――vol.15が終了しました。イベント”『色欲の園』討滅戦”を開始します。 朝3時過ぎ。まだ夜が明け始めたぐらいの、黎明の中。 船内の一室ではラーとセクメト、ローゼリアの3人が作戦について話していた。 ローゼリア 「まず私が先陣を切って入口を壊滅。全域の空間探知終了と同時に、連れてきた対策班を投入して救助を行う。この辺りは既に対策班と決定済みだから、気にしなくていいよ」 ラー 「了解、俺たちは?」 ローゼリア 「ラーさんとセクメトさん、それからロマン仮面さんともう1人の4名で、私が入口を攻めると同時に箱船で施設の裏へ向かって欲しい。ヴァレンタイン兄妹の諫言がどこまで採用されるかにもよるけど、最悪裏に戦力を固めてさっさと脱出することもありえる。ヴァレンタイン兄妹が出てきたらすぐに連絡してくれ、こちらからも援護する」 ラー 「それはいいけど、もう1人?」 ローゼリア 「おっと、そうだね。…待たせたね、入ってくれ」 ??? 「承知、失礼致す」 入ってきたのは、1人の男だった。後頭部に纏められた薄い紫色の長髪に、純黒の瞳。纏う装束は一見戦闘に耐えうるものには見えず、されど膨大な力を感じる。恐らくは霊衣の類だろう。 分かりやすく言えば、まるで侍とも言うべき出で立ちの彼は、手に謎の物体を握っていた。 ラー 「はじめまして、『陽光』の神霊ラーだ」 セクメト 「『粛清』の神霊セクメトよ、宜しく」 リンドウ 「初めましてでござる、御二方の噂はかねがね聞いておりまする。某、ハバキ・リンドウという者にござる。リンドウで結構です故、何卒宜しくお願い致す」 ラー 「宜しくな、リンドウくん。…で、その手にしてる物は一体?得物?」 リンドウ 「左様、某の愛刀にござる。少々特異な『魔刃』でござるが」 そう言って、リンドウは軽く得物を一振りした…ように見えた。が、刀身が殆ど見えない。あると思われる場所をみれば、その先の床が僅かに歪んで見えた。 ローゼリア 「『難視の魔刀-朧月』…名の通り限りなく無色に近い、魔力で構成される刀身が特徴の刀でね。両刃だけど。 彼は今『箱庭』でもルドガーさんに次ぐ非神霊戦力だ、一昨日も全開の櫂瑜さんに2分くらい保ったようだから実力は確かだよ」 リンドウ 「某などまだまだでござる。あんな化け物級の方々とは比べるべくもありませぬ」 ラー 「着いていけるだけの実力があるなら上等だよ、あの2人は特殊だしね」 ローゼリア 「まあそういう事だ。これに加えてロマン仮面さんが来るのなら盤石だ…と、噂をすれば」 ローゼリアの言葉を遮るかのように、ロマン仮面が部屋に入ってくる。相変わらず大きい。 ロマン仮面 「ラーくん、待たせてしまったか?」 ラー 「大丈夫だよ、むしろこんな早くから申し訳ない」 ロマン仮面 「私が言い出した事だ、気にしないでくれ!」 リンドウ 「…ローゼリア団長、彼は何者でしょうか?」 ローゼリア 「現地の頼もしい援軍…って言えばいいかな?」 ロマン仮面 「おっと、はじめましての人もいるようだな!私はマスク・ド・ロマン仮面、ロマンの伝道師でありヒーローだ!宜しくな!」 リンドウ 「某はハバキ・リンドウと申す者。ロマン仮面殿、本日は宜しくお願い致す」 ロマン仮面 「うむ、頼りにしているぞリンドウくん!」 今気づいたが、リンドウの体格は小柄だ。ロマン仮面と並ぶとそれが顕著で、40cmほど差があるように見える。だいたいルドガーと同じ、160後半だろうか。 ローゼリア 「さてメンバーも揃った、夜明けも近い。すぐに私たちは出撃する、ラーさん達も頼んだよ」 ラー 「うん、任せといて」 ローゼリア 「武運を祈るよ、では」 ローゼリアはやや急ぎ目に、部屋を後にした。それを待たず、ロマン仮面に作戦概要を説明する。それに加えて、リンドウから補足の説明もあった。 リンドウ 「裏から建物に入る前に接敵した場合はその場で殲滅で構わぬでござる。が、建物に入った後某は別行動になるでござる。その場合は3人で頭領を潰してくれとの命令を受け申した」 セクメト 「分かったわ。それと入る前に殲滅した場合、入った後はどうすればいいのかしら?」 リンドウ 「ロマン仮面殿は建物内に要救助者がいればそれをお願いしたい、お二人はローゼリア殿に指示を仰いで貰いたいでござる」 ロマン仮面 「承知した!」 ラー 「さて、全員準備はいいね?そろそろ…ローゼリアが仕掛ける頃合いだ」 夜は明け、陽は昇りはじめた。ラーが万一にも不足が無いよう、この時間にしてくれたのだ。 ……掃討作戦の、始まりだ。 ※※※ ローゼリア 「…さて」 ”黒翼”を生やしたローゼリアは、『色欲の園』の様子を伺っていた。 確かに自分たちの動きは気づかれていない。いないが、予測はしていたようだ。2日前の潜入では確認出来なかったから、ほぼ1日で組み上げたと見ていいだろう。 (結構な仕掛けの数だな…) いつ襲撃されてもいいよう、ある程度対策はされていたらしい。 ローゼリア 「全軍通達。『色欲の園』内に夥しい数の仕掛けを確認した、各々警戒して救助作業に当たる事。もう仕掛ける」 そう伝令を飛ばし、無言で立ち上がった。…この施設は、生かしてはおけない。中の少女達のためにも、『裏月』を妨害するためにも。 ローゼリア 「『黒熾天・断罪之儀-”崩界連環”』ッ!!!!!」 刹那。形容できぬほどの衝撃波が、園を襲った。入口を封鎖していた物は全て消えて無くなり、園の中にもやや被害が出ている。 だが、中にいる少女への被害は皆無だ。既に一度園に潜入している彼女は、全ての救助者がどこにいるかを把握している。その情報は、連れてきた『箱庭』全団員も共有している。 ローゼリア 「全軍に命じる、要救助者を1人残さず五体満足で確保しろ!己の身も含めてだ! この巫山戯た園を、今日この日で虚無に還してくれる!!!!!」 ※※※ その襲撃は唐突だった。入口に仕掛けた備えの全てが、その一撃で残らず吹き飛んだのを見た瞬間。イスフェリアは瞬時に、生き残ることを最優先に変更した。 (まともな立ち回りじゃ、死ぬ…!) 『箱庭』が動くのは、神霊を逃した時点で予想内。だが、よりにもよって筆頭の『黒熾天』が来たのは運が悪いとしか言いようがない。『創世玉の主』を想定していただけに。 『黒熾天』の噂は聞いた事こそあれど、相対するのはこれが初めてだった。…ここまで絶望的な差を感じるのは初めての経験だ。 だけど、彼女とて神霊のはず。なら。 イスフェリア 「兄上!!」 ガラン 《任せとけ、もう撃ち込ん…っ!!?》 イスフェリア 「兄上っ!?」 『神殺し』を撃ち込んだらしいガランの様子が豹変する。恐る恐るローゼリアを確認すると、そこには飄々とした様子で全域を掌握する姿があった。