Secret Sphere
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-WEEK3-

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Smart Diary
牛
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 入学試験……なのかどうか。いきなり学園の用務員さんと戦う羽目になってしまった。
 用務員さんはオークだというけど、私の知るオークーー20年前の大戦争のときまで大陸の西に居たという戦闘民族とはずいぶん様子が違っていた。
 しかしその力(学園長の差し金で抑えられてたけれど)と新入生全員と戦った(戦わされた)タフネスは確かにオークのそれのようだ。
 なんとか勝てたけれど、ここでは元の世界とはどうも魔法の勝手が違って戸惑っている間に何発かいいのをもらってしまった。

 それにしても、あんな人のよさそうな人?にこんな酷なこと(私も参加しておいてなんだけど)をさせるとは……この国もなかなか非人情の世界のようだ。
なんにせよまだこの国、この学園のことは分からないことが多い。油断しないでおこう。
 婆ちゃんの言ってた「青い炎」の魔法ーーその糸口がここで掴めるかもしれない。


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 「あなたは魔法大学に入ったほうがいい。いえ、ぜひそうすべきだわ」

 ー魔法大学に入る。
 思いもしないことだった。

 魔法大学は高名な魔術士たちが集まる場所。入学するには魔法の力や知識だけじゃなく、高価な魔法具や素材を買い集める財力とその基盤となるものーー相応のお金と身分が必要になる。
 私のような田舎の村娘が行けるような場所ではないのだ。
 そんなことはできない、とんでもない、と首を振る私に、「先生」は「何事にも例外はある……例外というだけあってとても珍しいことだけど」と微笑みながら言った。

 魔法大学のあるレイニアを作った大魔女エレクトラ。
彼女は500年前、勇者ーー剣王リュークとともに大陸各地を駆け巡る大冒険を繰り広げた。その故事にならい、冒険者として目覚ましい活躍をした、いわば「叩き上げ」の魔術士を魔法大学に迎え入れる制度があるのだという。
 「どんなに高度で強力な魔法だとしても、実際に誰かの役に立てなければ意味はないわ。使う人の息吹ーー『生命』と『想い』が宿った『生きた魔術』こそ、本当の魔術ーーエレクトラの故事はそう語っているし、私もその通りだと思うの」
 だから各地を巡って色々な魔術士の話を聞き、その魔術を学び、そしてそれを使いながら旅をしているーーそう語る「先生」の言葉は優しく、力強かった。

 「いつか魔法大学に来たら、その時はまたあなたの魔法を見せてね。どんな魔法が使えるようになっているか、楽しみにしているわ」
 数日後、たくさん魔法や大学の話をしてくれた後、「先生」はまた旅立っていった。
それからしばらくかつての日常に戻った……わけもなく、すでに私の心は変わってしまっていた。
 遠い別世界と思っていた場所が、信じられないほど近く、しかもはっきりと見えるようになっていた。このまま甕の中の水のように淀んだままではいられない、そう思うようになった。

 祖母の残した家や仕事に未練はあったけれど、私は旅に出ることにした。
 婆ちゃんもよく「私が居なくなったら好きにしな」と言ってくれてたし。
 持っていくのは婆ちゃんの使っていた帽子と古びた鹿角杖だけ。家の片付けと婆ちゃんのお墓にお別れを済ませ、ひとまずはエルシノアを離れ、近くの都市の冒険者ギルドの門を叩いた。

 冒険者になってからは苦労の連続だった。毎日何かが起こり、知らない場所知らないことに出くわす。
 毎日淡々と、同じことを繰り返していた故郷での暮らしとは大違いだし、身の危険を感じることも多かった。
 でも、大抵のことは覚えていた魔法のおかげでなんとかなった。「先生」の言った通り、私が覚えていた魔法はかなり強かったらしい。
 「先生」が戦いでの破壊魔法の使い方ーー素早く魔力を立ち上げる呼吸法や、連続で唱えても息切れしない詠唱法ーーを教えてくれて、練習させてくれたのも役に立った。
 私のことは街の冒険者の間で噂になり、頼ってくれる人も何人か現れた。腕っぷし自慢ぞろいの冒険者でも、食人鬼(オーガ)を一撃で伸せる者はそうそういない。
 なにより私の力は外の世界でも通用し、誰かの助けになる。ただ生きるために、当たり前のように使っていた魔法が、誰かの役に立っている。
それがとても嬉しかった。
 このまま冒険者を続けていれば、きっと私も魔法大学への入学が許される。その日はそう遠くないと思えた。

