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Diary | ||
「みぎゃー!!ハーーーッ!!!」 パッと聴くだけでは、ただの猫の喧嘩声である。 だが、その声を実際発しているのは、まだあどけない少女であった。 少女といっても、ただの女児ではない。 彼女には白い耳がちょこんと、二又の尻尾がにょろりと生えている。 「はな!それはおもちゃじゃない!」 謙は、少女の首根っこをぐいと引っ張った。 はなが仔猫の姿をしていればそれで大人しくなるのであるが、生憎彼女は今、本来の姿を失っている。 そのため、当然首のリボンが締まってしまう。 「ぐえ」 蛙が潰れたような声をして、慌てて謙は手を離した。 「す、すまん」 「えふ、えふ」 咳き込むはなに、謙はおろおろと謝る。 傍から見れば児童虐待のようであったが、 はなは謙に対して恐怖感は無いし、怒ってもいないというのが事実だ。 「ご主人さま、でもでも、えものちゃーんとしとめたよ!」 「ああ、偉いな。はな」 「えへー」 ため息を吐きながらも、謙ははなの頭をわしわしと撫でてやった。 はなはそれを嫌がることなく、謙に甘える。 〜謙の日記〜 ここ最近、はなと二人で採掘だの訓練だのを行っていた。 が、さっぱりだ。 採掘中、はなが両手で必死に穴を掘っているのだが、その様子が猫トイレとだぶる。複雑な気持ちだ。 今日は実戦だったのだが、その最中にはなの首根っこを思い切り掴んでしまった。 仔猫の時とは勝手が違うため、はなに苦しい思いをさせてしまうことになった。反省する。 それにしても、いきなり沢山の敵が出てきたのには驚いた。 最初はそう強くない奴らばかりだそうだが、しかし一般市民の俺にとっちゃ手強い相手以外のなにものでもない。 ……いや、今は一般市民というにはおこがましいのか。 とはいえ心は一般市民だ。 はなは白い物体を延々と追いかけていたし、先が思いやられるな。 なごむから、そう悪いことではないのだが…。 目の届かないところに行って、怪我されては困る。 そうそう。 先日言っていたはなの服だが、はなの着物を改造したりなんだりで、女の子でも着られるような服にできたと思う。 俺も俺で、死装束だけでは格好がつかないから、いささか改造を加えた。 はなは喜んでくれたようだが…。 着替えさせて、一回転したあとのあのにんまりとした顔が、忘れられない。 あいつ、何を思っていたんだろうか? 単純な喜びの顔とは違うような…。 〜はなの日記〜 きょーはいっぱいあそびました! しろいふわふわ。いっぱい、しろいふわふわ。 はなの目のまえでふわふわしてた。 だからはな、つかまえてご主人さまにいいこいいこしてもらおうとおもいました。 でも、おこられちゃいました。 おこられたけど、ご主人さまはえらいって、ほめてくれました。 だから、はなはうれしかった! あと、ご主人さまがお洋ふくをくれました。 この1しゅう間、ご主人さまががんばって作ったんだって言ってました。 おんなの子みたーい。 ご主人さまはぶっきらぼーなのに、おんなの子みたいです。 |
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今回の滞在 | ||||||
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Message(Personal) | ||||||
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Message(Linkage) | ||
リンケージはありません | ||
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攻略の時間になりました!! | ||||||||
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