まさか…。 ガラン 《まずいぞ、あいつ『神殺し』が効かねえ》 イスフェリア 「…兄上、戻って私と合流してください。あの子を連れて退きます」 案の定の報告に、一拍考えて。イスフェリアは冷静に撤退を選択した。 ※※※ 園の入口が攻撃されたと同時に、ラーは箱船を園の裏へと急行させた。 そして、園の裏が見えた時。 (出てきた…早い!) 中央で護られている頭領らしき人間と、護衛の人間が3〜4名に加え、ゴーレムと思しき物体が2体。ヴァレンタイン兄妹の姿は見えないので、これぐらいなら何とかなるだろう。 「加速するから、しっかり掴まってろよ!!」 そう言うなり、自由落下レベルの急加速をしてターゲットへ向かう。数秒後約50m離れた位置に着陸すると同時に、リンドウが飛び出した。 護衛が一斉に銃口を向け、ゴーレムがリンドウに照準を合わせる。…が、その場の全員の予想を、リンドウは遥かに上回った。 リンドウ 「『水断之太刀・刹那』」 瞬間、刀では到底届かない距離から、護衛の人間を全て巻き込んで頭領を一刀両断にした。大量の紅血が、辺りに散らばる。 一方で、ゴーレムには何の被害も無かった。照準を合わせた2体がリンドウに襲いかかるが、リンドウはそれを見る事なくあっさりといなす。 その様子を見て、ラーはピンときた。 ラー 「リンドウくん、其奴らのターゲットを集めてくれ!!」 リンドウ 「承知!!」 ラー 「よし、ロマン仮面くん」 ロマン仮面 「”いつもの奴”だな?任せてくれ!」 ラー 「箱舟を出す。それで飛ばすから、勢いでドカンと頼む」 先ほど、リンドウは確かに『全員に向けて』斬撃を放った。では、ゴーレムが傷つかなかったのは何故か。 その答えは、『攻撃時に露出する部分以外の装甲が極端に硬いから』。それも、仮にも武装した人間を容易く一刀両断するような斬撃でさえ無効化するほどの。 しかも露出部分は本体から離れており、潰したところで致命傷になるとは思えない。ならばどうするか。 ラー 「行くぞ、ロマン仮面くん!!!!」 ロマン仮面 「うおおおおおおおおお!!!!」 ロマン仮面の直下から箱舟が出現し、ロマン仮面を前方空高くに『射出した』。リンドウを狙うゴーレムが、それに反応出来る訳はなく。 自由落下の威力も上乗せされた凄絶な一撃が、ゴーレムに直撃する。半端に装甲が硬い分拳が貫通しなかった結果、ゴーレムは攻撃態勢を取ったまま地面に捩じ伏せられた。 そして、ゴーレムは2体。片割れを潰した隙だらけのロマン仮面に、もう一体が襲いかかろうとするが、それを見逃す『粛清』の神霊では無かった。 セクメト 「掻っ捌いてあげるわ…『紅黒之粛清・十三乖断』」 攻撃する事は、弱点を晒す事と同義。セクメトが正確無比にそこを一閃するのと、ロマン仮面が飛び退くのは同時だった。その一拍後、2体のゴーレムは見るも無惨に砕け散った。 アプローチは2つ。硬い装甲を利用し、強烈な打撃で内部を破砕するか、露出部分から内部に干渉するか。ロマン仮面は前者、セクメトは後者であっさりと攻略してのけた。 ラー 「…よし、制圧完了だ」 リンドウ 「我が所業ながら、見事に真っ二つでござるな…それに、殺して良かったものか」 セクメト 「捕まえてどうこうする余裕がローゼリアちゃんに無いと思うわ、ここ全域を味方に当てないよう制圧し続けてる訳だし」 リンドウ 「それもそうでござるな」 ラー 「ローゼリア、裏の始末が終わった!どうすればいい?」 ローゼリア 《了解、例の術者は建物の4階、それも最東端の大部屋にいる!ヴァレンタイン兄妹もそこを目指してるようだ、あまり妨害の手を打てないから急いでくれ!》 ラー 「分かった!!…って事だ、先を急ごう!」 返事より先に、全員が裏口に向かって疾走した。そして、裏口から建物に侵入した一行を待ち受けていたのは…あのゴーレムだった。もう一体、それも建物内にいるのは予想外だ。 ラー 「ちっ…面倒な!」 ロマン仮面 「皆、ここは私に任せてくれ!」 ラー 「ロマン仮面くん!?」 ロマン仮面 「ラーくんもセクメトくんも、リンドウくんも急がねばならんだろう?任せてくれ、ヒーローはいつだって負けやしないのだからな!」 ラー 「…分かった、絶対に無理はするな!!」 セクメト 「申し訳ないけど、頼んだわよ!!」 リンドウ 「かたじけない、某はここで別行動に移るでござる!!御武運を!!」 瞬時の判断で、ロマン仮面以外の3人がゴーレムを無視して奥に向かう。それを狙おうとするゴーレムを、ロマン仮面は横合いから思いっきりぶん殴った。 「おっと、君の相手は私だ!!ロマン道の伝道師マスク・ド・ロマン仮面、推して参るッ!!!」 ※※※ その後、単独行動を取ったリンドウは、施設の地下に向かっていた。ローゼリアから受けた、極秘命令の為に。 そして、地下を突き進んだ先に、目当ての男はいた。男はリンドウを見て、やや驚いた顔をしながら口を開いた。彼こそが裏の長。『神殺し』に関わる研究をしていた、ローゼリアの最大目的。その魔術の腕は相当のものだと、ローゼリアから聞いている。 男 「…ほう?1人か」 リンドウ 「そんなに驚く事でもありますまい。貴殿など某1人で十分、それが我らが団長の意思でござる」 男 「舐めた真似を…ならば死ね」 その一言と共に、彼は部屋の電気を全て落とした。それと同時に、2つの暗器でリンドウに襲いかかる。 まるで来ることが分かっていたような口ぶり。 その事に突っ込みは入れなかった。 襲い来る暗器に対し、集中力を研ぎ澄まして”朧月”を構え…目を瞠った。 リンドウ 「”朧月”…っ!!?」 なぜ、彼は電気を落としたのか。リンドウはここでやっと、その意図に気づいた。朧月は『ほぼ無色』の魔刀であり、完全に光を放たない訳ではない。地下という完全密室では、その僅かな光すら目印として機能する。その状況に持ち込まれたのだ。即ち、『敵からは位置がバレバレ』という事になる。 (くっ…やりにくいでござるな…!) 教官であるホルスとは、『全ての感覚を均等に使え、その情報を全て纏めて判断しろ』と、様々な感覚遮断訓練もしている。しているが、何分日が浅い。 これまで多くを目に頼っていた事を、訓練を始めて思い知った。自分が直感だと思っていたものも、気配の感知も、目が使えなければほとんど出来なかった。 今だって、それは完璧には程遠い。…だが、『やりにくい』だけで済んでいる。繰り出される暗器を捌きながら、リンドウはその事に驚いていた。 向こうもいっぱいいっぱいなのか、繰り出される攻撃はそれほど激しくもない。魔術専門とは思えぬほどには暗器の扱いに慣れているが、逆に言えばそれ止まりだ。