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Diary | ||
この2週間というもの、男には地獄のような日々ばかりだった。 戦闘が地獄というわけではない。 未だ駆け出しのため、敵の弱い場所で戦ってるような男に戦闘での危険なんてモノは限りなく少ない。 じゃあ何が地獄なのか? それは日常生活だ。 なにせ今、男の魂が入っている依代は猫女の拳闘士なのだから。 この猫女の体、困ったことにフェロモンというか、肉感というか、色気というか、そういうのが強い。 こんな体に女と全うに話したこともないような男の魂が入っているのだ。 実に困ったことになる。 例えば、世の男たちが朝目覚めてからやることを考えてみよう。 寝ているうちに下腹部に溜まった水分を外に放出するため、ズボンを下ろす。 そこまではいい。 そしていつもの習慣通りに発射口に手をかける。 するとどうだろう? 無いじゃないか! そうするとどうなるか。 発射寸前だった水分は行き場を無くし、暴発する。 そして着ていたモノはベットリと水気を帯びるてしまうというわけだ。 例えば、訓練のことを考えてみよう。 この男は、日課として毎日、腕立て、腹筋、背筋、スクワットを100回ずつほど行っている。 しかし、この体になってからというもの、どうにも上手くこなせない。 いつもなら軽々とやってのけていたのに、今じゃ10回行うだけでも精一杯だ。 何故か? 揺れるのだ。 たゆんたゆんと。 揺れてしまうのだ。 ぼいんぼいんと。 ぷりんぷりんと。 これがものの見事に彼のトレーニングを阻害してくれる。 例えば、一日の汗を流すことを考えてみよう。 ようするに風呂だ。 風呂に入ると言うことは生まれたままの姿になるということだ。 ようするに見えるものは見えるし、見えない部分も見ることができる。 見なければいいじゃないかと思うかも知れないが、それは逆効果だ。 目を瞑り、風呂に入るとしよう。 そうすると、アレだ。よく言うだろう。 目が見えないと、他の部分の感覚が鋭くなるって。 ようはそういうことだ。 男の類稀なる想像力が、妄想力が、煩悩力が、訓練で培われた感覚の鋭さが、総動員されて、訴えかけるのだ。 そんな状況でまともに風呂に入れるだろうか。 そして最後にのぼせあがった彼を待ち受けているのは睡眠だ。 寝るときについついズボンの中に手を突っ込む男性諸氏もいることだろう。 まあ、そういうことだ。 これ以降、言うのは野暮と言うものか。 ------------------------------------------ 悶々とした日々を送る男がひとりそこにいた。 ここ最近、まともに生活できていない。 まともに睡眠が取れていない。 でも、そんな時でも、戦いはやってくるのだ。 ガダ放浪記・異世界変 第8話 「疲れきった男 〜開き直れぬ悲しいサガ〜」 はこの後スグ! |
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今回の滞在 | ||||||
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Message(Personal) | ||||||
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Message(Linkage) | ||
リンケージはありません | ||
召喚士におねがい | ||||||||||||||||||
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レベルアップしました(EXP-50)
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攻略の時間になりました!! | ||||||||
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