密林とは生命の宝庫であり、人間を除いた動物達にとっては最後の楽園といっても過言ではない聖域である。
しかし、そこは人間達にとっては、家畜を襲う獣や疫病をもたらす虫達が集う忌まわしき土地であり、また大木や果実、美しく珍しい鳥達が暮らす宝の山である。

古来より密林には侵略者が絶えず、いつの世も人と動物の間で争いは絶えなかった。
しかし、人間は武器と炎を手に数多の密林を征服し、今や密林と呼ばれる場所はこの世界にほとんどない。
聖域は穢され、楽園は滅び去ったのだ。

そんな時代に生まれ落ちたのがゴリラだった。
通称ゴリラ。本名はウホホ、ウゴッホォー（ドンドンドン）ウホォーウキャー！！（ドンドンドン）。種族はゴリラ。

体格と既知に恵まれ、ヒヒの呪い師からは「このゴリラはきっと世界を大きく変えていく存在」と予言された。
成長した彼は人間達に支配された密林に突如として単身で現れ、次々と解放していく密林海賊となった。
世界は未だ人間が支配し続けるものの、動物達の聖域は徐々に取り戻され、ゴリラは害獣として人間達に指名手配され、多くのハンター達から命を狙われるようになった…（ここまであらすじ）


宿敵、チェリー・ボーイとの死闘から1か月。
行方不明となっていたゴリラは、なんと異世界へと辿り着いていた！
密林とは違う土地、失われたバナナパワー、死闘によって負った深手。
状況は最悪だったが、ゴリラは不敵に笑みを浮かべる！