如何にやり辛くとも、人間の極限に至る訓練を重ねたリンドウを捉えられる物ではない。 そして、何より。リンドウは暗器を跳ね上げ、フェイントを一度挟んで攻勢に転じた。軽くもう片方の暗器で弾かれるが、リンドウは動じなかった。 (やはりでござる、な。この男もまた…多くを視覚に頼っている!) 独特の挙動をする暗器だからこそ軽く凌いだような感覚を覚えたが、今の一撃はすんでのところまで迫っていた。だから剣跡にフェイントをかけた事により、ギリギリまで追い込めた。男が見える”朧月”を頼りに、こちらの動きを把握しようとしている証左だ。 見えるのは”朧月”だけであり、その微かな光はリンドウそのものまでは照らさない。それを正確に狙える時点で、男が一流の戦闘能力があるのは明白だ。 だが、結局視覚に頼っている以上、”朧月”の光に頼っている以上、『目印が無くなれば混乱を生む』。 十数合の打ち合いの後、リンドウは大きく右に斬り払いながら左に跳んだ。 (ここでござる!) と同時に、『朧月の刃をしまった』。この魔刃は出し消し自由であり、もともと平常時は刃を形成せず十徳ナイフのように使用しているものだ。鞘に収める代わりに、刃を消したと言えば分かりやすいか。 唯一の光源を見失った男が、それを求めて背後を向く。最後に見えた、”朧月”の剣跡とそれから予想出来る動きの通りに。だが、リンドウはすぐに右に跳ね戻った。背後を取られた事に、男は気づいていない。 リンドウ 「『抜刀術・雲贋之新月』ッ!!」 背後からの一閃が、男の体を横薙ぎに通過した。多少ズレていたらしく、恐らく体の半分ぐらいまでを真っ二つにしている。まだ浅い。 怯んだ男の肺に、今度はわずかなズレもなく”朧月”を突き刺した。 男 「がは……っ」 リンドウ 「策士策に溺れる、という奴でござる。我が愛刀に全てを頼ったのが、貴殿の敗因でござるな」 男 「クハハ…そうか。せいぜい勝ち誇って、おくんだな。今に、見ているがいい……貴様等が何を、相手にしようと、しているのか、思い…知れ……」 最後に不穏な呟きを残し、男は事切れた。 彼の腕前は確かなものだった。そして、自分の気配を消す技術は高くない。彼が”朧月”に囚われていなければ、トドメの一撃も躱す事が出来たはずだ。ホルスが『全ての感覚を均等に使え』と言った意味を、リンドウは真に理解した。 …だが、それを差し引いても。リンドウは負ける気がしなかった。拍子抜けするほどに。 リンドウ 「…割と、呆気なかったでござる」 それだけ、自分が強くなったって事なのだろうか。いつだって怒られっぱなしだった、あの弱い自分が。 リンドウ 「姉上に、いい土産話が出来たでござるな」 唯一、あの家で自分の才能を信じた姉に。この話は、最高の土産になるだろう。 リンドウ 「ローゼリア団長、命令対象の抹殺に成功致した。これより先行調査を始めるでござる」 一言、ローゼリアに報告を入れて調査を再開しようとした、その瞬間だった。 部屋中に、凄まじい衝撃が奔ったのだ。 (今のは…地上から?何事でござろうか…) だが、地上には絶対無敵の『箱庭』指揮官がいる。やるべきことは、地上の心配よりも任務の続き。 嫌な予感を無理やり振り払い、リンドウは部屋を捜索しはじめた。 ※※※ ロマン仮面 「ふんっ!!!!!!」 重く鋭い拳が、ゴーレムに突き刺さる。しかし、ゴーレムはビクともしない。 1発で無理なら2発、3発…ロマン志向であると同時に、彼は脳筋であった。 しかし、このゴーレムへ優に20は超えるクリーンヒットを取っているにも関わらず、ダメージを受ける様子はない。流石のロマン仮面も、焦りを感じていた。 ロマン仮面は、このゴーレムの弱点を見破った訳ではない。情報を共有する余裕も無く、なまじ大技によって叩き潰した故に、それが正攻法だと思い込んだロマン仮面は苦戦を強いられていた。その大技も、ゴーレムの攻撃が矢継ぎ早に来るため溜めることさえままならない。 そして、その焦りは隙を生む。攻撃の直前に出来る隙を狙ったつもりが、ロマン仮面は半拍早く飛び込み。 (しまっ……) 攻撃態勢に移り切らなかったゴーレムが、その場で腕を一閃させた。咄嗟に腕で庇うが、強力無比なるパワーで吹っ飛ばされる。 壁近くまで吹っ飛ばされたロマン仮面。何とか体勢を立て直すも、その瞬間見えたのは腕を回しながら突っ込んでくるゴーレムだった。 ロマン仮面 「ぐっ…!!!」 避けられない、間に合わない。だが、立て直したばかりの体勢では防御もままならない。 絶体絶命のピンチに、彼のロマン魂が反応しかけたその瞬間だった。 ??? 《『変形』-”インバイオラビリティ”!!!》 ゴーレムとロマン仮面の間に、黒翼が割り込んだ。手にする巨大な十字盾が、ゴーレムの突進を完全に受け止める。 一切のノックバックも無く突進を止め、すぐさま攻撃態勢に移った。 ??? 《『神器模倣』-”ティルフィング”!!!》 黒翼 「鬱陶しい下がってろ、『バベルストライク』!!!」 追尾の魔剣に変化した十字盾をぶん投げると同時に、黒翼はゴーレムに正拳突きを叩き込んだ。ゴーレムが突進前の位置まで吹っ飛ばされる。 目の前で起きた一連の出来事を、ロマン仮面は呆然と見つめた。…何より、その黒翼には見覚えがあった。 ロマン仮面 「……櫂瑜くん」 櫂瑜 「久しぶりだな、ロマン仮面。どうやらピンチの様だが?」 ロマン仮面 「ああ、大ピンチ”だったよ”」 そう言って、ロマン仮面は立ち上がった。発動しかけたロマン魂は、すっかり落ち着いている。同時に櫂瑜も、投げた魔剣を掴んで二刀に戻した。 櫂瑜 「ロマン仮面、あれを頼む」 ロマン仮面 「君の言うあれか…よし分かった、任せてくれ!!!」 櫂瑜 「時間は稼いでやる。あのガラクタを押し潰すぞ!!」 言うが早いか、櫂瑜が雷速で突っ込んで斬りかかる。視認出来ないほどの高速の乱舞に、ゴーレムは防御態勢を取ったまま全く動けなくなった。その隙に、ロマン仮面は力を溜めた。 『スマホ』…何の略称かは未だはっきりしない、ロマン仮面の必殺技の1つ。この技によって、恐ろしいほどに火力が増幅するのだ。+2桁%とかそんなチャチなものではなく、数倍、十数倍に。そして、もう1つ。 櫂瑜はロマン仮面のチャージ完了を見て、ロマン仮面とは逆側へ距離を取った。当然、ゴーレムの標的は櫂瑜に向く。 櫂瑜 「やれロマン仮面!!お前に合わせる!!!」 ロマン仮面 「うおおおおおおおっ!!!!!!」 その背後から、ロマン仮面が溜めた拳を振りかざした。同時に、櫂瑜も術式を起動する。彼らが共闘した時代の、それぞれの代名詞とも言える技を同時に叩き込んだ。 ロマン仮面 「これが私の、私だけの必殺技!!!!『オリジナル』!!!!!」 