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Diary | ||
ある朝、クロウ=アルマールがなにか気がかりな夢から目をさますと 自分が寝床の中で一匹の途方もないかものはしに変っているのを発見した。 (どうせいろくでもない、あの無表情娘の仕業か……) 発声はできないらしい。 仕方なくもぞもぞと寝床から這い出し、よたよたとカートを目指す。 平時であれば腰掛ける程度のグリップも、今や手に届かぬ天の星である。 かものはしの体と言うのはなんとも不便なものだ。 短い足で苦心しながら数分、漸く道具を使う事に思い至った。 しかし私はかものはしであって人ではない。 この手は道具を扱うには些か不器用に過ぎた。 全く、かものはしの体と言うのはなんとも不便なものだ。 手段もなく今日はサボろうかと思案していると、背後から抱えられた。 両腕に続くのはメイド服の袖。 ならばその先にあるのはきっとあの無表情だろう。 「遅刻してしまいますよ」 (カートに手が届かんのだ、仕方あるまい。 て言うか、この手でどうやって銃を使えと!) 抗議しても言葉にならず。 仕方なくばたばたと両手を振って抗議の意を表現する。 今になってかものはしの気持ちが分かった気がした。 「あぁ、手が届かないのですか。それならご心配なく」 抱えられたまま運ばれ、カートの荷台に降ろされる。 降ろされた荷台には、見覚えのある端末がつけられていた。 DSである。先週やりこんだドラクエが起動している。 「それで動かせるようにしてあります。では、ご健闘を」 恭しくお辞儀をするメイドにエンジン音で答え、カートは走り出した。 (ひどい有様だな……) 見渡す限り、かものはし。 ここにもそこにもかものはし。かものはしの大軍勢である。 かものはしがかものはしと戦っている。 もはやカオス。戦場は泥沼の地獄と化していた。 (ここまで来ると壮観ではある、が) 旋回し、攻撃ボタンを連打。 カートに備え付けられた火器が火を噴く! (ここまで来ると機動兵器だな……っと!) 飛び掛るコウモリ!平時であれば既に反応不能な間合い。 しかし考えるよりも早く体が動き、反撃。 (動く、体が動くぞ! 全くかものはしの体と言うのは……なんとも便利だな!) |
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今回の滞在 | ||||||
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Message(Personal) | ||||||||
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Message(Linkage) | ||
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不要アイテム引き取り | ||||||||
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レベルアップしました(EXP-180)
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攻略の時間になりました!! | ||||||||
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