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-WEEK3-
Smart Diary
フェルゼン寮221号室。
元より持ち込むものなど身のほかには鞄一つに収まる荷物、そして最も大事にしていた石程度しかない少年に、四人部屋の広さにただ一つのベッドを据え付けただけのその部屋はあまりにも広い。
けれど寂しがる様子のひとつも見せず、少年は寝台へ身を横たえる。
その床では靴底に張り付いてやってきた砂粒が、床を落ち着きなくざあざあと滑ってゆく。まるで地を這う低い風の吹きすさぶように。
その音こそはこれまでグレイグが絶え間なく聞いてきた子守唄であり、ただひとり隔離されるようにこの部屋にある理由だった。
グレイグロウ・メイソンがここにいるのはその力があるからだ。
流れゆくものが漏れ出て意図せぬことを及ぼすのならば、それはしかるべき手段をもって制御されなくてはならない。
それが濁流と化してすべてを押し流すよりも前に。
メイソン家は学習という手段でそれを与えようとしていた。自分たちには触れ得ぬ知と力とをもって、それが為されることを願っていた。
グレイグロウ・メイソンがひとりなのはその力があるからだ。
己に触れ得ぬ領域へ生まれながら踏み込んだものへ近づこうとする人間は一握りに過ぎない。
さらに言えば、その領域を認めるものさえ。
故にその理解者は多くにおいて人間ではなかった。
生まれながらその領域にあるものは、かの街においては人間ではなかったというだけだ。
グレイグロウ・メイソンが生きているのはその力があるからだ。
得体の知れぬ、どうして扱えば良いのか自身さえもわからぬ魔性を持つ、正妻の腹から生まれたことだけが確かな子供。もっと穏やかに働くのであれば、力あるいは彼そのものが秘密裏に無きものにされていてもおかしくはなかったもの。
赤子が無力なのは泣き叫ぶほかに手を持たないからだ。その泣き叫ぶ声に応える何物かがあるならば、これほど厄介なものはなかった。それが何であろうとも。
パーティメッセージ
メッセージはありません。
メッセージ
メッセージはありません。
青い鳥メッセージ
メッセージはありません。
参加コミュニティ
参加コミュニティはありません。
アイテム
グレイグはアイテムNo.4 スペルビーンズ(ランダム) を食べた。
スペルビーンズ(ランダム)
……苦い!
回避力/魅力が増加した!
リベルタ先生
「む、貴様の持っているその形状、その色艶……
スペルビーンズか。
我輩も研究の共には欠かせないからな、購入したところだ」
リベルタ先生
「知っているか? スペルビーンズは公表されていないが
100種以上の味があると言われている。
味の偏りがひどいらしいがな」
リベルタ先生
「一度すべての味をまとめて口に入れてみるといい
面白いかもしれないぞ?
我輩はやらんが」
魔法学園の声
ラングリース先生
「やあ、メリーナ先生。
今日もとても美しい笑顔ですね」
メリーナ先生
「あらぁ~、ラングリース先生~
今日もキラキラと~輝いていますねぇ~」
ラングリース先生
「フフッ、貴女の笑顔の輝きには到底及びませんよ。
その滲み出る優しさにどれ程の生徒が癒され救われていることか」
ラングリース先生
「そう……その優しさと包容力の前では、
スペリオルの兵士たちも癒され降伏することでしょう……」
ラングリース先生
「何を隠そうこの私もそのスペリオル出身の一人。
貴女の笑顔と癒しのオーラに心を奪われた者」
メリーナ先生
「あらあら~、ラングリース先生のような~、
素敵な方に言われると~、照れちゃいますねぇ~」
メリーナ先生
「でも~、心を~奪った覚えはないので~お返ししますねぇ~」
ラングリース先生
「おや……返されてしまいましたか」
メリーナ先生
「心を奪われて~、盲目や幻惑になると~、
注意力が低下して~、転びやすくなるから危ないですよ~?」
メリーナ先生
「ラングリース先生も~、お怪我なさらないでくださいねぇ~」
ラングリース先生
「フフ、ありがとう。
メリーナ先生も足元にはお気をつけて」
メリーナ先生
「ありがとうございます~、それではぁ~、
失礼致しますねぇ~」
ラングリース先生
「…………」
ラングリース先生
「中々手ごわいな……」
朝練戦闘
音なき砂塵が舞う
魔法学園の生徒
PNo.637 グレイグロウ・メイソン
PNo.276 ヴィア
ランク戦
生徒No.637
生徒No.788
PNo.637 グレイグロウ・メイソン
PNo.788 シャナ
通常戦闘
音なき砂塵が舞う
遺跡の魔物たち
PNo.637 グレイグロウ・メイソン
VS
遺跡のゴブリン
探索
探索中. . .
