NOTICE
ENTRY
RULE
RESULT
LOUNGE
CITYMAP
<< 0:00>> 2:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




なぜ、ねこじゃらしが生えないのだろう?
廃墟となったアパートの屋上からハザマの世界を見渡して、僕が最初に抱いた疑問がそれだった。
どこもかしこもコンクリートで覆われたイバラシティと違い、荒れた地面がむき出しになっているこんな場所なら、すぐにねこじゃらしたちが根を張り、居心地のよい広場に変わりそうなものなのに。

そこまで考えて、後ろ脚で耳を掻き思考を切り替える。

当然のことだ。ここはネコジャラティじゃない。
そもそもねこじゃらしがあるのかどうかも疑わしいし、この様子では、植生自体が乏しい世界なのかもしれない。

いつものことながら、異世界ではどうも自分の常識とその世界の常識のズレに混乱してしまう。
生まれ育った世界というのは、僕が自覚しているよりも僕の中で大きな存在なのかもしれない。

僕は物思いにふけるのを止め、その偉大なる我が故郷へと意識を飛ばし、同じく偉大なる友へと心の中で語りかけた。


【聞こえているかい、フンイキ。寝てはいないかい】


僕たちの睡眠時間を考えれば、世界間テレパシーにすぐ返事が返ってくるかどうかはいつだって分が悪い賭けだ。
あまり期待せずに待つ心構えを終えようとした矢先に、彼方からの声が僕の心の中で響いた。


《あ、ハイ! ハイハイ、ハイ、大丈夫です。大体大丈夫》


寝起きとすぐに分かる慌てぶりに苦笑しながらも、このハザマからネコジャラティに連絡が取れたことには内心ほっとする。


【それはよかった。僕はどうやらハザマという場所に飛ばされたようだよ】


先ほどのスーツの男の説明を、ほとんどそのままフンイキへと繰り返す。


【……というわけだ。似た力を持つ者としての見解を聞かせてほしいな】

《いやー全然わからないっすねぇ。なんかもう規模とか全然違いますし。俺とは全然違う力な雰囲気がありますねぇ》

【転送を妨害したり、能動的に僕をハザマに飛ばすことはできなさそうかい?】

《無理です。それはハッキリしてますね。まずそのハザマってのが何なのかもよくわからないですし》


僕の友人であり、ネコジャラティでも希少な世界間連結能力を持つフンイキ。
言うことがふわふわとしていて、さっきのように「~な雰囲気」と言うのが口癖なのでフンイキと呼ばれてはいるが、彼は決していい加減なわけじゃない。
間違ったことを言いたくないからこそ、絶対の自信がないことは言い切らないようにしているのだ……と、僕は思っている。
そのフンイキがハッキリとまで言い切るのなら、このハザマへの転送に介入の余地はないのだろう。


【そっか。なら仕方ない。ハザマには飛ばされることを前提に行動しようか】

《その方がいいと思いますねぇ。ハザマってどんなところなんです? ねこじゃらし、生えてます?》


内心苦笑する。フンイキ、君もか。


【いや、今のところ見かけていないね。イバラシティに似てるけれど、ずいぶん寂しいところだよ。荒廃していると言ってもいい。あまり僕らが求めている世界ではなさそうだ】

《ハズレ世界っすねー……》


そう呟いたフンイキが、続きを言いにくそうに言葉を詰まらせる。


《……トケーさん、今回のイバラシティの探索、続けます? なんかゴタゴタしてるみたいですし、一旦帰ってきてもいいと思うんですけど》


当然の提案だ。でも僕の気持ちは決まっていた。


【いや、続けるよ。まだそう差し迫った危険があるわけではないし、探索予定日もまだまだ残っているしね。せっかくキミがへとへとになりながら送り届けてくれた世界だ。僕の仕事もきっちりとこなしたい】

《今回の転送じゃ子猫1匹分ぐらい痩せましたよ》


そのたとえが何となく面白くて僕が笑うと、フンイキもつられて笑っていた。


《ま……トケーさんがそう言うなら。でも気を付けてくださいよ。なんかこう……嫌な雰囲気があるっすから。うまく言えないですけど》

【わかった。キミの雰囲気は信頼してるよ、フンイキ。十分に気を付けて探索を進めよう】






特に何もしませんでした。











異世界探査猫
ENo.911
生真面目なトケー
ハザマに生きるもの
ナレハテ








トケー(911)不思議な食材 を入手!






変化LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
領域LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
付加LV5 UP!(LV0⇒5、-5CP)

まつり(551) により ItemNo.4 不思議な牙 から防具『腕時計』を作製してもらいました!
 ⇒ 腕時計/防具:強さ30/[効果1]防御10 [効果2]- [効果3]-/特殊アイテム

まつり(551) の持つ ItemNo.4 変な牙ItemNo.5 不思議な石 を付加しました!
ItemNo.1 不思議な武器ItemNo.5 不思議な石 を付加しました!
 ⇒ 不思議な武器/武器:強さ10/[効果1]- [効果2]回復10 [効果3]-【射程1】/特殊アイテム


マトイ(306) とカードを交換しました!