櫂瑜 「沈め太陽、我を草木も眠る深更に導け!!!!『The transmitter of midnight』!!!!!」 全力のロマン砲とそれに威力を合わせた魔法攻撃が、ゴーレムを前後から挟み撃ちにする。正確に威力が合わされた事により、ゴーレムはそのまま押し潰され。2人が飛び退くと同時に、大爆発を起こして砕け散った。 爆発が収まると、2人はお互いに駆け寄って固い握手を交わした。 櫂瑜 「相も変わらぬ威力だな、ロマン仮面」 ロマン仮面 「そっちこそ相変わらずの強さだな、櫂瑜くん。お陰で助かったぞ」 櫂瑜 「ヒーローのピンチに助っ人がくるのはお約束、だろ?」 ロマン仮面 「助っ人にしては余りにも頼りになりすぎるな、ハハハ!私の出番が無くなりそうじゃないか!」 櫂瑜 「…ノーコメントだ」 ロマン仮面 「そこは否定して欲しいものだな!…という冗談も程々にして、私はどうすればいいのか分からんのだ。ラーくん達が向かった場所以外に要救助者がいるかも分からん」 櫂瑜 「いや、この施設内に他の子供の存在は感知できない。ラー様たちを追ってく…」 櫂瑜が次の指示を出しかけたその時だった。施設の端の方から、大爆発が起きたのだ。 ロマン仮面 「今のは…ラーくん達が向かった方向か!?」 櫂瑜 「ロマン仮面、俺に掴まれ!!ラー様たちのとこまで飛ぶぞ!!」 櫂瑜の顔には、焦りが浮かんでいた。爆発音が聞こえた瞬間に、櫂瑜は発生源の空間探知を行った…のだが。その結果は、俄かには信じられないものだった。 発生源にいたのは、ラーとセクメトにヴァレンタイン兄妹。それに加え、恐らくは例の術者であろう反応があるはずなのに。代わりに、そこに存在したのは。 (ふざけんな…神霊の反応が、『3つ』だと!?) いるはずのない、いてはならない存在に不安と焦燥を感じながら、2人は現場に直行した。 ※※※ 最上階最東端の大部屋に向かって、全力疾走する。施設中央の階段を一気に駆け上り、ひたすら目的の所までひた走る。そして、目的の部屋まで直線を残すのみとなった時。前方に2人の人影を捉えた。 ラー 「ヴァレンタイン兄妹か…!」 イスフェリア 「兄上!」 ガラン 「わーってる、今度こそ冥府に還りやがれ!」 セクメト 「正面から?舐めた真似してくれるわね!!」 ガランが『神殺し』の銃撃を放つも、セクメトが大鉈で全弾を叩き落とす。数秒後、小競り合いをしながらヴァレンタイン兄妹が部屋に飛び込んだ。そこにいたのは、呆然とするあの術者だった。 ヴァレンタイン兄妹が手を伸ばし、彼女を連れ去ろうとする。が、それを黙って見ている2人ではない。セクメトが部屋へ突っ込む、その後ろから。 ラー 「『ソーラードライブ・アルカヴェーア』ッ!!!」 ラーの放った複数の魔法が、うねりながらヴァレンタイン兄妹を襲う。すんでの所で2人が回避し、魔法が床を穿つ。その衝撃波で、術者と2人が分断された。 その間に、セクメトが割り込む。 セクメト 「やらせないわよ…通れるものなら通って見なさいな!!!」 イスフェリア 「……ッ!!」 ガランが銃を構えるが、セクメトはそれを片目で睨んで制止した。『貴様も逃さない』と言わんばかりに。そうして出来上がった数秒の猶予は、ラーが術者にたどり着くには十分すぎた。 ラー 「君で最後だ、ここから脱出するぞ!!」 叫びながら、術者に手を伸ばす。その手が、術者の肩に触れた瞬間。 《…connected》 突如部屋に響き渡った謎の声。その直後。 辺りが閃光に包まれ、そして大爆発した。 ※※※ 《対象の模倣開始、適合率82%。対象を『神造概念精霊』と判定、概念を『陽光』と推定。キャパシティオーバーにより模倣制限、本術式をセーブモードで起動します。術式『connection with Apollo』、展開》 大爆発に紛れて聞こえてくる声を、ローゼリアは正確に拾っていた。大爆発の影響が撤退中の『箱庭』団員および救助対象たちに及ばないよう、既に防御手段は全域に展開済みだ。だからこそ、普通なら聞こえるはずもないこの声を集中して聞いているのだが。 ローゼリア 「大当たり。君が太陽神アポロンの子供なら、その模倣能力が本来親の力を宿すものだったなら。それに近いラーさんの力を、高精度で模倣する事は…可能だ」 トトに頼んだ、創造神への質問。『第四次元にも、神はいるのか』。その答えは、すぐに本人から直々に返ってきた。『俺と同格に近い形で存在する』、と。そして、同時に『神霊とは厳密には神でない』とも。 (『神造概念精霊』…そういう、ことか) 創造神はまだ何か、隠していることがある。それは薄々感じながらも、それでも十分すぎるほど彼女についても話してくれた。 彼女は太陽神アポロンと人間の間に産まれたハーフ。だが、産まれた彼女は人間を素体に、神の力を宿す非常に不安定な存在だった。故に、アポロンはその力を一時的に取り上げ、いつか大丈夫になった時に返す…そのつもりだったらしい。そこから先を、創造神が語ることは無かった。 (その返還に使う術式が、今暴走しているあの模倣術式。模倣術式に空いていた大穴は、最後の最後に太陽の力を受け入れるための場所であり、そして…受け入れてしまった、と) 創造神の話からすると、本来BUGのような模倣能力も、模倣を様々なものを依代に行使できる能力も、似て非なる力を受け入れる必要もなく、アポロンの手によってのみ動く術式であれば良かったはずだ。だが、現実としてあの模倣術式は、アポロンの力を返還させる物としては、余りにも余計な機能が多すぎる。これから予想されるのは。 (あの術式は改造されている…恐らくは、あの研究者によって。起動させてしまった以上、どんな悪辣な仕掛けが作動してもおかしくない…あの術式を止めなければ) 先ほど、『セーブモードで起動』と声は言った。つまり術式によって術者を殺す気はなく、キャパシティが更にオーバーすれば模倣術式そのものを閉じて術者を守る…はずだ。 これに確証はない。もしかしたら、そのまま術者を呑み込んで殺してしまうかもしれない。…それでも、やる。 ローゼリア 「櫂瑜さん、ロマン仮面くん!時間を稼いでくれ…ラーさんに『エターニティ』をぶつけてもらう!!」 ※※※ 《櫂瑜さん、ロマン仮面くん!時間を稼いでくれ…ラーさんに『エターニティ』をぶつけてもらう!!》 ラーたちと合流した櫂瑜とロマン仮面に、ローゼリアから指示が飛ぶ。その指示を受けて、櫂瑜はセクメトを見た。 櫂瑜 「セクメトさん」 セクメト 「分かってるわよ。ローゼリアちゃん、全員撤退済みかしら!?」 ローゼリア 《こちらは全員の救助と撤退がまもなく終わる、敵も全員の死亡及び撤退を確認した!!