九助 「さて、始めるか」 彼の指先から、うっすらと光る糸が伸びていく。 九助 「小手調べだ……文字通りな」 |
E n c o u n t e r ! |
/01/例の企画の書類の扱いはこうでよろしいでしょうか!!! |
ヤトア 「ほう、妾を相手取るか。良い度胸だ」 ヤトア 「我が騎士エイグラントを見事討ち取ってみせよ!」 |
九助 「さあ、始めるとしよう…… 」 九助の指先から、うっすらと光る糸が伸びていく。 九助 「小手調……ん? 間違ったかな?」 |
わたし 「それでは、僭越ながら自己紹介と参りましょうか。 __“じぶん、わたし”と言います。わたしは、全ての謎を解き明かす者。 始めましょう。これはわたしだけの__物語なのですから!」 |
クォート 「どーも。予言探偵のクォートです。 俺はただ予測するだけだ。予防線は張っておく、どう動くかは──自分で判断しろ」 |
ディルソ 「よおっし……模擬戦、模擬戦ね!紙の準備は万端っ!痛かったらごめんなさいね?」 |
エーシ 「対人は不慣れでな、よろしく頼む。」 |
ミハク 「よろしくねー!えへへー、まけないんだよ!!」 |
るい 「はじまり はじまり」 |
ヤトア 「さぁ行け!我が騎士よ!模擬戦だからといって手心を加える必要は無い!ぞ!」 |
アルシェ 「日々の鍛錬の成果、実践といこうか」 |
ずるり。それは影を纏うように姿を変える。 魔術装具に覆い隠され、捨て駒は沈黙した。もういない。 |
九助PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミハクPT Chain |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
ミハク 「せーのっ!」 |
押し殺された呼吸の音。 |
影が静かに揺らめいている。 |
エイグラント
「ありがとうございます!」 |
九助 「かかったな……?」 |
九助 「小手調べといこう」 |
ミハク 「うわーん!やめてよぉ!!」 |
わたし 「二つ。非日常が“此方”に近づいてくる。」 |
わたし 「あまり浴びすぎると、病気になっちゃうかもしれませんよ?」 |
男の影が脈打つ。ぼこぼこと何かが這い出る。 それは標的を捉え、縛り、そして── |
ミハク 「せーのっ!」 |
ヤトア 「いけっ、エイク!」 |
エイグラント 「行きます!」 |
アルシェ 「少し、風が強いな?」 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
■▣■■☒■▮■ 「四。 」 |
それは沈黙している。 |
わたし 「僭越ながら、謎が一つ解けました。」 |
九助 「かかったな……?」 |
九助 「どうだ……?」 |
わたし 「二つ。非日常が“此方”に近づいてくる。」 |
わたし 「天から降り注ぐ美食の境地!!冷製なので冷たーいですよ!!」 |
わたし 「真実は、常にわたしが知っている。知ろうとするから、ね。」 |
エーシ 「そこだッッ」 |
ヤトア 「いけっ、エイク!」 |
エイグラント 「我が剣閃は光の導きのままに!」 |
エーシ 「がっ……く、そ、まだまだ……!」 |
(剣を指でなぞった) |
ミハク 「げんきいっぱい、チャージ!ありがとなんだよ!」 |
九助PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミハクPT Chain |
ミハク 「やだやだ、いたいのやだ!」 |
エイグラント 「一息つきましょうか」 |
(尻尾の返事) |
わたし 「ふむ__小手調べはお終い。現場検証に参りましょうか?」 |
ヤトア 「――(じっと戦場を見ている)」 |
クォート 「食らえ!」 |
エイグラント
「くっ!」 |
ミハク 「ひっさつのいちげき、だよー!」 |
わたし 「痛いところ突かれました?教えてくださいその痛い腹をッ!」 |
アルシェ 「!」 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
アルシェ 「!」 |
クォート 「何だ、寝言ならベッドで聞くぜ?」 |
九助PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミハクPT Chain |
わたし 「痛いところ突かれました?教えてくださいその痛い腹をッ!」 |
ヤトア 「(そろそろまずそうだな)」 |
ミハク 「やだやだ、いたいのやだ!」 |
九助 「ロック・オン……!」 |
ミハク 「あれっ、はずれちゃった?」 |
エーシ 「見えてるぞ。」 |
九助PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミハクPT Chain |
