に会ったのはお盆で、あとはもう直ぐくる年末にも予定がある。なんとなしに帰って、近況報告をし、テレビを見ながら談笑し、母の作った夕ご飯を食べて、帰宅する。正月は一人で過ごす。毎年の行事ごとになっているが、例えば今日、あるいは大晦日当日に「今年はなしにしよう」と言われたら特に何を思うこともなく「わかった」と返すことができる。
祖父と祖母に会いに行くことは多い。定期的に花を変えに行く名目で、顔を出して夜ご飯を一緒に食べるのだ。じゃあね、気を付けてね、何かあったらすぐに来るから連絡してね。と毎度の事言うと
「おまえこそ、なにかあったらすぐに連絡するんだぞ」
と、これも毎度、帰り際の挨拶になっている。
千白はすぐに無理をするから、と祖母に言われ、そんなことないよ、と返すも帰りに持たせてくれた手作りの生姜湯の素を飲むと、その場で眠りこけてしまいそうになるので、ベッド横で飲むと、決めている。
早朝の車のひんやりとした空気が好きだ。エンジン音と暖房の音、そしてたまにすれ違う車の音しかここにはない。冬なのでまだ日も出ていないこの時間は、男、千白にとってせわしないながら一番の心地いい時間でもあった。
市場に行くのは週に2~3度で、前日に計算した予測売上と照らし合わせながら、自分の目で見て商品を選ぶ。
ふと、チョコレートのような甘い香りがした。その匂いの先に目を向けると、目立たないながらも華やかなそれが目に入った。
「ああ、そうだ。」
思いついたように独り言を口にすると、千白はそれを手に取り、多く買い付けた。
店に戻る道すがら、贔屓にしてくれている幼稚園の前を通ると、白髪の男性が門の前を掃除している姿が目に入る。
「おはようございます」
「千白ちゃん!おはよう、今日は早いのね。」
「ええ、今日は市場の日で。暦さんも」
「ルーティーンみたいなものよ、苦じゃないわ。」
…あら?と、クンクン鼻を匂わせた暦は、車の窓を開けた千白のいる車内へと吸い込まれる様に顔を覗き込ませ、後部座席へと顔を向ける。
「なんだか甘い匂いが混じってる?」
「さすがですね。これです。」
後部座席から取り出したのは、白と淡紫色の小花でできた花束だった。
「やだすごくかわいい!でもあまり見ないわね」
「リューココリーネと言って、チョコレートのような香りがするんです。」
そのままその花束を目の前の菫色の視線へと差し出す。
「よかったらこれ、暦さんに似合うと思ってさっき包んだんです。」
「あらいいの?ありがとう、嬉しいわ」
「すぐに渡したくて、ちょっと遠回りしちゃいました。また夕方ごろ花壇の様子見に来ますね。」
「夕方でもよかったのに、気を使わせちゃったかしら」
「いえ、僕がそれを持ってる暦さんを早く見たかっただけなので。本当によくお似合いです。それでは、また」
はにかみつつ手を振る暦に軽く会釈をし、窓を上げる。
彼はそれこそ自分が店を継いだときからのお得意様で、彼に渡した花は、どれもとても満足そうな表情を浮かべるのだ。
まだ何もわからないのよ。と彼は言うが、一つ一つをとても大切に扱ってくれていて、何かあればすぐに、まるで赤子を心配するかのように千白に相談してくる。それがどうにも嬉しくて、つい声をかけてしまう。
さて、私用も終わった。今日はお得意様のお宅への配達の日だ。不健康そうな青年はよく千白に懐いており、こんなに話をするのは珍しい、と彼の母親にも言われたことがある。もう少し食べた方がいいですよ。と柔く諭すと、大丈夫。と言いつつゼリー飲料をポケットから取り出したので思わず笑ってしまったことは記憶に新しい。花の種類はいつも任されているので、今日は彼が好みそうな小ぶりなものをブーケにしてまとめようと、開店前の店内で作業を始める。
ふと視線の端に、人の気配がした。視線を移すと店の外には見慣れた姿があり、あわててカウンターを出ると施錠していたドアを開ける。
「すまないな、まだ開いていないのは知っていたんだが、どうしても早く必要で」
「おはようございます。いえ、来てくださって嬉しいです。最近顔を見れなかったので何かあったのかと」
「詮索してみるか?」
「そうしたら貴方、もう来なくなるから」
「熱烈だな」
談笑を交えつつ男性を店内へ呼び、再びドアを閉めると、ひんやりとした空気が顔を掠めた。
特に何もしませんでした。
morimoriオラウータン
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ハザマに生きるもの
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血盟の行進
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morimoriオラウータン
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武術LV を
3 UP!(LV10⇒
13、-3CP)
防具LV を
3 UP!(LV20⇒
23、-3CP)
たまえ(1566) の持つ
ItemNo.5 不思議な石 から防具『
超強いスカート』を作製しました!
チナミ区 F-8(草原)に移動!(体調27⇒
26)
チナミ区 F-9(森林)に移動!(体調26⇒
25)
チナミ区 G-9(沼地)に移動!(体調25⇒
24)
チナミ区 H-9(沼地)に移動!(体調24⇒
23)
チナミ区 I-9(沼地)に移動!(体調23⇒
22)
―― ハザマ時間が紡がれる。
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ノウレット 「おっくれまして―――ッ!!」
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ノウレット
ショートの金髪に橙色の瞳の少女。
ボクシンググローブを付け、カンガルー風の仮装をしている。やたらと動き、やたらと騒ぐ。
チャット空間に突如として現れたカンガルー姿の少女。
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エディアン 「わぁぁ!!なんですなんですぅ!!!?」
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エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
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ノウレット 「はぁい!初めまして初めましてノウレットって言いまぁす!! ここCrossRoseの管・・・妖精ですよぉっ!!皆さんよろしくおねがいしまぁーっす!!」
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エディアン 「初めまして初めまして! 私はエディアンといいます、便利な機能をありがとうございます!」
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ノウレット 「わぁい!どーいたしましてーっ!!」
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元気よく両手両足を伸ばし空間を飛びまわる!