すぐ戻って!!》 セクメト 「了解したわよ。あの爆発中に逃げられるとは思わなかったわ…」 爆発が収まった時には、既にヴァレンタイン兄妹の姿は見当たらなかった。爆発を利用して、というよりは爆発から咄嗟に逃れた感じを受けるが、何にせよほぼ無傷で逃した事に変わりはない。 …そして、代わりにそこにいたのは。 ラー 「…とんだ隠し玉だね」 櫂瑜 「なるほど、な…ラー様の『神霊部分を含めた』模倣か」 ラー 「『エターニティ』をぶつけたらどうなる、ローゼリアちゃん!?」 ローゼリア 《恐らく、この模倣が解除される。その子の安否は…やってみないと、分からない》 ラー 「でもそれしかなさそうだね…了解!!」 目の前で立つのは、ラーと全く同じ姿形をした少女。その姿からは、紛れもない神力を感じる。 ローゼリア 《櫂瑜さん気をつけてくれ!あれは単純にラーさんを模倣したものじゃない…太陽神アポロン、創造神と同格の力が混ざってる!『絶対防御概念』も通じない可能性は低くはない!》 櫂瑜 「……何?」 ローゼリア 《説明は後でする!とにかく、今の彼女は私たちより格上だと思って!!》 櫂瑜 「ああ、なるほどな。初めからそう言ってくれればいいのに」 そう言って、櫂瑜は凄絶な笑みを浮かべた。それはまるで獲物を追い詰めた虎の如く、怜悧で鋭い笑み。 圧倒的な戦闘センスと力に、死線を潜り抜け続けて得た膨大な戦闘経験。その全てを持つ櫂瑜にしか持てない、圧倒的余裕。 櫂瑜 「来るぞロマン仮面、まずはお前に任せる」 ロマン仮面 「任された。…威圧感でここまで圧倒されるのは初めてだ、何もしてないのにロマン魂が反応するとは思わなかったぞ」 彼のロマン魂は、一際強く輝いていた。ロマン魂が輝く時、それは大ピンチを意味する。彼のポテンシャルを全開にする、ロマン仮面最後の切り札が、今発動している。 櫂瑜 「馬鹿を言え…ピンチで1番輝くからこそのヒーローだろうが」 ロマン仮面 「その通りだな!ラーくんを護り通すぞ、櫂瑜くん!!」 櫂瑜 「当たり前だ…目にもの見せてやれ、ロマン仮面!!」 そう叫んだ瞬間、櫂瑜が一度後ろに跳躍する。同時に、ラーを模倣した少女が攻撃を始めた。 少女 「『ソーラードライブ・アルカヴェーア』!!!」 全力全開、手心なし。神の一撃と言える魔法に、ロマン仮面は一切の躊躇なく立ち向かう。 向かって来る魔法に、全力の拳を叩き込んだ。 ロマン仮面 「私は負けん!!それが、ヒーローって奴だ…っ!!!!!」 渾身の叫びと共に、神の一撃を叩き潰す。 その光景を見て、櫂瑜は思わず苦笑いした。 (人間の身で神の一撃を相殺か…やっぱり化け物じゃねえか) しかし、少女自体にダメージはない。彼女が第二波を放つ構えを取ると同時に、櫂瑜も迎撃態勢を取った。 櫂瑜 「借りるぞクロエ!!来たれ、紫煌天の白銀鎌!!!」 アルフィー 《『神器模倣』-”トゥルース・ロストレガリム”!!!!》 櫂瑜の手中で、虹雷の双刀が死神の断鎌へと姿を変える。かつて櫂瑜の愛娘が使用し、今も子孫に受け継がれる空間断裂の神器『トゥルース・ロストレガリム』。元々の格で言えばアルフィーすら上回るため、アルフィーでは劣化模倣が限界である…が、それでも神の一撃を断つ程度なら造作もない。 少女 「『陽炎術・火天の波動』!!!!」 櫂瑜 「『断て』、ロストレガリム!!!!」 櫂瑜がロストレガリムを縦に一閃した瞬間、魔法ごと空間を断ち切った。続く横薙ぎの一閃で、魔法は完全に断絶し消滅する。 少女が即座に第三波を放つ構えを取る。櫂瑜はロマン仮面の様子を窺うが、彼はまだ反動から立ち上がれていない。神の全開魔法を生身で叩き返す時点で相当おかしいが、だからと言って反動がそう温いものではなかった。 それを見て、櫂瑜が即座に紫鎌を構える。 少女 「『ソーラードライブ・イグニスフレア』!!!」 櫂瑜 「『紫煌極天・龍虎双舞』!!!」 複数に分かれてこちらを襲う光炎の奔流を、紫色の魔力で編まれた龍と虎が迎え撃つ。大半の魔法が、龍と虎に阻まれ砕け散った。ただ1つだけ、二頭をすり抜けて櫂瑜に向かうが。 櫂瑜 「『断て』、ロストレガリム!!!」 紫鎌が一閃されると同時に、魔法が分断され無有に帰す。 少女は動じることなく、次の魔法を編み始めた。…ただし。 (…次、やばいのが来る!!) その雰囲気は、明らかに異なっていた。ラーには無いはずの『何か』を、櫂瑜は威圧感という形で感じていた。 (ちっ…これは確かに不味いな…) ロマン仮面も復帰出来ておらず、ラーは『エターニティ』の発動準備で何も出来ない。第四波、得体の知れない何かから2人を護りきらねばならない。 櫂瑜 「アルフィー!!」 アルフィー 《了解しました…!『神器起動』-”インディフィニット・アルティマインド”!!!》 櫂瑜の特殊能力『絶対防御概念』…全ての攻撃を自在に受け流せるが、ローゼリアは無効化される恐れがあると言った。これで2人を守るのは、かなり危険を伴う。 …ならば、己の最高火力で迎え撃つのみ。 『虹雷の神器』インディフィニット・アルティマインド。これが、櫂瑜の愛刀アルフィーの正式名称。その神器としての姿…大輪の花が開き、中央の大穴が少女を捉える。その大穴からは、虹色をした雷が漏れ出していた。 《”Sitting heaven”へ『陽光』が適合しました、至陽術式ラインの解放を行います――》 その声と同時に、少女と櫂瑜が同時に構える。 少女 「下天の有象無象よ、我が元に回帰せよ!!『至陽・廨魂』-”トリスメタイス・アポロダイーゼ”!!!」 櫂瑜 「上天墜とせ、虹雷の神器!!『エルスネア・アクルネロ』!!!」 魂すら解す太陽の威光と、虹色の神雷が2人の中間で衝突した。 (相殺しきれない、か!) 少女から放たれた太陽の威光は、神雷を今にも呑み込まんとしていた。…だが、櫂瑜は冷静だった。 (どこまで奥の手が引きずり出されるかは知らんが…この程度!!!) 櫂瑜 「オーバークロック、行けるな!?」 アルフィー 《当然です!!!『エルスネア・アクルネロ』、オーバークロック!!!》 櫂瑜の意思に呼応するように、神雷の出力が跳ね上がる。呑み込まれようとしていた神雷が、今度は逆に威光を吞み込んでいき、遂に爆発した。その衝撃波で、櫂瑜達が立っていた床が水平方向に吹き飛んだ。3人を乗せたまま。 ロマン仮面 「うおっ、床が吹き飛んだぞ…!!!」 ラー 「うわっととと…まずくないか!?」 櫂瑜 「だが向こうも足…場が…っ!!??」 櫂瑜がそう言いかけて、目を見開いた。 その視線の先にあるのは、跳躍する少女と、先ほどよりも強烈な力を感じる大魔法。 (不味いぞ、立て直しが間に合わん!!!) 回避はできる。