 けれど、それまでだった。
 確かに私は冒険者たちに知れ渡ったけれど、でもそれ以上のものにはなれなかった。
 それもそのはず、20年前に終わった「大戦」を最後に大陸では大きな戦乱はなく、そもそも私の住むレイニアはその最前線からも遠い、平穏な「内地」と言われる場所だった。
 せいぜい森から時折現れる害獣や山賊たちの相手が私たちの仕事。それは玄関先の落ち葉を掃くようなもので、特別もてはやされるようなことじゃない。冒険者が人々の畏怖と尊敬を集め、英雄と呼ばれる時代は、とっくに過去のものとなっていたのだ。

 問題は私自身にもあった。
 外に出て魔法のことを私なりに勉強を始めた。だけど、知れば知るほど、知らないこと、分からないことーーその奥深さと広さーーがそれ以上に増えていく。
 そこから先を知るためには、より多くの時間と、高価な魔法書や魔法具が必要だった。
 冒険者の仕事は命をかける仕事だけに、モノによってはいいお金ーー薬を売ってた頃からしたら目玉が飛び出るようなーーになるけど、それでもそれらを買い集めるには足りなかった。むしろ、今持ってる装備の維持費ーー魔法具の維持修理には思いのほかお金が掛かるーーやら何やらで、結局はトントンがいいところだった。
 生活のために日々依頼をこなすのが精一杯で、それ以上のことをする余裕なんて全くなかった。

 理解したのは、選んだ道のりが想像以上に遠く、険しかったことだけ。
 あの時はっきりと見えていた未来が、遠く霞んで見えなくなっていく。
 これじゃ故郷で薬を売っていたときと変わらない。いや、不安や自分への絶望感が頭の片隅を占拠し続けている今の方がなお悪いかもしれない。

 そうして3年が過ぎ、私は16歳になっていた。
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パーティメッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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メッセージ
ワカメ
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PNo.579 五月七日 つむぎ
にメッセージを送った。



PNo.412 コロチロ・モルガテッラ
からのメッセージ:
Icon「…『フランメやきいも』とは?
 私、とっても気になります!」
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青い鳥メッセージ
海老
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PNo.447 レティシア
の青い鳥が手紙を持ってきた。:
Iconレティシア
『え、ええと、気を取り直して……こほん。

これを見ているかもしれない、同じ魔法学園に通う貴方へ。

学園生活はもう慣れたでしょうか。
授業の方も本格的に始まり、これから活発に活動していく事になると思います。
色々と不安があるかもしれないし、迷う事もあるかもしれません。

その時は周りに頼る事をしてみてくださいね』


Icon『あなたが良い学園生活を送れるよう願っています。
それでは、ごきげんよう』

PNo.557 ミュゼット・フィールド
の青い鳥が手紙を持ってきた。:

 青い鳥が、どこかの一コマを切り取ったような動く手紙(動画)を運んできた。

 しばらく流れるノイズの後、
 学園の外でしゃがみ込む一人の少女が映った。




Iconミュゼット
「モグ……モグ……」
Iconミュゼット
「はぁ…………
 ここのところ、草ばっかり食べてるです…………」
Iconミュゼット
「一食だけ学食出るですけど……
 夜はおなか空いたら草しかないですし……
 がまん、がまんです」
Iconミュゼット
「そいえば、花って食べられるのかなぁ……」


Icon




Iconミュゼット
「食べ……られるかなぁ……」


映像はここで途切れていた。


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参加コミュニティ
ワカメ
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参加コミュニティはありません。
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アイテム
ワカメ
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プリムはアイテムNo.5 三色サンドウィッチ を食べた。

三色サンドウィッチ
ベーコン、卵、レタスの三色を楽しめるサンドイッチ。

MHP/MMP/MSPが増加した!
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魔法学園の声
ワカメ
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ソージロー先生
「……おお、里見殿。 お互い精がでますな」