グレイグ
はSCを220、TPを12手に入れた。
《使い魔術》
チャーミィちゃん
「ワフワフ!!!
(オレサマの 使い魔術の じゅぎょうをはじめるぞ!)」
チャーミィちゃん
「ワ……ワフ……ワッフ
(まさかとは思うが、使い魔が居ない生徒はいないよな?)」
チャーミィちゃん
「ワンフ、ワンフワンワ
(さて使い魔術だ! 皆おのおの、
さまざまな使い魔を従えていると思う)」
チャーミィちゃん
「ワフ……モッフ……
(見た目やらなにやらは別に決まってないからな……
ミョーな使い魔でもかまわないが……、
ちゃんと使役しておけよ)」
チャーミィちゃん
「ワフ! ワワワ、ワン!
(使い魔は術者自身が前に出るのがニガテでも、
ずずいっと前に出てくれたり、逆に後衛に
なってくれたりもする、とてもたのもしいやつらだ)」
チャーミィちゃん
「ワンキュ……ワキュ
(使い魔たちは術者自身の力にきょうめいして成長する。
例えば術者の体力がつけば使い魔の精神が、
術者が精神を鍛えれば使い魔の体力が上がっていくぞ)」
チャーミィちゃん
「ワフン!! ワッフン!!
(だから全てを使い魔に任せるのではなく、
術者自身もしゅぎょうが必要だ!
たるんでいると、使い魔もたるんでいくからな!)」
・
・
・
チャーミィちゃん
「ワンフ、ワッフワッフ
(だからオレサマは言ってやったね。
ただのホネ程度で釣られる安い男じゃない、と)」
チャーミィちゃん
「ワ……ワ!
(おっと、もうこんな時間だったか!
オレサマは散歩にいかねばならん!)」
チャーミィちゃん
「ワンワ! ワワーン!
(今日はここまで!!
皆ちゃんと使い魔とコミュニケーションをとるんだぞ!)」
《使い魔術》の授業を1回選択!
グレイグ
はMHPが32増加した。
グレイグ
はMMPが11増加した。
グレイグ
はMSPが11増加した。
グレイグ
はMMPが11増加した。
グレイグ
はMSPが11増加した。
グレイグ
は魅力が11増加した。
グレイグ
は魅力が11増加した。
グレイグはウェイトを購入した。(SC-100)
グレイグはヒールを購入した。(SC-100)
グレイグはスペルビーンズ(ランダム)を購入した。(SC-50)
グレイグはエールを購入した。(SC-50)
グレイグはオールヒールを購入した。(SC-50)
グレイグはアイテムNo.3 ウェイトを私有化!
グレイグはアイテムNo.4 ヒールを私有化!
武器 ポケットにいっぱいの石 を 攻撃力強化!
ポケットにいっぱいの石 の 攻撃力 が 18 上がった!(TP-1)
防具 土汚れの目立つ制服 を 回避力強化!
土汚れの目立つ制服 の 回避力 が 7 上がった!(TP-1)
装飾 周囲舞う砂塵 を MMP/MSP強化!
周囲舞う砂塵 の MMP/MSP が 5 上がった!(TP-1)
使い魔 ラダイト の 回避力 が 10 上がった!(TP-1)
目的の決定
次回予告
音なき砂塵が舞う
遺跡の魔物たち
PNo.637 グレイグロウ・メイソン
VS
苔スライム