「………」 |
ヤトア 「ほう、妾を相手取るか。良い度胸だ」 ヤトア 「我が騎士エイグラントを見事討ち取ってみせよ!」 |
こどもはにこりと微笑んだ。 |
眉一つ動かさず、瞬きもせず、BUGとは無関係な方向をぼんやりと見ている。 黄金の光の粒がふわふわと周囲を漂う。 |
――二機の投影装置が、 「『BUG』と推測」「同意」 鏡合わせのように同時に、 「開拓戦を開始。当機の戦闘記録の客観的取得を要請」「要請を承認。当機の『BUG』の戦闘記録は重要と判断」 居並ぶ相手へ振り返る。 「同席者の心理保護のため、疑似人格の起動を開始」「当機の役割上、疑似人格は不要。スリープを継続」 そうして歩み出た片方の上に灯る、少年の姿。 ロディ 「皆さま、参りましょう。ぼくも可能な限りの助力をいたします」 |
「………」 |
ドリス 「模擬戦とはいえ、手加減はしないからね!」 |
ゲオルグ 「魅せてやろう。 これがワビ、だ……」 |
ヤトア 「さぁ行け!我が騎士よ!模擬戦だからといって手心を加える必要は無い!ぞ!」 |
コガレ 「お手柔らかにお願いします……」 |
|
スォム 「腹ごなしにはちょうどよいでしょう。」 |
“ ”
『準備運動? 頑張る』 |
ロディ 「練度向上のためお時間をいただくことへ、ぼくは最大限の感謝を捧げます」 |
System 「外部記録装置からの補助プログラム読み込みを開始……」 |
ロディ 「いつか訪れる不測の事態のために」 |
ロディ 「さあ、どうぞ皆さま。ご注目を」 |
ロディ 「消灯のお時間をお知らせいたします」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
スォム 「お上手」 |
ドリス 「攻撃パターンが単純ね!」 |
スォム 「お上手」 |
ゲオルグ 「激しく求め、しかし届かないもの……そう、」 ゲオルグ 「青い鳥とこのゲオルグは良く似ている…… 」 |
昏 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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コガレPT Chain |
スォム 「これはどうも」 |
スォム 「これはどうも」 |
スォム 「これはどうも」 |
ドリス 「ナイスアシスト!」 |
ドリス 「わぁい!頼りになる~!」 |
ドリス 「ナイスアシスト!」 |
ロディ 「やはり、ぼくよりもあなたさまの方が上手なのですね」 |
ドリス 「おっと、甘いね!」 |
ロディ 「あなたさまはとても身軽なのですね。驚いてしまいました 」 |
ゲオルグ 「天に輝く月に手を伸ばせど届かない……そういうものさ 」 |
ロディ 「あなたさまはとても身軽なのですね。驚いてしまいました 」 |
エイグラント
「おっと!!」 |
「………」 |
コガレ 「伏せた手札の答え合わせと行こうか」 |
「………」 |
コガレ 「空振りかよ……!?」 |
コガレ 「空振りかよ……!?」 |
ドリス 「下手糞」 |
ゲオルグ 「この美しさが気に障ったのならばすまない…… 」 |
ゲオルグ 「ブルゥ……ロォォォズ…… ――不可能、という事さ」 |
コガレ 「うえっ!?」 |
エイグラント
「おっと!!」 |
ドリス 「てめぇどうやら早死したいらしいわね!!」 |
彗星 「 … 」 |
彗星 「 … 」 |
スォム 「これはどうも」 |
スォム 「これはどうも」 |
“ ”
『ありがとう』 |
“ ”
『ありがとう』 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
コガレ 「うえっ!?」 |
「………」 |
コガレ 「うえっ!?」 |
コガレ 「空振りかよ……!?」 |
コガレ 「うえっ!?」 |
ドリス 「おっと、甘いね!」 |
ゲオルグ 「この美しさが気に障ったのならばすまない…… 」 |
昏 Chain 遠殺傷殴打Lv3(1) 悪魔Lv3(2) 刈感傷投射Lv6(3) 列命傷冥闇Lv6(4) 深殺傷殴打Lv3(5) 傷投射天光Lv4(6) 連感傷投射Lv6(7) 列傷冥闇Lv7(8) 列傷斬払Lv6(9) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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コガレPT Chain 愚者Lv3(1) 列殺傷冥闇Lv4(2) 全付麻痺Lv4(3) |
ゲオルグ 「慢心、か……ふっ…… 」 |
ゲオルグ 「美しき連携は、奏でるサーガに似る…… 」 ゲオルグ 「――ふっ、難しいかね? しかして安心したまえ、君はすぐにそれを知るだろう」 |
ゲオルグ 「なるほど、私と舞うに相応しい動きだ 」 |
『身体を貫く』、あの感触―― |
ドリス 「ほらほら、逃げ場なんて無いよ!」 |
ドリス 「これが私の力!」 |
ドリス 「まだまだだよ!」 |
「………」 |
「………」 |
コガレ 「手加減でもしてくれたのか?」 |
ゲオルグ 「何、驚く事ではないさ。 私の美しさからすれば、大した妙技でもない」 |
