まりあ 「縦斬り横斬り、どっちが好みかしら?」 |
会う、遭う。 修道服を纏った女が、この場に2人。 ただ、それだけ。 「…ッハ。 サイコーねェ? 全く以て、最高ヨ。」 「サァ! どうせワタシだもの、遠慮ナンて要らないワ。 …この『ワタシ』だけノ地獄を楽しみまショう?」 シャベルを、握った。 … 鎖の軋む音。 |
ヤマツ 「あぁ忌々しい。地獄の釜で熔(と)け落ちよ」 |
誰にも知覚されない死角── もしかすると、彼女が『いるかもしれない』場所に、 幻術士は、音もなく現れていた。 ■■■■ 「こんにちは、こんばんは。 始めまして、お久しぶり。 教えてくれるかい、わたしの名前を」 |
「………」 |
リンド 「おっタダで治せんのか。サービス効いてんね。」 |
まりあ 「お手合わせ、お願いしまーす」 |
◆◆
「……アハ。 …さッさとハジメまショ?」 |
ミリウ 「よろしく…。 」 |
エルタ 「本気でまいります。」 |
ヤマツ 「我はヤマツなり。 “哲学者”のカード。“隠者”のカードの逆さ裏。 」 ヤマツ 「────自由に使うがいい…… 愚者より愚かな隠者ども」 |
チェノー 「あなたは害虫? そレとも……」 |
エアリス 「んじゃ、お相手よろしく」 |
「………」 |
アウエーレ 「え?虫と闘うだけじゃないの?も、模擬戦? なぜ、無駄に闘う回数を増やすの???」 |
漆黒の瘴気が身体を覆う! |
/ なんでーっ \ |
エアリス 「あらら。」 |
/ なんでーっ \ |
エアリス 「あらら。」 |
エアリス 「第1章88節。『好意の返報性は絶対ではない。 これは何も相手に限った話ではなく、自身でさえその対象となる。 私達は今まで、幾つの好意を無下にしてきたのだろうか。 幾つの機会を無駄にしてきたのだろうか』」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
ヤマツ 「人の話は最後まで聞きなさい」 |
ヤマツ 「よもや──── この期に及んで“此れ”の対策を講じていないとは言うまい?」 ヤマツ 「くっくっ、それでは答え合わせといこう」 |
ヤマツ 「うむ……そう来たか」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
ヤマツ 「ふむ」 |
ヤマツ 「わたしのいう通りに動きなさい」 |
チェノー 「あレッ」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
チェノー 「あレッ」 |
チェノー 「あレッ」 |
チェノー 「あレッ」 |
「………」 |
「………」 |
癒し放題 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Hölle-ヘレ- Chain |
まりあ 「会心の一撃!」 |
エアリス 「このアーティファクトわりとなんでも貫くから、 覚悟しておいた方がいいよ。 ……主に味方の皆さんとかね?」 |
きみの血は、何色なのだろうね。 |
アウエーレ 「っい…た……ッ、あ…っ、血が…… 」 |
ヤマツ 「やめろ、鬱陶しい」 |
エルタ 「皆さん、行きますよ!」 |
ミリウ 「いつ、どこで…? いま、ここで…!」 |
◆◆
『そんなにも、傷付いたあなたを見たいのなら』 『この先の、何処かで。』 「―――ダッケぇ…」 |
◆◆ 「サァ、始めまショう? そシて終わラせまショう。」 「―――この後ワタシが何をスるかナンて決まッテるものネェ?」 |
◆◆
「あは。アンタ、ワタシみたいな手合いハ苦手カシラ?」 |
「………」 |
「………」 |
アウエーレ 「さあ、表にするわよ――」 |
エアリス 「すごいね、まるで回復されてるみたいだよ!」 |
エアリス 「すごいね、まるで回復されてるみたいだよ!」 |
エアリス 「いやぁ助かるよ~!あとでコーヒー淹れたげるっ」 |
エアリス 「すごいね、まるで回復されてるみたいだよ!」 |
エアリス 「いやぁ助かるよ~!あとでコーヒー淹れたげるっ」 |
エアリス 「すごいね、まるで回復されてるみたいだよ!」 |
チェノー 「イかな大地デあろウとも」 |
呼吸器が嫌悪の形で鳴らす警鐘。 |
チェノー 「あレッ」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
チェノー 「軽率」 |
個は自己の繁栄を至上とする。妨げとなる他を排除することに何の異議があろう? |
破滅的であって当然だ。 |
ヤマツ 「……?はて…… 何をしようとしていたのだったか……」 |
ヤマツ 「傷つく準備のひとつも出来ていないのなら、どれ、 わたしが拵(こしら)えて差し上げよう」 |
ヤマツ 「では、こちらも」 |
アウエーレ 「さあ、鬼が出るか蛇がでるか…勝負よ! 」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
チェノー 「はー、肥エルー」 |
エアリス 「……ほんとは、わたしにそこまでする必要なんて、ないんだよ。」 |
「………」 |