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睦月先生
「ああ、カザミ先生。 お疲れ様です」

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ソージロー先生
「どうですかな、仕事終わりに今宵一献」

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睦月先生
「ふむ……少しならば、お付き合いしよう
 最近帰りが遅い、とドヤされてしまってな……」

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ソージロー先生
「ははは、家庭を築いておられますからな。
 しかし羨ましく思ってしまいますぞ」

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睦月先生
「いや、失礼。
 ……ではいつもの店で良いだろうか」

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ソージロー先生
「うむ、かたじけない。
 異国の地にて、共に酒を交わし、語り合うことが
 出来る者がいるというのは、幸せなことであるな」

Icon
睦月先生
「そう……だな
 生徒たちもそうであると良い」

Icon
ソージロー先生
「うむ、誠に……
 願わくば……皆、無事であるように……」

Icon
睦月先生
「…………ああ」
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朝練戦闘
ワカメ
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ランク戦
ワカメ
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通常戦闘
ワカメ
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魔法学園の生徒遺跡の魔物たち
PNo.520 プリムロゼ・アフ・エルシノアVS苔スライム
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探索
ワカメ
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探索中. . .
プリムはSCを220、TPを12手に入れた。
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《魔武器学》
ワカメ
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Icon
マスク先生
「魔武器学の時間だ、よろしく頼む」

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マスク先生
「武器が無いやつは…………いや、何で居るんだ?
 ……ああ、いやまあ、転科も出来るからな……」

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マスク先生
「さて、と言っても、どこから説明するべきか……
 そうだな……」

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マスク先生
「入学の時に聞かされたと思うが、この世界は、
 スペリオルの世界の侵略者がやってきている」

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マスク先生
「そいつらがまぁ有り体に言えば殴りかかってくる訳だが、
 どういうことか通常の武器ではあまり効果が無い」

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マスク先生
「だが、愛用の武器で戦う方法がある。
 それがこの、スペリオルの住人に攻撃を通す、
 "スペルストーン"を各々の武器に埋め込んで戦うことだ」

Icon
マスク先生
「そうすることで自分自身に魔力が無くても、
 魔法が使える上に武器で攻撃した時に
 攻撃が通るようになる訳だ……」











Icon
マスク先生
「……ん、もうこんな時間なのか」

Icon
マスク先生
「今日はここまでにしておこう
 武器はちゃんと手入れしておけよ」

Icon
マスク先生
「それじゃあな」

《魔武器学》の授業を1回選択!
プリムはMHPが32増加した。
プリムはMHPが33増加した。
プリムはMSPが11増加した。
プリムは魅力が10増加した。
プリムは魅力が11増加した。

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ワカメ
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プリムは火付与を購入した。(SC-100)

プリムは攻撃連鎖化を購入した。(SC-100)

プリムはSSスペルボックスを購入した。(SC-50)
魔開封!
チャージをゲット!

プリムはTGスペルボックスを購入した。(SC-50)
魔開封!
火傷付与をゲット!

プリムはTGスペルボックスを購入した。(SC-50)
魔開封!
闇付与をゲット!

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プリムはアイテムNo.4 チャージを私有化!

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スキルNo.4 ターゲット の命中が 5 増加!
威力が 9 減少!(TP-1)
スペル名が ダブルトリガー に変化!

スペルNo.4 ダブルトリガー をアイテムNo.2 火付与 で調律!(TP-1)
スペルNo.4 ダブルトリガー の属性が 火 に変化!

スペルNo.4 ダブルトリガー をアイテムNo.3 攻撃連鎖化 で調律!(TP-1)

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武器 名もなき鹿角杖 を 命中力強化!
名もなき鹿角杖 の 命中力 が 5 上がった!(TP-1)

防具 村娘の服+ケープ を 回避力強化!
村娘の服+ケープ の 回避力 が 7 上がった!(TP-1)

装飾 おばあちゃんのとんがり帽子 を MMP/MSP強化!
おばあちゃんのとんがり帽子 の MMP/MSP が 4 上がった!(TP-1)

魔法武器 名もなき鹿角杖 の 攻撃力 が 10 上がった!(TP-1)
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目的の決定
ワカメ
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次回予告
ワカメ
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魔法学園の生徒遺跡の魔物たち
PNo.520 プリムロゼ・アフ・エルシノアVS苔スライム
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次回朝練予告
ワカメ
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次回ランク戦予告
蟹
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