Infomation | ||
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Diary | ||
俺は悩んだ。 本当に悩んだ、これだけ頭を使ったのはいつ以来だろう。 確か小学生の時に、知恵熱をだしてぶっ倒れた日以来だったような気がするが、確証はない。 召喚士の体調がおかしい、しばらく時間がかかる。 俺は一度帰るべきか…本当に悩んだ。 まだ、七法は極めてはいない。 否、一生極めることはないだろうし、極めたなどと思ってはいけない…思った時点で、進化はなくなるのだから。 まだ師匠には聞きたいことはあるが、そんな俺を師匠は――やめておこう、わかってるんだ、その表情がすべてを物語っているんだ。 いつまでも、頼っていてはいけないということを。 一度、帰ろう。 そして、また戻ってこよう。 この依代は、残しておこう。 例え俺が帰ってこれなくなったとしても、誰かが使ってくれれば、それでいい。 俺は――俺ということに変わりはないのだから。 だから、帰ろう。 そして――――――。 ここで、日記は途切れていた。 彼は、この常闇の世界に戻ってこれたのか? 記録は残っていない、彼が戦う姿はあったという報告はあるが、本当に『彼』なのかは誰にも分らなかった。 |
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Message(Personal) | ||||||||
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依代の記憶保存 | ||||||||
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最終選択 | ||||||||||
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