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エディアン 「ノウレットさんもドライバーさんと同じ、ハザマを司る方なんですね。」
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ノウレット 「司る!なんかそれかっこいいですね!!そうです!司ってますよぉ!!」
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そう言ってフロントダブルバイセップス。
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エディアン 「仄暗いハザマの中でマスコットみたいな方に会えて、何だか和みます! ワールドスワップの能力者はマスコットまで創るんですねー。」
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ノウレット 「マスコット!妖精ですけどマスコットもいいですねぇーっ!! エディアンさんは言葉の天才ですか!?すごい!すごい!!」
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ノウレット 「――ぁ、そうだ。そういえば告知があって出演したんですよぉ!!」
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エディアン 「告知?なんでしょう??」
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ノウレット 「はぁい!ここCrossRoseを舞台に、大大大大闘技大会をするのですっ!! 両陣営入り乱れてのハチャメチャトーナメントバトルですよぉ!!」
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エディアン 「ハチャメチャトーナメントバトル!楽しそうですねぇ!!」
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ノウレット 「はぁい!たまには娯楽もないと疲れちゃいますのでッ!!」
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エディアン 「そうですよねぇ。息抜きって大事だと思います。」
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ノウレット 「はぁい!豪華賞品も考えてるんですよぉ!!」
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エディアン 「賞品はあると燃えますね!豪華賞品・・・・・ホールケーキとか。」
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ノウレット 「ホールケーキ!!1人1個用意しちゃいますっ!!?」
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エディアン 「夢のようですね!食べきれるか怪しいですけど。」
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賞品について何だか盛り上がっているふたり。
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ノウレット 「・・・・・あ!でも開催はすぐじゃなくてまだ先なんです!! 賞品の準備とかもありますしぃー!!」
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エディアン 「わかりました、楽しみにしていますね。」
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ノウレット 「はぁい!それでは!おったのしみにぃ――ッ!!!!」
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チャットが閉じられる――
morimoriオラウータン
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ハザマに生きるもの
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131 |
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235 |
3rd豆ゾンビ
5thオオザリガニ
6thミニゴースト
8thピクシー
花♥遊記
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morimoriオラウータン
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215 |
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136 |
ENo.1413
奥山 千白
名前:奥山 千白(おくやま ちしろ)
性別:♂ㅤ年齢:29歳
身長:187cmㅤ体重:71kg
■以下概要
イバラシティ:小さな花屋さん。
アンジニティ:クトゥルフ神話よりイゴーロナクをモチーフに作成。
22 / 30
91 PS
チナミ区
I-9
No | アイテム名 | 種類 | 強さ | 効果等 |
1 | 不思議な武器 | 武器 | 10 | [効果1]- [効果2]- [効果3]-【射程1】
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2 | 不思議な防具 | 防具 | 10 | [効果1]- [効果2]- [効果3]-
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3 | 不思議な装飾 | 装飾 | 10 | [効果1]- [効果2]- [効果3]-
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4 | おっきなキッチン鋏 | 武器 | 30 | [効果1]攻撃10 [効果2]- [効果3]-【射程4】
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5 | つよいえぷろん | 防具 | 30 | [効果1]敏捷10 [効果2]- [効果3]-
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6 | 不思議な食材 | 食材 | 10 | [効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
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7 | 不思議な食材 | 食材 | 10 | [効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
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8 | 韮 | 素材 | 10 | [武器]活力10(LV10)[防具]体力10(LV10)[装飾]舞撃10(LV20)
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9 | 美味しい果実 | 食材 | 15 | [効果1]敏捷10(LV10)[効果2]復活10(LV10)[効果3]体力15(LV25)
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最大所持可能数[50]
異能・生産
名称 | LV | 説明 |
武術 | 13 | 身体/武器/物理
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時空 | 10 | 空間/時間/風
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防具 | 23 | 防具作製に影響
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アクティブ
被研究 | スキル名/元スキル | LV | EP | SP | 説明 |
| ブレイク | 5 | 0 | 20 | 敵:攻撃
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| ピンポイント | 5 | 0 | 20 | 敵:痛撃
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| クイック | 5 | 0 | 20 | 敵2:攻撃
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| ブラスト | 5 | 0 | 20 | 敵全:攻撃
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| ヒール | 5 | 0 | 20 | 味傷:HP増
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練1 | エキサイト | 5 | 0 | 40 | 敵:攻撃+自:AT増(1T)
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| ヘイスト | 5 | 0 | 40 | 自:AG増
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| エアシュート | 5 | 0 | 80 | 敵:風撃&連続減
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練1 | イレイザー | 5 | 0 | 150 | 敵傷:攻撃
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| エアスラスト | 5 | 0 | 60 | 敵:4連風撃
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| スカイディバイド | 5 | 0 | 200 | 敵貫:風撃&風耐性減
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パッシブ
被研究 | スキル名/元スキル | LV | EP | SP | 説明 |
| 攻撃 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:AT増
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| 防御 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:DF増
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| 器用 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:DX増
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| 敏捷 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:AG増
|
| 回復 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:HL増
|
| 活力 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:MHP増
|
| 体力 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:MSP増
|
| 治癒 | 5 | 5 | 0 | 【自分行動前】自:HP増
|
| 鎮痛 | 5 | 5 | 0 | 【被攻撃命中後】自:HP増
|
| 幸運 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:LK増
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PL / ひゃく