ドリス 「まだまだ終わりだと思わないことだね!」 |
ドリス 「無駄な抵抗をやめてくたばりなー!」 |
お断りだ。 |
「………」 |
ヤトア 「ばよえー……ん?」 |
エイグラント
「ちぃっ……!」 |
嫌そうだ。 |
ロディ 「戦いに不慣れなぼくへ手加減をいただいたこと、感謝いたします」 |
お断りだ。 |
System 「[Card-Action]」 |
くるくると回る黒い幻影のカードが、無数のピクセルへ崩れ。 粒が凝り固まって形作るのは白いカード。絵のないそれに柄が現れ、無銘のそれに名が書かれ、 ――それは1枚の完全なカードとなる。 |
スォム 「──貴方の魂に、敬意を込めて」 |
スォム 「──貴方の魂に、敬意を込めて」 |
スォム 「いいのが入りましたね」 |
エイグラント
「ぐぅ……!やりますね!!」 |
彗星 「 … 」 |
彗星 「 … 」 |
彗星 「 … 」 |
彗星 「 … 」 |
彗星 「 … 」 |
彗星 「 … 」 |
君を見ている。 |
スォム 「──貴方の魂に、敬意を込めて」 |
「………」 |
ドリス 「これからギャフンと言わせてやるからね!」 |
ヤトア 「――(じっと戦場を見ている)」 |
何か思うところがあるようだ。 |
彗星 「 … 」 |
彗星 「 … 」 |
彗星 「 … 」 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
ロディ 「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
System 「機体への大きなダメージを感知。 省電力モードへ移行し、稼働限界の延長を試みます」 |
昏 Chain 傷冥闇Lv8(1) 列傷斬払Lv5(2) 遠刳傷殴打Lv3(3) 命傷冥闇Lv6(4) 列傷斬払Lv4(5) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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コガレPT Chain 列異常Lv3(1) 休息Lv2(2) 列傷突刺冥闇Lv5(3) |
それで…… 彼は 君の目に訴えかけただろう。 |
ロディ 「あちらのみなさまは、実にカードの扱いが達者でいらっしゃいますね。ぼくもより、学ばなければなりません」 |
君に一つ提案を出す。 |
コガレ 「伏せた手札の答え合わせと行こうか」 |
コガレ 「まァ、死なない程度には作ってあるからさ?」 |
スォム 「嗚呼、貴方があまりに唆るものですから────────溢れてしまう」 |
スォム 「いいのが入りましたね」 |
スォム 「──貴方の魂に、敬意を込めて」 |
「………」 |
スォム 「──貴方の魂に、敬意を込めて」 |
“ ”
『ありがとう』 |
“ ”
『ありがとう』 |
“ ”
『ありがとう』 |
文句は無い。 |
ゲオルグ 「おっとすまない、この輝きが足りなかったらしい」 |
ゲオルグ 「慢心、か……ふっ…… 」 |
ゲオルグ 「ふっ……仲間達よ、この輝きの後を臆さず続くがいい……!! 」 |
「………」 |
お断りだ。 |
エイグラント 「そこです!!」 |
「………」 |
エイグラント 「でぇぇやぁぁぁ!!!」 |
エイグラント
「ちぃっ……!」 |
嫌そうだ。 |
ロディ 「戦いに不慣れなぼくへ手加減をいただいたこと、感謝いたします」 |
ゲオルグ 「我が美しさ故に、君の――負けだ 」 |
彼は皮肉を込めて何かを呟いた。 |
コガレ 「ウッソあとオレらだけでやるの!?」 |
スォム 「あぁ……ご安心を、無駄にはしません」 |
ロディ 「どうぞお休みください。あなたさまはもう十二分に戦ったのですから」 |
ドリス 「痛い……この痛みは100倍にして返してやるわよ!」 |
ドリス 「あはははは!苦痛に歪んだ顔をもっと見せてよ!」 |
『身体を貫く』、あの感触―― |
ロディ 「本日は少し、調子が悪かったのでは? また戦っていただければ、今度はきっとあなたさまが勝利なさるはずです」 |
「………」 |
ドリス 「勝負はまだ決まってないからね」 |
ゲオルグ 「気に病むことはない。そこで私の美姿を眺めて休むといい」 |
エイグラント
「くっ……大丈夫ですか!?」 |
ドリス 「まだまだだよ!」 |
ドリス 「まだまだだよ!」 |
ドリス 「まだまだだよ!」 |
「………」 |
ロディ 「稼働限界に達しました。どうかご心配なく。またすぐお会いできます。あなたさまが振り向けば、そこに 」 ――霧になってかき消える。 |
コガレ 「えっ……」 |
スォム 「あぁ……ご安心を、無駄にはしません」 |
ヤトア 「~まったり~」 |
ヤトア 「ほれほれ、まだまだいけるだろう?」 |
「………」 |
ドリス 「こ、この流れはやばい気がしてきたんだけど……」 |
ゲオルグ 「ふっ……膝つく私に見惚れてくれるなよ? 立ち上がる姿に震えてしまう事になる」 |
ヤトア 「エイク……!」 |
身体が崩れ始めている。 |
ゲオルグ 「慢心、か……ふっ…… 」 |
スォム 「そうです、ひと思いに」 |
