ヤマツ 「あぁ忌々しい。地獄の釜で熔(と)け落ちよ」 |
誰にも知覚されない死角── もしかすると、彼女が『いるかもしれない』場所に、 幻術士は、音もなく現れていた。 ■■■■ 「こんにちは、こんばんは。 始めまして、お久しぶり。 教えてくれるかい、わたしの名前を」 |
「………」 |
ヤマツ 「我はヤマツなり。 “哲学者”のカード。“隠者”のカードの逆さ裏。 」 ヤマツ 「────自由に使うがいい…… 愚者より愚かな隠者ども」 |
チェノー 「あなたは害虫? そレとも……」 |
エアリス 「え~っ、面倒だなぁ。相手なら他にいるじゃない」 |
「………」 |
アウエーレ 「え?虫と闘うだけじゃないの?も、模擬戦? なぜ、無駄に闘う回数を増やすの???」 |
なかゆぴ 「命乞いをする準備は出来ましたか?」 |
おやゆぴ 「👍」 |
くすりゆぴ 「ふぁー、がんばる」 |
ひとさしゆぴ 「はい、練習ね練習。手加減してねー。」 |
こゆぴ 「ふぇ…ふぇぇ~。痛いのいやだよぉ。」 |
こゆぴ 「えっ!?なんでなんでー??」 |
こゆぴ 「えっ!?なんでなんでー??」 |
こゆぴ 「えっ!?なんでなんでー??」 |
こゆぴ 「うえぇ~あたってよぉ~」 |
「………」 |
こゆぴ 「うえぇ~あたってよぉ~」 |
こゆぴ 「あっ…」 |
地面にぶつけたような手応え。 |
アウエーレ 「いやーーーッ!やめて!……って、あら?避けられた? 」 |
こゆぴ 「こゆが騒いでみんなのじゃましちゃうの!」 |
こゆぴ 「あっ…」 |
ヤマツ 「貴様にはがっかりだ」 |
こゆぴ 「うえぇ~あたってよぉ~」 |
エアリス 「そっちは偽物だった、ってことにしようか」 |
エアリス 「第1章88節。『好意の返報性は絶対ではない。 これは何も相手に限った話ではなく、自身でさえその対象となる。 私達は今まで、幾つの好意を無下にしてきたのだろうか。 幾つの機会を無駄にしてきたのだろうか』」 |
エアリス 「第1章37節。『全ての人々が分かり合うという幻想は、 自我の融合という醜く非現実的な結論に潰える。 人が人である限り、摩擦は起きる。争いは絶えない。 それでも我々は歩みを止めようとせず、その結果が嘗ての失態であった』」 |
こゆぴ 「あわわああわわわ」 |
エアリス 「第1章115節。『この世に救えない者はなく、神の愛は全てに平等に降り注ぐ。 その結果がこの停滞ならば、かの言葉に価値はない。 愛せぬならば、通り過ぎよ。 救い求めぬ真の愚者を切り捨てたその先に、本当の心の平穏があるのだから』」 |
なかゆぴ 「激流を制するは静水」 |
くすりゆぴ 「ふぁ」 |
ヤマツ 「よもや──── この期に及んで“此れ”の対策を講じていないとは言うまい?」 ヤマツ 「くっくっ、それでは答え合わせといこう」 |
ヤマツ 「人の話は最後まで聞きなさい」 |
おやゆぴ 「👍👍」 |
ヤマツ 「人の話は最後まで聞きなさい」 |
ヤマツ 「うむ……そう来たか」 |
ヤマツ 「なるほど」 |
ヤマツ 「うむ……そう来たか」 |
こゆぴ 「あわわああわわわ」 |
ヤマツ 「わたしのいう通りに動きなさい」 |
チェノー 「あレっ」 |
チェノー 「あレっ」 |
おやゆぴ 「👍👍」 |
チェノー 「あレっ」 |
チェノー 「あレっ」 |
こゆぴ 「あわわああわわわ」 |
なかゆぴ 「私の指が光って唸る…!」 |
なかゆぴ 「体が火照ってきました…」 |
なかゆぴ 「ゆぴてるの星の、導きのままに…」 |
なかゆぴ 「天指活殺!」 |
くすりゆぴ 「ふぁ」 |
ひとさしゆぴ 「なに、なんで!?」 |
ひとさしゆぴ 「なに、なんで!?」 |
ヤマツ 「貴様にはがっかりだ」 |
「………」 |
ひとさしゆぴ 「避けないでよね!」 |
地面にぶつけたような手応え。 |
「………」 |
Hölle-ヘレ- Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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なかゆぴPT Chain |
こゆぴ 「こゆが応援するんだよー! ふれっふれー!!」 |
なかゆぴ 「死に場所を選ばせてあげましょう」 |
ヤマツ 「わたしも衰えたな……」 |
ヤマツ 「傷つく準備のひとつも出来ていないのなら、どれ、 わたしが拵(こしら)えて差し上げよう」 |
ヤマツ 「……っ!」 |
なかゆぴ 「安心して下さい。急所は外してません」 |
チェノー 「うぐっ……!」 |
破滅的であって当然だ。 |
こゆぴ 「えっ!?なんでなんでー??」 |
チェノー 「思イ通りニはさセなイよ」 |
チェノー 「見エなイ、なイなイ」 |
ヤマツ 「……ぐっ!」 |
ヤマツ 「……っ!」 |
「………」 |
おやゆぴ 「おやゆぴぱーんち」 |
アウエーレ 「うっ……お腹が痛い…抉れる……ッ 」 |
ヤマツ 「やれ」 |
