アレウスの一週間

「うーん……こういう場合、分かっていて挑戦するのが男って奴なのかな……。
分の悪い賭け……というか、負けしか見えない戦のような気もするけれど。」

「量産型カモカイザー……悪夢だね。
死屍累々の戦場が容易に想像出来るよ。
でも、量産することで個々の力が減退していれば……！
いや、減退していたとしても相当強いのに変わりはないか……。」

「星降る極座での戦いは、総力戦と言っても過言では無いくらい過酷だったね。
倒したと思ったら復活させられるわ、『彼女』には攻撃が通じないわで……。
巫女ユミの力が無ければどうなっていたか。
けれど、あれでもまだ勝てないんだよね。控えていた万華鏡の騎士も手出しせず、『彼女』は虚像だったというのに。」

「召喚士さんは一時休戦をするようだけれど、アレウスはどうするんだい？
僕は一度元の世界に戻ろうと思っているんだけど。
もちろん、呼ばれればまた直ぐに帰ってこようと思ってる。

今度『彼女』達と戦う時に、また会える事を願ってるよ。」