ヤマツ 「次はこちらだ」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
ヤマツ 「こんなものか」 |
癒し放題 Chain 散付魅了Lv3(1) 全殺傷斬払Lv2(2) 殺傷殴打Lv3(3) 列治癒活気Lv2(4) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Hölle-ヘレ- Chain 列命傷冥闇Lv4(1) |
◆◆
「……アリガト。」 |
(指パッチンのアイコン
It`s show time! |
「………」 |
「………」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
2'nd chain!! |
エアリス 「しつこさには自信があってね。 性格が悪い?それ、褒め言葉っ」 |
まりあ 「ドゥブッハァ!」 |
(お辞儀のアイコン
Show is over... |
アウエーレ 「一曲、如何かしら? 聞いていっても罪にはならない筈よ。」 |
ミリウ 「ここからかな…」 |
ヤマツ 「……」 |
手首をほぐすように、鎌を振り回す。 |
エアリス 「そろそろやめにしないかい?ダメ?あっそう。」 |
「………」 |
アウエーレ 「やめて!ストレートにしんじゃうから!!」 |
アウエーレ 「ん…ぐぅ、いたい……無理……ッ 」 |
チェノー 「思イ通りニはさセなイよ」 |
チェノー 「朽チテ、食わレテ」 |
まりあ 「逃がさないわよ!」 |
アウエーレ 「さあ、鬼が出るか蛇がでるか…勝負よ! 」 |
チェノー 「クサリは始まル」 |
チェノー 「虫除ケ? さあ、どウだろウネ」 |
「………」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
3'rd chain!! |
エアリス 「ペンは剣よりも強しとは良く言ったものでね、 時にはその結果の残酷さも、 剣を遥かに凌駕することがあるのさ」 |
エアリス 「ふふっ、やっちゃった!」 |
アウエーレ 「ああぁ、もう…イヤ…はやく治さないと…… 」 |
アウエーレ 「…ッ、う…大丈夫、治せる…自分の傷だもの……自分で出来るわ…やらなくちゃ……」 |
アウエーレ 「…ッ、う…大丈夫、治せる…自分の傷だもの……自分で出来るわ…やらなくちゃ……」 |
エルタ 「皆さん、行きますよ!」 |
リンド 「はっじまっるよーーー! おらッ並べ~~!! 行くぜ~~~~!!!!!!」 |
アウエーレ 「うっふふふ…、私だって避けるぐらいできるのよ! 」 |
アウエーレ 「ッはぁ、避けた…避けられた…ッ!セーフ!」 |
◆◆
『そんなにも、傷付いたあなたを見たいのなら』 『この先の、何処かで。』 「―――ダッケぇ…」 |
◆◆ 「…正直なトコロ。 アンタには苛ついテたのよネェ。」 「『ワタシ』の真似事シてる癖二、ヤってるコトがちぐはぐだしィ?」 |
酒瓶の栓を抜き、一息に飲み干した! |
◆◆ 「笑わせんじゃないわよ。」 |
アウエーレ 「え、うそ…これ、落ちてるの…私の血? 」 |
◆◆ 「ワタシが、何の為に戦ッテるか。 何の為二ここマデ必死二……!」 ◆◆ 「………」 ◆◆ 「…モシ『ワタシ』ならネ、何かト遭った時…間違ッテも逃ゲルようなマネなんてシない。遭った瞬間二誰であれ、何でアレ、戦ッテ然るベキなのヨ。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
ヤマツ 「やれ」 |
「………」 |
「………」 |
癒し放題 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Hölle-ヘレ- Chain |
「………」 |
アウエーレ 「もう…ぜったい無理……ッ 」 |
慎重に狙いを定めている―― |
T od ay is g oo da y to Di e. |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
チェノー 「油断シたネ」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
チェノー 「はー、肥エルー」 |
エアリス 「いやぁ助かるよ~!あとでコーヒー淹れたげるっ」 |
「………」 |
まりあ 「SAY BYE(成敗)!」 |
アウエーレ 「だから最初から嫌だって!無理だって言ってるじゃない!!」 |
ヤマツ 「おやおや……」 |
チェノー 「エッと……そッチデ休ンデテ!」 |
エアリス 「……これはちょっと困るかなぁ」 |
「………」 |
エアリス 「おっと!いい感じに使えそうなトラウマじゃん、お代はこの一撃で!」 |
まりあ 「逃がさないわよ!」 |
ヤマツ 「人の話は最後まで聞きなさい」 |
チェノー 「クサリは始まル」 |
「………」 |
「………」 |
チェノー 「イかな大地デあろウとも」 |
地面の中に溶け込み、また戻ってきた。 |
(治った場所をかいている) |