が、ラーを護るためには受け止めなければならない。そして…受け止められる態勢を整える余裕は、ない。『エルスネア・アクルネロ』も、オーバークロックさせたが故に再発射も間に合わない。 ローゼリア 「不味いっ…間に合え、間に合ってくれ!!!『黒熾天・断罪之儀』――」 櫂瑜 「頼む…止まれ!!!『絶対防御概念』――」 少女 「控えよ、全ては我の恩寵と裁きを受けるべきである!!『至陽・緋天鎚』――」 態勢の整わない3人に対し、少女が大魔法を発動し、ローゼリアと櫂瑜が止めようとアクションを起こそうとした、ほんの一瞬先に。 ロマン仮面 「よし、動ける…ッ!!行くぞッ!!!」 床を蹴り飛ばし、ロマン仮面が天高く飛び上がった。大魔法からラーを護るように。 ローゼリア 「ロマン仮面さん!!?」 櫂瑜 「やめろ…無茶だ!!!人の身で止めるものじゃない!!!」 しかし、制止しても飛び上がってしまったものはどうしようもない。ロマン仮面は口を一文字に締め、襲いかかろうとする目の前の大魔法を見据えていた。 少女 「”オケーニアントス・イデアスフィール”!!!」 直後。太陽神の裁きが、立ちはだかるロマン仮面を襲う。空中ではパンチもキックもロクに撃てず、ロマン仮面は身体で受け止めた。 ロマン仮面 「ぐっ………!!!!!!」 だが、そのまま吹き飛ばされることはなかった。彼のロマン魂が、ロマン魂の与える力が、太陽神の一撃さえ受け止めるほどの出力でロマン仮面を後押しする。 ロマン仮面 「言っただろう…ヒーローはいつだって、負けやしないとっ!!!!!」 その言葉に気圧されたかのように、大魔法が徐々に押し返される。ロマン魂の出力が際限なく上がっていき、それに合わせて大魔法がみるみる後退する。 そして、ついに。 ロマン仮面 「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!」 全身全霊の叫びと共に、大魔法を『投げ返した』。元が己の力であるが故にダメージは軽微だが、投げ返した大魔法により跳躍中の少女の姿勢が乱れる。 一方、力を使い果たしたロマン仮面は気を失ったかのように落下した。 ラー 「ロマン仮面くん!!!」 櫂瑜 「…ッ!!!!!」 それを、櫂瑜が飛び込んで捕まえる。 ロマン仮面 「はっはっは…してやったり、だ……」 櫂瑜 「馬鹿野郎もう喋るな!!!!空間転移――」 重傷のロマン仮面を抱えて、櫂瑜が空間転移で戦場を離脱した。 これで、戦場には少女とラー、そしてローゼリアのみになる。 ローゼリア 「ラーさん、頼んだ!!!」 ラー 「任せとけ!今ようやく溜まったところだ!!」 その声と同時に、ラーも天高く飛び上がる。上空から、己の姿をした少女を見据える。 少女は跳躍中だったこともあり、バランスを崩して着地に失敗していた。咄嗟に上を見上げた少女と目が合った瞬間、少女の目が見開かれた。 ラー 「もう間に合わないぞ…おいたをするのもそこまでだ!!!」 咄嗟に少女が杖で己を庇うような姿勢をとったが、その程度でどうこうするのは不可能だ。『エターニティ』は世界1つを消しかねない、ラーの最強魔法。小細工など何1つ意味を成さない。 ローゼリア 「『絶対防御概念』展開完了!!被害拡大の恐れ無し、行けるよラーさん!!!」 ラー 「OK、任せといてくれ!!!」 ラーの頭上に、凄まじい力が収束する。少女がいくら外の太陽神の力を持っていようと、所詮はセーブモードで放たれたものであり、借り物でしかない。文字通り全力全開の、『陽光』の最強魔法には遠く及ばない。 ラー 「審判を下す…我が輪廻に回帰せよ、さもなくば永久の虚無に沈め!!『エターニティ・オペレーション』!!!!」 それを、一切の躊躇なく少女に叩き込んだ。一瞬で膨大な光と音に呑まれ、姿が見えなくなる。 ローゼリアはその中から、術式の音を正確に拾い上げた。 《Emergency-error code00:キャパシティオーバーが発生しました。術式形態:セーブモード、術者保護ハンドラを起動。余剰負荷処理後”connection with Apollo”を終了します》 耳を澄ませていたローゼリアが、静かに両目を閉じる。 (終わった…これで、彼女は……) その直後。既に天高く昇っている朝日よりも強烈な光を放ちながら、膨大な陽光の力が、轟音と共に天空を貫いた。 新しい設定が解放されました。一部プロフィールの書き換えを実行します――― |
ラー 「LPが全然回復しないな…」 |
? 「よ。…はじめましてか?勝手ながら力を借りさせてもらってたんだ。ありがとな」 |
ラー 「お邪魔しまーす…っと」 |
ラー 「お邪魔しまーす…っと」 |
ラー 「あまり不確定要素は好きじゃないんだな」 |
星の加護よ 星の加護を授けしものよ 《the pendulum of love and hate》 「―――私はハットマン、Mrs.オルドハットマン」 |
ラー(Pn41) 「全て灼いてやるよ。かかってきな!!」 |
ハットマン(Pn41) 「傷つけさせない……、誰も、誰も壊させやしない!」 |
布マン(Pn41) 「……」 |
ノエ(Pn41) 「では、支援を開始します」 |
リーヴィア(Pn41) 「まだまだ見習いだけど、一流の精霊魔導師を目指してがんばりますっ!」 |
ラー(Lv16) 「全て灼いてやるよ。かかってきな!!」 |
ハットマン(Lv16) 「傷つけさせない……、誰も、誰も壊させやしない!」 |
布マン(Lv16) 「……」 |
ノエ(Lv16) 「では、支援を開始します」 |
リーヴィア(Lv16) 「まだまだ見習いだけど、一流の精霊魔導師を目指してがんばりますっ!」 |
(Pn41)*ぱりぽり* |
(Pn41)*ぱりぽり* |
リーヴィア(Pn41) 「あ、美味しい……!キラキラ」 |
ハットマン(Pn41) 「暗闇ほど星の輝を引き立たせてくれるものはあるまい」 |
ハットマン(Pn41) 「 ――――目を閉じて。眩しすぎるから」 |
ハットマン(Pn41) 「 過ぎ去れ、この時よ……、苦しみよ……」 |
ハットマン(Pn41) 「私はハットマン。Mrs.オルドハットマン」 |
(Pn41)*?? ってしている。* |
(Lv16)*?? ってしている。* |
リーヴィア 「ひえっ!(しりもちをつく)」 |
ノエ(Pn41) 「『是を願わば即ち是を損なう』」 |
リーヴィア(Pn41) 「(精霊石と口付けを交わすことで、精霊たちに実体を与える)」 |
リーヴィア(Pn41) 「(ご奉仕することで全員のFPを天元突破させる)」 |
