Infomation | ||
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Diary | ||
――ここは、どこだ? 俺は当てもなく彷徨っていた。 どうやら『召喚者』とやらに魂だけ呼ばれてきたらしい。 英雄の魂を召喚し、この世界を救えという。 莫迦らしい。全くもって滑稽だ。 俺にそんな力があるのなら、こんな無様な人生を歩んではいなかった。 だが話は一方的に流れ、 暫くこの世界から開放されることは無いようだ。 ――まずはこの世界の住人とコンファインしてください。 それが貴方の器となりますから。 コンファインとは、要するに この世界の住人の体を乗っ取ることらしい。 どうして俺が、この世界とやらを救わねばならない? 当然の疑問を俺は、『召喚者』に投げつけてやった。 すると女は唇に笑みを乗せたまま、一言だけ残した。 ――この世界は、貴方と全く無関係ではありませんよ。 女はそのまま有無を言わさず、俺の前から消えた。 ◆◆◆ 暫く漂った俺は、在る荒れ地にたどりついた。 あてなど無かったが、何故かここに行きついた。 近くに、居る。他人ではない、何かが。 確信があった。 だから俺は、そのまま歩みを進めた。その時。 銃声が、一つ。そして男の悲鳴。 何が起こっているのかと、近くまで寄ってみる。 そこには、口以外を拘束具で縛られた男が一人。 そして、その男に銃を向けている男が一人。 「ほ、本当に、俺は何も知らないんだ!本当だ!!」 「知らない?何をだ? 己の過去か?……それとも、己の罪か?」 銃を持った男は、拘束した男の顎先を蹴とばした。 そのまま倒れる男、そしてもう一方は相手のこめかみに銃口を当てる。 「もう一度だけ聞く。 『魔女裁判』の主犯は誰だ?」 「し、知らない!俺はあの場に居ただけ……」 リボルバーを回した男の口の端が上がる。 「じゃあ、死ね。」 そして引き金が、引かれた。 そのまま倒れていく男を振りかえりもせず、 こちらに向かって来た。 相手に俺が見える筈はないのだが、やはり心理的に身構える。 殺人を終えた男は俺の横を通り過ぎ――そこで止まった。 「待っていたよ――お前は何人目の『カスケード』だ?」 俺は流れていない筈の血が引いていくのを肌で感じた。 ◆◆◆ 「何故俺の名が、カスケードであることを知っている?」 痙攣した唇が、ようやくその言葉だけを絞り出す。 「何のことはない、お前の前にも何人か『カスケード』が訪ねてきたからさ。 それに――。」 男の口が釣り上る。笑っているのだ。 「――俺も、『カスケード』だからな。」 ――どういうことだ!? この男、俺の知らない何を知っている?! 「どうやらお前は何も知らされていないクチらしいな。 まぁ俺が知っているのは、この世界とは違う別世界にも 等価な魂を持った、『カスケード』が複数居るということだけだが。」 コイツは何を言っているんだ? 俺は奴の言っている意味が分からなかった。この時は。 「そんな事はどうでもいい。 お前には俺という依り代が必要なのだろう?……ならば話は簡単だ。」 この男は、事情をどこまで知っている? 俺の頭にふと不安がよぎったが、 話を聞く限りでは、俺に用意された器はこの男で間違いはないだろう。 「俺は止めない。お前も止めない。 ……それでは宜しく、『相棒』。」 |
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今回の滞在 | ||||||
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戦場アナにおねがい | ||||||||||||||||||||
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Message(Personal) | ||||||
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Message(Linkage) | ||
リンケージはありません | ||
Ability Setting | ||
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Lvup | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レベルアップしました(EXP-50)
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攻略の時間になりました!! | ||||||||||||
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