Hölle-ヘレ- Chain 貫自傷冥闇Lv2(1) 全活気Lv1(2) 全付封殺Lv2(3) 命傷冥闇Lv4(4) 貫侵食冥闇Lv3(5) 多治癒Lv1(6) 傷冥闇Lv2(7) 列付封殺Lv2(8) 命傷冥闇Lv3(9) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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なかゆぴPT Chain 列傷殴打Lv2(1) 深傷殴打Lv2(2) 全起死回生Lv1(3) 列傷心殴打Lv1(4) 列付猛毒Lv2(5) 全異常Lv2(6) 全低下Lv2(7) 多付封殺Lv1(8) 列傷殴打Lv3(9) 全異常Lv3(10) 列殺傷突刺Lv2(11) 列傷突刺Lv2(12) |
エアリス 「ごめんね、こうするしかないんだ。さっくり、切り取らせて貰うよ。」 |
ヤマツ 「では、こちらも」 |
(指パッチンのアイコン
It`s show time! |
背中に手を回す、ひょいと振る、 いつの間にかボロボロの兎のぬいぐるみを持っている。 間を置かず炸裂したぬいぐるみから、 悍ましくも血濡れた無数の針が飛び出した。 |
エアリス 「ふふっ、やっちゃった!」 |
くすりゆぴ 「ふぇ」 |
くすりゆぴ 「ふあああー」 |
きみの血は、何色なのだろうね。 |
ヤマツ 「次はこちらだ」 |
チェノー 「はー、肥エるー」 |
エアリス 「……ほんとは、わたしにそこまでする必要なんて、ないんだよ。」 |
「………」 |
アウエーレ 「え?あ?……え???あ、ありがとう…… 」 |
チェノー 「イずレは枯レ」 |
呼吸器が嫌悪の形で鳴らす警鐘。 |
「………」 |
おやゆぴ 「おかあさんのじゃくてん」 |
5'th chain!! |
エアリス 「ペンは剣よりも強しとは良く言ったものでね、 時にはその結果の残酷さも、 剣を遥かに凌駕することがあるのさ」 |
きみの血は、何色なのだろうね。 |
おやゆぴ 「おかあさんをいたわって」 |
おやゆぴ 「おかあさんのじゃくてん」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
おやゆぴ 「おかあさんをいたわって」 |
チェノー 「汎ゆる色は消エ去ろう」 |
チェノー 「虫除ケ? さあ、どうだろうネ」 |
「………」 |
アウエーレ 「ああぁ、もう…イヤ…はやく治さないと…… 」 |
ヤマツ 「こんなものか」 |
おやゆぴ 「むぅ~」 |
アウエーレ 「ッはぁ、避けた…避けられた…ッ!セーフ!」 |
ヤマツ 「……」 |
手首をほぐすように、鎌を振り回す。 |
エアリス 「そろそろやめにしないかい?ダメ?あっそう。」 |
「………」 |
なかゆぴ 「死の……先を征く者たちよ」 |
おやゆぴ 「おかあさん、つかれてきた」 |
くすりゆぴ 「よーん」 |
ひとさしゆぴ 「ごーごーっ」 |
こゆぴ 「ふぇ…まだかかるの?」 |
我慢の堰が下がっていく。 |
個は自己の繁栄を至上とする。妨げとなる他を排除することに何の異議があろう? |
ヤマツ 「……ぐっ!」 |
ヤマツ 「お見事」 |
なかゆぴ 「安心して下さい。急所は外してません」 |
チェノー 「うぐっ……!」 |
アウエーレ 「どうしてそういうことするの!? 」 |
くすりゆぴ 「ふぁー」 |
なかゆぴ 「ひとつ」 |
なかゆぴ 「千烈指、喰らいなさい!」 |
ヤマツ 「……ぐっ!」 |
なかゆぴ 「あなたのために祈る言葉は無い」 |
ヤマツ 「……っ!」 |
なかゆぴ 「ふたつ」 |
なかゆぴ 「粉々になりなさい」 |
おやゆぴ 「👍👍👍」 |
おやゆぴ 「👍👍👍👍」 |
ヤマツ 「お見事」 |
おやゆぴ 「むぅ~」 |
エアリス 「そっちは偽物だった、ってことにしようか」 |
おやゆぴ 「むぅ~」 |
「………」 |
くすりゆぴ 「ふあー…」 |
くすりゆぴ 「ふぇ」 |
くすりゆぴ 「ふぇ」 |
くすりゆぴ 「ふぇ」 |
こゆぴ 「まだまだ続くよ!」 |
こゆぴ 「痛いのはヤ! あぶないものヤダ〜〜!」 |
こゆぴ 「え、えっと……いっぱい!!」 |
アウエーレ 「いやーーーッ!やめて!……って、あら?避けられた? 」 |
くすりゆぴ 「笛」 |
くすりゆぴ 「ふぇ」 |
ふと、姿が掻き消えては 別の場所に現れている。 |
「………」 |
アウエーレ 「いやーーーッ!やめて!……って、あら?避けられた? 」 |
ひとさしゆぴ 「ふふん!」 |
チェノー 「うぐっ……!」 |
「………」 |
ひとさしゆぴ 「ふふん!」 |
ヤマツ 「……ぐっ!」 |
こゆぴ 「たくさん!」 |
こゆぴ 「うえぇ~あたってよぉ~」 |
アウエーレ 「ッはぁ、避けた…避けられた…ッ!セーフ!」 |
くすりゆぴ 「笛」 |
「………」 |
ひとさしゆぴ 「どーだ!」 |
こゆぴ 「たくさん!」 |