ミハク 「わ、わわっ、あぶない?あぶない?」 |
アルシェ 「!」 |
ミハク 「わ、わわっ、あぶない?あぶない?」 |
アルシェ 「!」 |
(耳が震えた) |
九助PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミハクPT Chain |
わたし 「ふふ……まだ、まだです。もう少し調べなければ……」 |
ヤトア 「エイク……!」 |
クォート 「お前なんかな……社会が許せば玄関マット食わすくらいしてやれんだよ……!」 |
九助 「……フン」 |
クォート 「ああ、悪ィな」 |
わたし 「わあ、現場には被疑者が沢山です。ひとりひとり__調べて行きましょう。」 |
ヤトア 「――(じっと戦場を見ている)」 |
(耳が震えた) |
アルシェ 「……撤退する」 |
ミハク 「わ、わ……!!だいじょうぶ?だいじょうぶ?」 |
エイグラント
「くっ……大丈夫ですか!?」 |
今は眼前の敵を相手するのに忙しい。 |
■▣■■☒■▮■ 「―――……―――……。」 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
ミハク 「ふふん!」 |
ディルソ 「あっそこ駄目なとこ!!」 |
ディルソ 「あら、有難う御座います!」 |
九助PT Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミハクPT Chain |
エーシ 「いい感じだな。このまま行こう。」 |
ミハク 「むー……」 |
九助 「ロック・オン……!」 |
エイグラント
「そこっ!」 |
エーシ 「がっ……く、そ、まだまだ……!」 |
エーシ 「まずい、か。 いや、これからだ。巻き返す。」 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
九助 「ロック・オン……!」 |
エイグラント
「ありがとうございます!」 |
エーシ 「いってぇ……!!」 |
ディルソ 「あら、有難う御座います!」 |
九助PT Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミハクPT Chain |
ミハク 「ふふん!」 |
わたし 「痛いところ突かれました?教えてくださいその痛い腹をッ!」 |
ミハク 「うわーん!やめてよぉ!!」 |
わたし 「嗚呼!面白い!これだから未知を解くのはやめられないのですよォッ!!」 |
ミハク 「んみぅ……」 |
クォート 「お前の弱点はそこだな?」 |
ディルソ 「嗚呼、やっぱそう来ましたね!」 |
ディルソ 「うんうん、此処が弱いのね?」 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
ミハク 「うわーん!やめてよぉ!!」 |
ミハク 「わーん!!おにちゃ、たすけてーー!!」 |
エイグラント
「くっ……大丈夫ですか!?」 |
■▣■■☒■▮■ 「――――……――……。 」 |
九助PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミハクPT Chain |
エーシ 「おや、悪いな。」 |
エイグラント
「ぐぅ……!やりますね!!」 |
エーシ 「ぐ、そろそろ……きついな………。」 |
わたし 「ンッ……痛くない腹を探っても意味なんてないのに……」 |
九助PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミハクPT Chain |
エイグラント
「ヤトア様、申し訳ありません――」 |
まったく興味がないようだ。見向きもしない。 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
九助 「ロック・オン……!」 |
あまり気にしていない様子でいる。 |
ディルソ 「紙飛行機、案外痛いでしょう~?」 |
九助 「ロック・オン……!」 |
アリス 「――――……あ、……――――……。」 |
九助 「いい試合だった。感謝する」 |
わたし 「ええ、これにて解明__なんて、ね。」 |
クォート 「そして誰もいなくなった、ってな」 |
ディルソ 「お疲れさまでした、御手合せ感謝します!」 |
エーシ 「案外いけるものだ。 お疲れ様。」 |
ミハク 「みぇ……」 |
るい 「いたたたた、いたたたた。」 |
ヤトア 「エイクっ!大丈夫か!?」 |
アルシェ 「……もう少し、頭を使うべきだっただろうか」 |
人影は崩れ去った。もうそこに姿はない。 |