『召喚士』からのひとこと(特別編)

エトランジェあらわる
取引メイ
「大変です」
召喚士
「あら？」
戦場アナ
「あれ。どうかしましたか？」
取引メイ
「どうやら『彼女』の方から刺客が送られてきているようです」
戦場アナ
「刺客？」
取引メイ
「はい。通常の敵キャラクターよりも格段に強い敵です。敵パーティーの中にこっそり紛れているようです」
戦場アナ
「ん？　普通よりも強い敵って、けっこう多いじゃないですか。カモノハシとか」
取引メイ
「それすらも超える、本当の強敵です」
取引メイ
「たとえば、こういう姿の敵ですね」
召喚士
「あら、かわいい」
戦場アナ
「猫ですね」
戦場アナ
「うわ、弱そうっ！」
取引メイ
「はい。ですが、これ、エトランジェです」
戦場アナ
「……」
戦場アナ
「……えっと、たしか召喚士さんが呼び出した英雄さんでしたっけ」
召喚士
「そうよ」
戦場アナ
「なんで敵になってるんです？」
召喚士
「……さてね。でも、どうやら実体を得ているみたいね」
取引メイ
「理由はいろいろとあるようですが、とにかく出会った場合は戦闘になります。躊躇せずにこちらを蹴散らして来るでしょう」
戦場アナ
「そうなんですか？　でも、弱そうじゃないですか」
戦場アナ
「えとたしか、エトランジェって、魔法が効かないんでしたよね」
取引メイ
「はい。霧散します」
戦場アナ
「魔法が効かないなら、武器で倒せばいいじゃないですか」
召喚士
「確かにね。でもエトランジェこと『英雄』には、カレイディアの常識が通じないところがあるのよ」
召喚士
「攻撃力が馬鹿みたいに高かったり、倒しても永久に復活したり」
取引メイ
「はい。まあ、絶対無敵というほどの刺客は送られていませんが、大抵のボスよりも強い可能性が高いです」
取引メイ
「また、理由は分かりませんが、お嬢様の部隊は避けて現れるようです。そのため、攻略戦の人数が多ければ、出会いにくいです。現れる数もきわめて少数ではありますね」
戦場アナ
「なるほど。出会った部隊はご愁傷様って感じでしょうか」
召喚士
「そうね」
召喚士
「でもそれだと可哀想だから、もし撃退出来たらボーナスをあげようかしら」
取引メイ
「あまりばらまきすぎないでくださいね」
取引メイ
「エトランジェの敵は防衛戦には登場しないようです。攻略戦に望む場合は、ある程度のリスクを考える必要がありますね」