チェノー 「フウ。どウかな」 |
「………」 |
癒し放題 Chain 全活気Lv2(1) 深傷殴打Lv3(2) 鎖力Lv2(3) 治癒活気Lv3(4) 深自傷殴打Lv3(5) 全活気Lv2(6) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Hölle-ヘレ- Chain |
まりあ 「うふふ、降参するなら今のうちよ?」 |
ヤマツ 「おのれ……」 |
チェノー 「ここを乗リ越エレば……!」 |
エアリス 「うぅ、厳しいね。持ち直せるかな?」 |
リンド 「はっじまっるよーーー! おらッ並べ~~!! 行くぜ~~~~!!!!!!」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「…アンタが本当に、ワタシを模シているナラ、ネェ。」 |
◆◆ 「分からナイでしょうネ。」 「…兎に角。アノ時、戦わないコトを選ンで逃ゲたアンタは…その時点で『ワタシ』とシては出来損ない。 所詮、タダの虫だものネェ?」 |
◆◆
「あは。アンタ、ワタシみたいな手合いハ苦手カシラ?」 |
◆◆
「…ワタシは戦いのナカでしか、『ワタシ』が居るコトを証明デキない。」 「戦ッテ、勝たなキャワタシがここ二居たって言う証拠を遺せナイ。」 「ソレが何ヲ意味スるかワカルゥ?」 |
◆◆ *誰にも見られることの無い、幻覚。* *それは、彼女本来の―――* 「―――虫は虫らシく、地べタ這いずッテなさいよォ!!」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
エアリス 「ごめんね、こうするしかないんだ。さっくり、切り取らせて貰うよ。」 |
まりあ 「ドゥブッハァ!」 |
ヤマツ 「なるほど」 |
小さな死。 |
まりあ 「ここからが本当の地獄よ?」 |
ヤマツ 「…………はぁ…………」 |
体を構成する土が、服の形をしていた土が、ボロボロと崩れ落ちていく。 |
まりあ 「SAY BYE(成敗)!」 |
ヤマツ 「見事なり。 我はここまでのようだ」 |
チェノー 「エッと……そッチデ休ンデテ!」 |
エアリス 「わたしを置いてかないでよ~」 |
「………」 |
エアリス 「あらら。」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
癒し放題 Chain 連治癒Lv2(1) 散治癒活気Lv1(2) 全治癒Lv2(3) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Hölle-ヘレ- Chain |
*渇きが引かない* |
ミリウ 「まだ…がんばらなきゃ…」 |
チェノー 「大丈夫かな……」 |
エアリス 「ここからどんどん差が開いてくはずだよ。」 |
「………」 |
リンド 「はっじまっるよーーー! おらッ並べ~~!! 行くぜ~~~~!!!!!!」 |
エルタ 「皆さん、行きますよ!」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
◆◆
「……アリガト。」 |
「………」 |
癒し放題 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Hölle-ヘレ- Chain 傷斬払Lv1(1) |
「………」 |
まりあ 「会心の一撃!」 |
まりあ 「会心の一撃!」 |
「………」 |
まりあ 「SAY BYE(成敗)!」 |
「………」 |
チェノー 「エッと……そッチデ休ンデテ!」 |
エアリス 「わたしを置いてかないでよ~」 |
エアリス 「にゃあ”あ”あ”あ”!!!痛いって!」 |
エアリス 「それじゃあ、続けようか。 死に至る狂騒曲の、第2幕だ」 |
癒し放題 Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Hölle-ヘレ- Chain 傷斬払Lv1(1) |
エアリス 「おお、おお、怖いねぇ」 |
チェノー 「痛イ、もウ、無理……」 |
エアリス 「……これはちょっと困るかなぁ」 |
エアリス 「あらら。」 |
◆◆
「チョットォ? ワタシの癖二避けンじゃナイわヨ。」 |
エアリス 「にゃあ”あ”あ”あ”!!!痛いって!」 |
まりあ 「SAY BYE(成敗)!」 |
エアリス 「あはは、もう、体が動かないや。」 |
リンド 「オッケーオーケー怪我した奴いる? 治すぜ! そっちの君らもどう? 治されてかない???」 |
まりあ 「まぁ、ざっとこんなものね」 |
◆◆
「ハイ、じャあ練習はココマデねェ。」 |
ミリウ 「うまくいった…かな…。」 |
エルタ 「皆様のお陰です。ありがとうございます。」 |
ヤマツ 「終わりのようだな。では、失礼」 |
チェノー 「……土がツイチゃッたか」 |
エアリス 「体が動かないや。……はは、これは参ったね」 |
「………」 |
アウエーレ 「練習でしょ?ねぇ、これ練習なのよね?それなのに、こんな…あぁああ…あ~~~…無理……ッ」 |