毛糸玉爆弾 (ブラスト)


ブリランテ を研究しました!(深度0⇒1
ブリランテ を研究しました!(深度1⇒2
ブリランテ を研究しました!(深度2⇒3

ストレングス を習得!
プロテクション を習得!
センスデンジャー を習得!
ストライキング を習得!
テリトリー を習得!
ディスエレメント を習得!





次元タクシーに乗り『チナミ区 E-5:出発地』に転送されました!

チナミ区 E-6(道路)に移動!(体調30⇒29
チナミ区 F-6(道路)に移動!(体調29⇒28
チナミ区 G-6(道路)に移動!(体調28⇒27
チナミ区 H-6(道路)に移動!(体調27⇒26
チナミ区 I-6(道路)に移動!(体調26⇒25













―― ハザマ時間が紡がれる。




「・・・60分!区切り目ですねぇッ!!」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。



チャットで時間が伝えられる。




「先程の戦闘、観察させていただきました。
 ざっくりと戦闘不能を目指せば良いようで。」

「・・・おっと、お呼びしていた方が来たようです。
 我々が今後お世話になる方をご紹介しましょう!」



榊の前に1台のタクシーが止まり、窓が開く。



ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。



ドライバーさん
「どーも、『次元タクシー』の運転役だ。よろしく。」



帽子を少し頭から離し、ほんのちょっと頭を下げる。




「こちら、中立に位置する方のようでして。
 陣営に関係なくお手伝いいただけるとのこと。」
ドライバーさん
「中立っつーかなぁ・・・。俺もタクシーも同じのが沢山"在る"んでな。
 面倒なんで人と思わずハザマの機能の一部とでも思ってくれ。」
ドライバーさん
「ま・・・チェックポイントとかの行き来の際にゃ、へいタクシーの一声を。じゃあな。」



窓が閉められ、タクシーが走り去っていく。




「何だか似た雰囲気の方が身近にいたような・・・ あの方もタクシー運転手が似合いそうです。」

「ともあれ開幕ですねぇぇッ!!!!
 じゃんじゃん打倒していくとしましょうッ!!!!」



榊からのチャットが閉じられる――














異世界探査猫
ENo.911
生真面目なトケー
ハザマに生きるもの
ヤンキー




663 424


1st
ヤンキー


















異世界探査猫
ENo.911
生真面目なトケー
TeamNo.981
ENo.981
イーレセント




314 126









ENo.911
生真面目なトケー
能力『ワールドスワップ』により繋がった、本来交わることのない《響奏の世界》イバラシティ と《否定の世界》アンジニティ。

そのどさくさに紛れてイバラシティと繋がった、《ねこじゃらしの世界》ネコジャラティの住民。
強力なサイキック能力と世界間通信への適正を備える、ネコジャラティからイバラシティへの派遣調査員である。

イバラシティでは黒い雄猫のような姿をしている。
元の世界でも黒い雄猫のような姿をしている。

左の前足だけが白く、腕時計をつけている。



【《ねこじゃらしの世界》ネコジャラティ】
いつでもたくさんのねこじゃらしが生えているねこじゃらしの世界。
高度に能力の発達した猫たちが温厚な人間たちを使役しており、食事の調達やトイレの掃除をさせている。

猫たちはわりと何不自由なく暮らしているが、ネコジャラティの人間たちは今一つ創造性に欠けるため、ねこじゃらし以外の娯楽に乏しいことが猫たちのもっぱらの不満。

そのため最近では異世界探索プロジェクトが流行っており、多くの世界間連結能力猫や世界間通信能力猫が新しい刺激を求めて気まぐれによその世界へと出向いている。
25 / 30
50 PS
チナミ区
I-6
行動順6【堅固】DF・HL↑
4000
225







Noアイテム名種類強さ効果等
1不思議な武器武器10[効果1]- [効果2]回復10 [効果3]-【射程1】
2不思議な防具防具10[効果1]- [効果2]- [効果3]-
3不思議な装飾装飾10[効果1]- [効果2]- [効果3]-
4腕時計防具30[効果1]防御10 [効果2]- [効果3]-
5
6不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
変化10強化/弱化/変身
領域10範囲/法則/結界
付加5装備品への素材の付加に影響。

アクティブ
スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5020敵:攻撃
ピンポイント5020敵:痛撃
クイック5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
ストレングス50100自:AT増
プロテクション5060味傷:守護
センスデンジャー5080味列:AG増
ストライキング50150自:MHP・AT・DF増+連続減
テリトリー50160味列:DX増
ディスエレメント5060自:全属性耐性減+DF増

パッシブ
スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃550【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力550【戦闘開始時】自:MHP増
体力550【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:運増





カード名/スキルEPSP説明
毛糸玉爆弾
(ブラスト)
020敵全:攻撃




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]ブリランテ



PL / ねこじゃれじゃれ