リーヴィア(Pn41) 「混乱って……なんですか?」 |
ピュア(Pn41) 「5つの無知よ、純白を護る盾となれ!」 |
リーヴィア(Pn41) 「発動の仕方、忘れちゃいました……あなたも?」 |
リーヴィア 「あう、避けちゃダメです!」 |
ラー(Pn41) 「我が陽光の前に、万物は伏して崇めるのみ!!」 |
ラー(Pn41) 「賢者よ、我に叡智を授けよ」 |
浪漫第二小隊『煌天』 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ハットマン(Pn41) 「さあ、いよいよですよ。まずは準備体操と行きましょうか」 |
ハットマン(Pn41) 「私を信じて」 |
ハットマン(Pn41) 「心配しないで、星の加護を与えましょう」 |
ハットマン(Pn41) 「いついかなる時でも」 |
ハットマン(Pn41) 「星のある所に私はいるのだから」 |
ハットマン(Pn41) 「あなた達には加護など必要ないでしょう?」 |
布マン(Pn41) 「……!」 |
ハットマン(Pn41) 「始めましょう。さあ、あなたたちのかがやきを見せて!」 |
ブルゴーニュ(Pn41) 「探偵使いの荒いハットマンだなあ。魅せてあげよう、不死身の不死身たる所以を!」 |
ハットマン(Pn41) 「……。」 |
(Lv16)*やったー。* |
ハットマン(Pn41) 「……。」 |
(Pn41)*ふたつめ!* |
布マン(Lv16) 「……!」 |
ハットマン(Lv16) 「始めましょう。さあ、あなたたちのかがやきを見せて!」 |
ハットマン(Lv16) 「……。」 |
ハットマン(Pn41) 「残光だけが残りし戦場の星!」 |
ハットマン(Lv16) 「……。」 |
(Pn41)*やったー。* |
ハットマン(Lv16) 「……。」 |
(Lv16)*ふたつめ!* |
リーヴィア(Pn41) 「絵の具を塗り合う遊びでエイムを鍛えます!」 |
リーヴィア(Pn41) 「水着を買ってきました!これで私もすいすい泳げるようになります!」 |
アイラ(Pn41) 「88星座の加護なのですっ!」 |
リーヴィア(Pn41) 「皆で揃って帰れますように……!」 |
ラー(Pn41) 「揺蕩え神煌、我が恩寵を遍く地に巡らせよ」 |
ラー(Pn41) 「廻れ神煌、我が具現よ。陽光の神の力、思い知るがいい!!!」 |
ラー(Pn41) 「豪胆なる英傑よ、蟻一つ逃さぬ才幹を我に与えよ」 |
リーヴィア 「む〜……(ジト目)」 |
ハットマン(Lv16) 「……。」 |
ハットマン(Pn41) 「うおおおおお!!!」 |
リーヴィア(Pn41) 「いきますっ!」 |
アイラ(Pn41) 「もう一度、だね」 |
ラー(Pn41) 「『四元』に代わり『陽光』が命ず、忌まわしき防壁を撃ち崩せ」 |
ラー(Pn41) 「”特効確認”」 |
ノエ(Lv16) 「(よろめく)」 |
(Pn41)*布は3以上は数えられない。* |
ノエ(Pn41) 「よっつ」 |
ノエ(Pn41) 「無理のない範囲で無理をさせます」 |
リーヴィア(Pn41) 「五回目、いきますっ!」 |
リーヴィア(Pn41) 「混乱した時は……魔導書を読んでお勉強をします!(素数を数える的な意味で)」 |
ラー(Pn41) 「おっと、サンキュー」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
(Pn41)*ありがとうジェスチャーをしている。* |
アイラ(Pn41) 「お任せなのですっ!」 |
リーヴィア(Pn41) 「これで、終わりですっ――!」 |
ハットマン(Pn41) 「うおおおおお!!!」 |
浪漫第二小隊『煌天』 Chain 傷元素魔攻Lv2(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain 全付麻痺Lv1(1) 全起死回生Lv1(2) 傷元素魔攻Lv1(3) |
ハットマン(Lv16) 「……。」 |
リーヴィア(Lv16) 「いきますっ!」 |
布マン(Lv16) 「……!」 |
リーヴィア(Lv16) 「二回目、いきますっ!」 |
(Lv16)*布は3以上は数えられない。* |
リーヴィア(Lv16) 「五回目、いきますっ!」 |
ラー(Lv16) 「おっと、サンキュー」 |
ハットマン(Lv16) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
(Lv16)*ありがとうジェスチャーをしている。* |
アイラ(Lv16) 「お任せなのですっ!」 |
リーヴィア(Lv16) 「これで、終わりですっ――!」 |
ハットマン(Lv16) 「……。」 |
(Pn41)*やったー。* |
(Pn41)*威嚇!* |
ハットマン(Lv16) 「あいたっ!」 |
ノエ(Lv16) 「はい、連携開始します」 |
ラー(Lv16) 「・・・時は来た、始めよう。集約せし叡智よ、鎖と成りて力を示せ!!!」 |
(Lv16)*ふたつめ!* |
ノエ(Lv16) 「続けて行きます」 |
浪漫第二小隊『煌天』 Chain 傷元素魔攻Lv2(1) 列吸魔Lv1(2) 全付麻痺Lv1(3) 全収束Lv1(4) 傷氷水Lv2(5) 全付麻痺Lv1(6) 列治癒Lv2(7) 全均衡Lv1(8) 傷疾風Lv2(9) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain 全収束Lv1(1) 傷氷水Lv2(2) |
浪漫第二小隊『煌天』 Chain 傷元素魔攻Lv2(1) 列吸魔Lv1(2) 全付麻痺Lv1(3) 全収束Lv1(4) 傷氷水Lv2(5) 全付麻痺Lv1(6) 列治癒Lv2(7) 全均衡Lv1(8) 傷疾風Lv2(9) 列治癒活気Lv1(10) 全治癒活気Lv1(11) 傷火炎Lv2(12) 列吸魔Lv2(13) 全治癒活気Lv2(14) 全治癒活気Lv2(15) 傷天光Lv2(16) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain 全収束Lv1(1) 傷氷水Lv2(2) 列吸魔Lv2(3) 全均衡Lv1(4) 傷疾風Lv2(5) 狙傷火炎Lv2(6) 全付麻痺Lv1(7) 全治癒活気Lv1(8) 傷火炎Lv2(9) |