コガレ 「伏せた手札の答え合わせと行こうか」 |
スォム 「いいのが入りましたね」 |
スォム 「──貴方の魂に、敬意を込めて」 |
エイグラント
「くっ!」 |
スォム 「いいのが入りましたね」 |
コガレ 「この辺はどうだ?」 |
ドリス 「てめぇどうやら早死したいらしいわね!!」 |
エイグラント
「ヤトア様、申し訳ありません――」 |
「………」 |
ドリス 「勝負はまだ決まってないからね」 |
ゲオルグ 「気に病むことはない。そこで私の美姿を眺めて休むといい」 |
ドリス 「ちょっと、何この不良品!?」 |
ドリス 「ちょっと、何この不良品!?」 |
ドリス 「痛い?痛いでしょ?」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
スォム 「──貴方の魂に、敬意を込めて」 |
「………」 |
昏 Chain 命傷冥闇Lv5(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||
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コガレPT Chain 刳傷天光Lv3(1) |
「………」 |
ドリス 「あはははは!君たちを一挙に殲滅する!!」 |
「………」 |
ドリス 「ほらほら、逃げ場なんて無いよ!」 |
ドリス 「まだまだだよ!」 |
ドリス 「あはははは!あースッキリした!」 |
「………」 |
スォム 「──ひと思いに仕留めた方が、肉の味は良いのですが」 |
ゲオルグ 「さて、美しい調べを奏でようか―― 」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
ゲオルグ 「ふっ、汗をかいてしまったな…… 」 |
ゲオルグ 「――以上。我々の物語を楽しんでいただけたかな? 」 |
コガレ 「空振りかよ……!?」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
スォム 「──貴方の魂に、敬意を込めて」 |
スォム 「眠られよ魂。次会う時には、同じ生命として──」 |
「………」 |
ドリス 「まだ私が残ってるわよ」 |
ゲオルグ 「気に病むことはない。そこで私の美姿を眺めて休むといい」 |
昏 Chain | ||||||||||||||||||||||||||
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コガレPT Chain 刳傷天光Lv3(1) 死Lv3(2) |
ゲオルグ 「傷ついた私も美しいが、今はここまでにしておこう」 |
ゲオルグ 「ブルゥ……ロォォォズ…… ――不可能、という事さ」 |
スォム 「いいのが入りましたね」 |
ドリス 「そろそろ殺す」 |
ゲオルグ 「美しき連携は、奏でるサーガに似る…… 」 ゲオルグ 「――ふっ、難しいかね? しかして安心したまえ、君はすぐにそれを知るだろう」 |
ドリス 「血祭りの手始め、覚悟してもらうよ!」 |
ドリス 「なるほど、そこが弱点ってことね!」 |
スォム 「これは──」 |
ドリス 「まだまだだよ!」 |
ゲオルグ 「――以上。我々の物語を楽しんでいただけたかな? 」 |
ゲオルグ 「あふん……この美が遅れをとるとは、不覚……」 |
ドリス 「勝負はまだ決まってないからね」 |
ドリス 「痛い?痛いでしょ?」 |
ドリス 「どーん!」 |
スォム 「これは──」 |
昏 Chain | |||||||||||||||||||||
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コガレPT Chain 刳傷天光Lv3(1) 死Lv3(2) |
ドリス 「ば、バカにして……!」 |
ボロボロと剥がれるように崩れた箇所から黄金の靄が溢れている。 |
ドリス 「どーん!」 |
コガレ 「空振りかよ……!?」 |
ドリス 「ハッ!てんでなっちゃいないね!」 |
ドリス 「てめぇどうやら早死したいらしいわね!!」 |
昏 Chain | |||||||||||||||||||||
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コガレPT Chain 刳傷天光Lv3(1) 死Lv3(2) |
ドリス 「くたばりなぁ!!」 |
コガレ 「あ、ごめ、これもう、無理だ……」 |
スォム 「あぁ……ご安心を、無駄にはしません」 |
ドリス 「痛い……この痛みは100倍にして返してやるわよ!」 |
ドリス 「くそー!今に見てなさいよー!」 |
「………」 |
ドリス 「や、やるじゃないの……」 |
ゲオルグ 「見誤った、か……仕方ない、一度退こう。 何、一度もミスなく終える冒険もないさ」 |
ヤトア 「エイクっ!大丈夫か!?」 |
コガレ 「これでもいけるもんだな、ありがとさん」 |
彗星 「 … 」 |
ただ、にこりと微笑んだ。 |
“ ”
『嬉しい。きっと』 |
ロディ 「勝利を譲ってくださったのですか? 寛大なお心に感謝いたします」 |