浪漫第二小隊『煌天』 Chain 傷元素魔攻Lv2(1) 列吸魔Lv1(2) 全付麻痺Lv1(3) 全収束Lv1(4) 傷氷水Lv2(5) 全付麻痺Lv1(6) 列治癒Lv2(7) 全均衡Lv1(8) 傷疾風Lv2(9) 列治癒活気Lv1(10) 全治癒活気Lv1(11) 傷火炎Lv2(12) 列吸魔Lv2(13) 全治癒活気Lv2(14) 全治癒活気Lv2(15) 傷天光Lv2(16) 狙傷火炎Lv2(17) 全付猛毒Lv2(18) 鎖力Lv1(19) 列傷火炎Lv2(20) 活気Lv2(21) 列治癒活気Lv2(22) 鎖力Lv2(23) 列傷天光Lv2(24) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain 全収束Lv1(1) 傷氷水Lv2(2) 列吸魔Lv2(3) 全均衡Lv1(4) 傷疾風Lv2(5) 狙傷火炎Lv2(6) 全付麻痺Lv1(7) 全治癒活気Lv1(8) 傷火炎Lv2(9) 活気Lv2(10) 列治癒Lv2(11) 全治癒活気Lv2(12) 傷天光Lv2(13) 列治癒活気Lv1(14) 鎖力Lv1(15) 列傷火炎Lv2(16) |
ハットマン(Lv16) 「……。」 |
ハットマン(Pn41) 「残光だけが残りし戦場の星!」 |
浪漫第二小隊『煌天』 Chain 傷元素魔攻Lv2(1) 列吸魔Lv1(2) 全付麻痺Lv1(3) 全収束Lv1(4) 傷氷水Lv2(5) 全付麻痺Lv1(6) 列治癒Lv2(7) 全均衡Lv1(8) 傷疾風Lv2(9) 列治癒活気Lv1(10) 全治癒活気Lv1(11) 傷火炎Lv2(12) 列吸魔Lv2(13) 全治癒活気Lv2(14) 全治癒活気Lv2(15) 傷天光Lv2(16) 狙傷火炎Lv2(17) 全付猛毒Lv2(18) 鎖力Lv1(19) 列傷火炎Lv2(20) 活気Lv2(21) 列治癒活気Lv2(22) 鎖力Lv2(23) 列傷天光Lv2(24) 列傷天光Lv1(25) 傷元素魔攻Lv3(26) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain 全収束Lv1(1) 傷氷水Lv2(2) 列吸魔Lv2(3) 全均衡Lv1(4) 傷疾風Lv2(5) 狙傷火炎Lv2(6) 全付麻痺Lv1(7) 全治癒活気Lv1(8) 傷火炎Lv2(9) 活気Lv2(10) 列治癒Lv2(11) 全治癒活気Lv2(12) 傷天光Lv2(13) 列治癒活気Lv1(14) 鎖力Lv1(15) 列傷火炎Lv2(16) 全治癒活気Lv2(17) 鎖力Lv2(18) 列傷天光Lv2(19) 全付猛毒Lv2(20) 列傷天光Lv1(21) |
ハットマン(Pn41) 「焼きつけ!そして蝕まれろ、トリックスター!」 |
リーヴィア(Lv16) 「わっ、そこはダメですっ……!」 |
(Lv16)*うれしくなっている。* |
ラー(Pn41) 「・・・時は来た、始めよう。集約せし叡智よ、鎖と成りて力を示せ!!!」 |
ラー(Pn41) 「『四元』に代わり『陽光』が命ず、有象無象を遍く潰せ」 |
(Pn41)*ふたつめ!* |
ノエ(Pn41) 「続けて行きます」 |
リーヴィア(Pn41) 「四回目、いきますっ!」 |
ラー(Pn41) 「水よ狂え、崇めぬ愚者に過酷なる罰を与えよ」 |
(Pn41)*布は3以上は数えられない。* |
ノエ(Pn41) 「ななつ」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
ノエ(Pn41) 「……ええ、まだいけます」 |
リーヴィア(Pn41) 「八回目、いきますっ!」 |
リーヴィア(Pn41) 「精霊さん、力を貸してくださいっ!」 |
ラー(Pn41) 「さて、何処まで耐えれるかな?」 |
ラー(Pn41) 「風よ怒れ、忌み嫌う者に相応の裁きを下せ」 |
ノエ 「続きます」 |
ノエ(Pn41) 「手早く済ませましょう。7秒くらいで」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
ノエ(Pn41) 「……ええ、まだいけます」 |
ノエ(Pn41) 「……ええ、まだいけます」 |
リーヴィア(Pn41) 「九回目、いきますっ!」 |
(Pn41)「アイラちゃん、皆の調子が悪いみたい……」 アイラ 「第三宇宙速度で治癒します!」 |
ラー(Pn41) 「おっと、サンキュー」 |
ラー(Pn41) 「おっと、サンキュー」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
(Pn41)*ありがとうジェスチャーをしている。* |
(Pn41)*ありがとうジェスチャーをしている。* |
アイラ(Pn41) 「お任せなのですっ!」 |
アイラ(Pn41) 「お任せなのですっ!」 |
ラー(Pn41) 「さて、何処まで耐えれるかな?」 |
ラー(Pn41) 「集え陽光、その比類なき灼熱を以て焼き払え」 |
(Pn41)*布は3以上は数えられない。* |
ノエ 「まだまだ行きますよ」 |
ノエ(Pn41) 「いわゆるロンダリングですね」 |
ラー(Pn41) 「おっと、サンキュー」 |
ラー(Pn41) 「おっと、サンキュー」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
(Pn41)*ありがとうジェスチャーをしている。* |
(Pn41)*ありがとうジェスチャーをしている。* |
ノエ(Pn41) 「……ええ、まだいけます」 |
ノエ(Pn41) 「……ええ、まだいけます」 |
リーヴィア(Pn41) 「あ、あのっ、助かりました。ありがとうございますっ!」 |
リーヴィア(Pn41) 「あ、あのっ、助かりました。ありがとうございますっ!」 |
リーヴィア(Pn41) 「九回目、いきますっ!」 |
(Pn41)「精霊よ、極光揺らめく輝きを!」 アイラ 「揺れたあの光のずっと未来、宇宙の果てまで飛び散ったんだ」 |
ラー(Pn41) 「おっと、サンキュー」 |
ラー(Pn41) 「おっと、サンキュー」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
ハットマン(Pn41) 「少々おいたが過ぎましたか」 |
(Pn41)*ありがとうジェスチャーをしている。* |
(Pn41)*ありがとうジェスチャーをしている。* |
アイラ(Pn41) 「お任せなのですっ!」 |
アイラ(Pn41) 「お任せなのですっ!」 |
ラー(Pn41) 「さて、何処まで耐えれるかな?」 |